劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』はこう楽しむ! 5つのポイントを紹介
世代だけでなく、今や国境を超えて愛される『名探偵コナン』の世界。主要キャラを解説しつつ、『緋色の弾丸』の見どころもチェック。
POINT1 主人公であるコナンは小学生。でも本当の姿は、17歳の高校生探偵!
主人公の江戸川コナンの正体は、頭脳明晰な高校生探偵。〈黒ずくめの組織〉の取引を目撃したことで、口封じのために毒薬〈APTX4869〉を飲まされてしまい、その結果、今の姿&名前に。そんなコナンが元の正体を隠しながら、さまざまな難事件を解決していく物語。原作のマンガは’94年にスタート。全世界累計発行は2億3000万冊以上!
主人公・コナン
子供らしく振る舞うときと、大人びた態度をとるとき。そのギャップがキュート。現在は蘭の父・毛利小五郎が営む探偵事務所に居候中。ちゃんと小学校にも通ってます!
工藤新一
世界的推理作家の父、元女優の母の間に生まれたイケメン高校生。サッカーは全国レベル、推理力は大人顔負け。コナンになって以降、基本的には姿は現さず、連絡は声のみ。
毛利 蘭
新一の幼馴染みであり、めでたく彼女になった同級生の蘭。空手が得意で、関東大会で優勝経験も。なかなか姿を現さず、電話でしか連絡をくれない新一を一途に想い続ける。
POINT2 まるでジェットコースター! ハラハラのスピード感やアクションに鳥肌。
劇場版の大きな魅力といえば派手なアクション! ハリウッド映画をも凌ぐといわれる迫力で、これまでもたくさんの爆破やバトルが描かれてきました。今回ももちろん、そこは大いに期待してください! アニメだからこその驚きのアクションは、さすがコナンシリーズ。息を呑む、あるいは口があんぐりと開く瞬間が何度も訪れます。
POINT3 大人も子供もみな考察。緊張が走る本格サイエンス・サスペンス。
30分のテレビアニメも、劇場版も、「これ、本当に子供向け?!」と疑いたくなるほど、奥深いミステリーとおもしろい謎解きを提供してくれるコナンシリーズ。複雑に構築され、あちこちに伏線が隠されたストーリーは、推理小説好きの大人も舌を巻くほど。今回はそこに科学知識も加わり、ますます難解に! 一度で理解できるかな…?
POINT4 本物と創造のハイブリッド芸術。ご当地再現度の高さとオリジナルの共演にも注目!
劇場版ごとに、舞台になる街のご当地感も見どころの一つ。実在の建物や街並みの緻密な再現度には、毎作驚かされます。前作はシンガポールの描写が話題になりました。実在の街並みと、物語オリジナルの建物がミックスされた世界を、コナンなどキャラクターが疾走! それだけでワクワク。今回は東京と名古屋を中心に物語が展開。
POINT5 孤高のブレーン、赤井秀一とその仮の姿・沖矢昴が登場。
コナンの世界では1位2位を争う色男の赤井秀一。現FBI捜査官で狙撃の名手。〈黒ずくめの組織〉への潜入捜査も経験しており、その際のコードネームは〈ライ〉。ミステリアスさでも群を抜いており、そこが女性ファンを引きつける秘密かも。特技はブルース・リーでおなじみの截拳道(ジークンドー)、好物はタバコとバーボン。大人!!
『名探偵コナン 緋色の弾丸』 4年に一度の祭典〈WSG〉が開かれる東京。開会式にはリニアの開通も。スポンサーを集めたパーティで企業のトップが相次いで拉致される。コナンの推理により、15年前米国で起きた拉致事件との関連性が浮かび上がり…。原作/青山剛昌 監督/永岡智佳 脚本/櫻井武晴 音楽/大野克夫 主題歌/「永遠の不在証明」東京事変 ©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。作画監督・須藤昌朋 レイアウト・山本泰一郎 原画・かわむらあきお 仕上げ・藤原優実 背景・福島孝喜(石垣プロダクション)
(by anan編集部)