スイーツ女王・ぼる塾の田辺も注目! トレンド真っ只中の“お芋スイーツ”7選

2022.11.9
ananトレンド大賞2022“FOOD”。ここでは、素材の味わいと食感を生かしつつ、ルックス自慢のスイーツが百花繚乱な“お芋スイーツ”に注目します。

お芋スイーツ

技術とセンスが光る、温故知新な味わいに進化。

常に注目を集め、特にトレンドの移り変わりが激しいスイーツの世界。そんな今年のトレンドを、芸能界のスイーツ女王こと、ぼる塾の田辺智加さんに聞くと、「ズバリ、お芋スイーツ!」と即答。

「老舗からデパ地下、地方のお店、コンビニまで、時間があればスイーツパトロールを欠かさず行ってきましたが、今年はお芋スイーツの充実ぶりが目立ちました。ここまでブームを呼んでいるのは、食物繊維が豊富でダイエットや便通改善に効果的と健康志向の方の間で広まり、焼き芋や干し芋の需要が高まったことが理由のひとつ。さらに最近のスイーツトレンドに原点回帰の流れが加速し、馴染みのあるスイーツが好まれるようになってきたことも関係しているのかも!」

たしかにここ数年、フルーツスイーツ、ドーナツ、硬めのプリンなど、昔から愛されてきたスイーツが話題を集めている。

「かつては秋の味覚というイメージが強かったサツマイモですが、今は通年バラエティ豊かなお芋スイーツが楽しめるようになりました。それは全国の農家さんの努力もあって、様々な品種のサツマイモが流通するようになったことも大きいと思います。そんな様々な背景から、素朴な味わいや食感を大切にしつつ、新しいエッセンスを加えてブラッシュアップしたお芋スイーツが続々登場しています。たとえば『をかしなお芋 芋をかし 下北沢』は、『大三萬年堂HANARE』が監修するブランドで、繊細な技術から生み出せるルックスと味わいが両立し、新しさを感じます。また福岡の『ミツイモタイム』の『さつま芋チップス』は、のり塩やコンソメなど様々なフレーバーと合わせた新感覚チップス。昔ながらのおやつも美味しく楽しく進化しており、贈り物にも喜ばれるような新しいお芋スイーツが増えている印象です」

お芋スイーツ好きが高じて、田辺さんはサツマイモの栽培を行っているそう。

「シルクスイート、紅はるか、安納芋などのサツマイモを福岡で栽培しています。収穫したらお菓子を作る予定なので、ここで紹介した専門店に負けないくらい美味しいお芋スイーツを作りたいです!」

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1、進化系和スイーツブランド『大三萬年堂HANARE』が監修する、契約農家の完熟サツマイモを使用した進化系芋スイーツブランド。をかしなお芋の枯山水“芋庭”¥3,000は、曲げわっぱにわらび餅を敷き詰め、福井県産とみつ糖蜜芋、軽やかなクリームを重ね、紫芋のモンブランクリームで砂紋を表現。さらに糖蜜焼き芋を景石に見立て、細部まで趣向を凝らした作り。(をかしなお芋 芋をかし 下北沢)https://imowokashi.base.shop/

2、九州を拠点に店舗を展開する芋スイーツ専門店の人気商品は、九州産の唐芋をじっくり揚げて、様々なフレーバーと合わせた、カリカリ食感のさつま芋チップス各¥380。のり塩、塩、コンソメ、ガーリック、醤油バター、カレー、チーズ、バーベキュー、プレーン、シュガーの全10種。オンラインで購入可。(ミツイモタイム)https://mitsuimotime.base.shop/

3、麻布十番にオープンした熟成焼き芋とかき氷のお店。冷やし熟成焼き芋1本¥400は、無農薬のサツマイモを3か月以上熟成させてから、低温でじっくり焼き上げ甘さを最大限に引き出した糖度50%の濃厚な焼き芋。半解凍で食べると、シャリシャリとした新食感が楽しめる。(望月 TEL:050・3155・2247)

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4、百貨店の催事などで人気を集め、都内にショップを続々オープンしている『生スイートポテト専門店 OIMO』。バタークリームサンド1個¥400は、クリーミーな生スイートポテトペーストと、サツマイモ入りホイップバタークリーム、アーモンドダイスを、キャラメリゼした256層のパイ生地でサンド。サクサク&クリーミーな食感が心地よい。東京ギフトパレット店、三軒茶屋店、二子玉川店の店舗のほか、オンラインで購入可。(生スイートポテト専門店 OIMO)https://www.oimo.online/

5、帝国ホテル 東京のホテルショップ『ガルガンチュワ』がこの秋贈る季節限定スイーツは、石焼き芋そっくりに仕上げたSATSUMAIMO¥1,700。じっくりとローストして甘みを引き出した焼き芋を、サツマイモクリームで包み込み、チョコレートでコーティングした遊び心あふれる一品。※11月末までの限定。(ホテルショップ ガルガンチュワ TEL:03・3539・8086)

6、チョコレートアーティストの澤田明男さんが手掛けるスイーツブランド。THE potato¥3,000は、鹿児島県種子島産の安納芋を使用したピラミッド型のスイートポテト。2種類の味が楽しめ、まろやかな酸味のチーズクリームと、バニラ香るクリーミーなカスタードクリームをそれぞれ忍ばせた計7粒。オンラインは予約殺到で入手困難だが、自由が丘の店舗では予約購入可。(THE LAB TOKYO)https://the-chocola.com/

7、今年4月に、サツマイモを使った新感覚スイーツをテーマにオープンした専門店。選び抜いたサツマイモを厳選した菜種油でカリッと揚げて、ハチミツをまとわせた生芋けんぴ エシレバター¥1,300。贅沢にトッピングされた角切りエシレバターに生芋けんぴをつけて食べると、上品なコクと甘じょっぱさが口いっぱいに広がる。銀座の店舗のほか、オンラインで購入可。(銀座 芋山)https://ginzaimoyama.com/

田辺智加さん 女性お笑いカルテット「ぼる塾」のメンバー。芸能界きってのスイーツ好きとして知られる。著書に『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』(小社刊)。

※『anan』2022年11月16日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・鈴木恵美 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)