生きづらさを感じながらも、毎日を必死に生きる3人の女性の友情を描くドラマ『日曜の夜ぐらいは…』に主演中の清野菜名さん。演じるサチは、母親を車椅子生活にさせたことに責任を感じ、心を閉ざす。

日曜の夜、素敵な友情といろんな形の愛にあふれた作品で、心を温めてください。

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「もっと素直に、その時感じたことを表現できればラクなのにと思うのですが、できないのがサチ。それが、翔子(岸井ゆきの)や若葉(生見愛瑠)という、自分を受け止めてくれる友達の愛によって吹っ切れ、予想もしなかった方向に動くサチの人生を演じながら、改めて友情って素敵だなと感じています」

自身が友達に助けられた経験を尋ねると、高校時代からの親友とのエピソードを語ってくれた。

「彼女とは、高校入学と同時に上京して家族は地元という同じ境遇で、最初に友達になったんです。実は、当時、高校に行けなくなった時期があったのですが、その時に最寄りの駅まで迎えに来てくれたり、すごく心配してくれて、友達のありがたみを感じました。この作品もいろんな人の愛にあふれているので、日曜の夜に見ると心が温まり、また一週間頑張ろうと思ってもらえるのでは」

岸井さんや生見さんとは初共演。3人でストーリーさながら、友情を深めているそう。

「ゆきのさんとは劇団☆新感線の舞台でWキャストをした時にご挨拶させてもらったんですが、舞台に集中していてクールな印象だったのが、この現場ではずっと笑顔。場を明るくさせてくれる素敵な方で、植物の話で意気投合しました。愛瑠ちゃんとは地元が近いこともあって、かわいい妹のよう。ゲームの話で一気に距離が縮まって、仲間を増やそうと、私がやっている『スプラトゥーン』を誕生日にプレゼントしました」

心に染み入る会話劇が持ち味の脚本家・岡田惠和さんが紡ぐ台詞は、「読むのと演じるのとではまるで違うのが面白い」と話す。

「家で台本を読んだ時は淡々と感じた場面も、現場で掛け合うと温かく穏やかな空気がふわっと立ち上るんです。岡田さんらしい独特な台詞が、人間らしい感情を引き出す鍵になっていたことにも気づかされます」

本作で大切にしていることは“等身大”であること。

「最近、漫画から飛び出してきたキャラクターを演じる機会が多かったんですが、今回は岡田惠和さん脚本の完全オリジナルで、リアルな日常を描いた作品。柔軟に対応できるように役を固めすぎず、現場で共演者の方々から“リアル”を受け取って返す意識を大切にしています」

ちなみにその素敵なウルフカットは、役作りの一環?

「これは…、ブリーチで切れ毛が目立つようになったので顔回りの髪を切ったんです。ウルフカットが流行ってラッキーでした(笑)。でも、サチには流行を気にしてほしくないから、劇中では耳にかけているんです。物語が進み、サチに変化が訪れたら、髪を下ろすのもいいかな。そんなことも含めて、私自身がサチのこれからをとても楽しみにしています」

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『日曜の夜ぐらいは…』 辛い境遇でも小さな幸せを見つけながら、何とか耐える女性3人がラジオ番組のバスツアーで出会ったことで、行き詰まっていた人生が動き出す。共演に岡山天音、川村壱馬(THE RAMPAGE)ほか。毎週日曜22:00~、テレビ朝日系列で放送中。

せいの・なな 1994年10月14日生まれ、愛知県出身。今年、第65回ブルーリボン賞助演女優賞、第46回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を相次いで受賞。映画『キングダム 運命の炎』が7月28日公開予定。

トップス¥26,400 パンツ¥35,200(共にIIROT/THE WALL SHOWROOM TEL:03・5774・4001) リング¥34,100(Rieuk info@rieuk.com)

※『anan』2023年5月17日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・下山さつき ヘア&メイク・光野ひとみ インタビュー、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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