1日3分で! 「くびれ」のための“手のひら返し”で肩甲骨を刺激

2021.6.24
女性らしいボディライン、キュッと締まったウエストを手に入れるには、意外にも背中を鍛えることが大切と言うヨガクリエイターのayaさん。そのためには“手のひら返し”が有効だそう。簡単で毎日続けられるポーズから選んでトライ。

油断しがちな背中にこそ“痩せスイッチ”が宿る。

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くびれを手に入れるためには、腹筋などでお腹を鍛えるのが効率的だと考えがち。しかし、実は背中を鍛えることこそが、メリハリボディを手に入れる最短ルートだという。

「背中には大きな筋肉が存在し、その筋肉を使わずにいると、ボディラインが崩れてしまいます。しかし、日常生活で背中を使えている人はごくわずかなんです」とヨガクリエイターのayaさん。そこで、“手のひら返し”で肩甲骨を刺激し、背中を目覚めさせることが重要となる。

「肩甲骨まわりには、脂肪を燃えやすくする細胞(褐色脂肪細胞)が多く存在。刺激を与えることで細胞を活性化させ、代謝を上げることができます。また、肩甲骨に柔軟性が生まれると、肋骨が引き上がり、姿勢が改善され、くびれが出現。健康的で美しい体に近づくことができますよ。“手のひら返し”は、毎日行うことが大切。毎日続ければ、年齢問わず、必ず体は変わってくれます」

なぜ背中を鍛えるとくびれる?

肋骨の位置が正され、代謝も上がるから。
くびれ作りで重要なのは、肋骨から腰までの距離を長くしてくびれるすき間を作ること。「背中が丸まった状態では肋骨の位置も下がり寸胴な体に。背中を鍛えることで肋骨が正しい位置に戻りくびれが出現します。また肩甲骨まわりの褐色脂肪細胞が刺激され代謝もアップ」

手のひらを返すのはどうして?

普段使わない筋肉を手のひら返しで呼び覚ます。
手のひらを返す動作は、日常生活ではほぼ行わない。「この動作を行わないと、内側の筋肉は衰えていき、退化してしまいます。そこで、親指を意識してしっかりと胸を開くことで、衰えていた内側の筋肉を刺激。背中だけでなく、わきのリンパにもアプローチできます」

体にうれしい効果がたくさん!

不調が改善されるうえ、脂肪が落ちやすくなる。
「背中を鍛えると、巻き肩が改善されて姿勢がよくなり、首や肩のコリから解放されます。また、骨盤の歪みも正されていくので、反り腰や腰痛などの不調改善にも。さらに、血流がよくなり、代謝が上がることで全身の脂肪燃焼を促進し、落ちにくい二の腕や脇腹の肉もすっきり」

“手のひら返し”基本のポーズ こんにちは体操(10回×3セット)。

手のひら返しをしながら、太陽に向かって「こんにちは!」と挨拶するように、胸を大きく開く動作。肩甲骨をしっかりと寄せることで背中が刺激され、全身のめぐりがよくなるのを実感できる。二の腕痩せにも効果あり!

Exercise

1.足を肩幅に開き、力を抜いてまっすぐ立つ。息を鼻から吐きながら手を体の前に自然に下ろし、脱力した状態に。
2.鼻から息を吸いながら、親指から手のひらを返し、腕を後ろに引く。肩甲骨をグッと寄せ胸を開き「こんにちは!」と言うイメージで。親指はできるだけ外側に。反動を使わず、無理のないところまで開こう。

肩を寄せて効果がアップ! ちはちは体操(10回×3セット)

「こんにちは体操」に慣れてきたら、さらに負荷を上げた「ちはちは体操」にトライ。肩と肩をグッと寄せるイメージで、パタパタと腕を動かそう。こちらも10 回×3セット行って。

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「こんにちは体操」の胸を開いた状態からスタート。そこからさらに肩甲骨をグッと寄せて、両手の甲をくっつけるイメージでパタパタと腕を動かそう。肩が上がらないように注意。テンポよく、リズミカルに行おう。

ayaさん ヨガクリエイター、ヨガスタジオ「Syaraaya代官山」主宰。オリジナルメソッドは、「必ず変われる」と定評あり。著書に『一気にくびれる ayayoga背中革命』(主婦の友社)など。

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※『anan』2021年6月30日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・高取篤史(SPEC) 取材、文・澤 薫

(by anan編集部)