この5月に全編英語詞シングルのダンスチューン「Butter」をリリースしたばかりのBTS。公開からたった4日でMVのYouTube再生回数は2億回を突破した。これは彼らにとっても自己新の記録だ。さらにオリコン週間ストリーミングランキング(6月7日付)で2週連続1位を獲得し、週間再生数は史上最高となる3113万回に、また4作目となるビルボード1位も記録した。昨年リリースの「Dynamite」はビルボード“Hot 100”で計3週1位となり初のグラミー賞ノミネートも経験するなどすでに世界規模で活躍している彼らではあるが、まだまだその躍進はとどまることを知らないのだと感じさせる。

BTSと日本の強い結びつきを感じるベストアルバム。

bts1

そんな中、この度日本でリリースされるのが『BTS,THE BEST』だ。2017年からの4年半の間に日本でリリースした作品を網羅した全23曲入りのベストアルバムとなっている。ARMY(BTSのファンの総称)たちにとっては当然知っていることかもしれないが、彼らは日本語曲をとても大事にしてくれている、ということに改めて気づかされる一枚だ。

BTSに“沼落ち”して驚くことは恐ろしいほどたくさんあると思うが、日本語で歌うことへの熱心な彼らの取り組みもそのひとつだろう。2013年に韓国でデビューし、その翌年シングル「NO MORE DREAM」で日本デビュー。以降、日本語版アルバムを意欲的に制作し、「DNA」「Boy With Luv」などヒットタイトルをはじめ常に楽曲を韓国語、日本語両方で届けてくれている。また本アルバムにも収録されている「Film out」をはじめ日本オリジナル曲の多さと一曲一曲のクオリティの高さも密接な関係を知る大事なポイントだ。Back numberとのコラボレーションも話題を呼んだ「Filmout」は、「Dynamite」以降「Life Goes On」に続くシングルナンバー。「Life Goes On」は韓国語曲として初の全米1位を獲得したが、その次にリリースしたのが日本語曲だったというのも、名実ともに世界的アーティストになった彼らが、それでも日本のリスナーの存在を重要視している証左だろう。結果、この曲は“Hot 100”で1963年の坂本九「SUKIYAKI」以来の日本語楽曲ランクインという快挙をもたらした。

今回、収録の日本オリジナル曲は「Stay Gold」「Your eyes tell」「Crystal Snow」など全7曲。これらの曲はいずれも本人たちも制作に携わった名曲が揃っている。ベストでこれまでの軌跡を振り返り、どんなに離れても会えない今であっても、耳に届く“言葉”でたくさんの愛すべきメッセージをまっすぐに伝えてくれていることを感じてほしい。

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「血、汗、涙」から「DNA」「Boy With Luv」などシングル曲を中心に全23曲収録。「Film out」初収録のほか大ヒットソング「Dynamite」も収録。『BTS, THE BEST』【通常盤(2CD)】¥2,970(Def Jam Recordings)

ビーティーエス 左からRM、JUNG KOOK、J-HOPE、V、JIMIN、SUGA、JINの7人組ボーイズグループ。「Film out」はback numberの清水依与吏が楽曲提供し、JUNG KOOKとコラボレーション制作。6月13日に結成8周年を迎え、記念のオンラインライブも開催された。©BIGHIT MUSIC Photo by BIGHIT MUSIC

※『anan』2021年6月23日号より。文・梅原加奈

(by anan編集部)

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