江原啓之に聞く“パワースポット”Q&A 念が強すぎ…要注意な場所は?

2021.9.20
パワースポットに関するQ&Aの数々。今さら聞けない素朴な疑問からディープな疑問に至るまで、江原啓之さんが教えてくれました!
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Q. 写真やや絵だけでも力をお借りすることはできますか。

A. もちろんエナジーを受け取れます。
もちろん、それは可能です。むしろ、何も感じないとしたら、パワーダウンしているサイン。本当にエナジーがある場所を切り取ったものなら、そこにパワーがこもっているものだからです。ご朱印やお守りを見ても同様に感じ取れるはず。

ただし、巷によくある開運・赤富士の絵など、ご利益を求める邪心が透けて見えるものからは、受け取れません。

Q. パワースポットのエナジーはいつも一定なのでしょうか。

A. エナジーは枯れなくても、受け取れる量は受け取り手次第です。
パワースポット自体のエナジーは一定で、変わらないでしょう。違いが出ることがあるとしたら、それは行く側の問題。つまり、受け取り手の「器」によります。「一升のマスには、一升の水しか入らない」のです。

感謝や畏敬の念を持たずに参拝する人は、当然、その器ではエナジーを受け止めきれないでしょう。パワースポットやスピリチュアルスポットに行って、まったく変化が起きなかったなら、まず自分の器を見直す必要がありそう。

Q. パワー負けすることってありますか?

A. 集まる人の念にあてられることはあります。
基本的にパワーが強すぎて負けるということはないでしょう。ただ、例外があるとしたら、スピリチュアルスポットの場合。「ご利益が欲しい」という自己中心的な思いを持った人が集まる場所は注意。そこに渦巻く欲得の念にあたってしまうことはありえます。

神様のエナジーそのものに善し悪しがあるわけではなく、あくまでもそこに行く側の念の問題。私自身も実際、「欲の念が強すぎて行けないな」と感じてしまう場所があります。

Q. パワースポットは都会にもありますか。

A. 公園や植物を探してみてください。
土地にエナジーが宿っているかどうかというのが、パワースポットの条件でしたね。それに当てはめて考えて。

土が残っているところ、川辺など、自然のエナジーを感じる場所は、都会にもあります。そういう意味では近くの公園もパワースポットになりえますし、観葉植物を置けば、あなたの家や職場だって、パワースポットとなるでしょう。都会暮らしほど自然と離れるため、エナジーが枯渇しやすいので、身近なパワースポット探しを大切に。

Q. パワースポットのような人、物というのも存在しますか?

A. あります。あなた自身もパワースポットになれるのです。
たとえば、あなたのお母さんがあなたのためにいつも手料理を作って元気づけてくれているなら、その存在自体が「パワースポット」といえますね。それに加え、お母さんがご先祖様を大切にし、お墓参りをしたり、あなたのことを想って祈っていたり、あなたに人生にまつわる教訓を教えたりしてくれているなら、「スピリチュアルスポット」でもあります。

あなた自身もそうなれますし、人に限らず、「物」にも同様のエナジーが。

えはら・ひろゆき スピリチュアリスト、オペラ歌手。ロングセラーの『江原啓之神紀行』シリーズや『今、いくべき聖地』(共に小社刊)などで、長くパワースポットやスピリチュアル・スポットについて説いてきた。

※『anan』2021年9月22日号より。写真・小川朋央 文・湯川久未

(by anan編集部)