岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「TATTOO」です。
Okazaki

みなさんもご存じかと思いますが、日本でもタトゥーを入れているミュージシャンの方はけっこう多いです。僕のミュージシャン仲間でも入れている人がたくさんいます。だから、僕にとってはけっこう普通のことで、タトゥーに対してなにか特別な感情があるかというと、特にはありません。まず、マイナスな印象はないですね。日本では、どうしても反社会的なイメージがあり、ポジティブに受け止められることが少ないと思います。温泉やプールに入れなかったりとか、不自由な思いをすることも多い。でも、僕は信念を持って入れているのであれば、「いいのでは」と思います。逆に、タトゥー文化への理解の低さ、疎さのほうが気になります。タトゥーって、高校球児が、自分がかぶっているキャップのツバの内側に“感謝”って書くような、そんなものだと思うんですよね。忘れたくない言葉とか、人とか、思いとか、そういう大切に思っているものを体に刻むというのは、別に悪いことではないかなと思います。パーソナルな問題なので、個人個人の判断でそこはやればいいと思います。

ただ、こと自分が入れるかというとそこはまだわかりません。なぜなら僕は、痛いのがとにかくイヤだからです。痛いのはどうしても耐えられない。タトゥーは痛みに耐えてこそ、みたいな部分もあるかと思いますが、僕にはそういう根性論みたいなものは、必要ないです。痛いのは単純にイヤです。痛くないタトゥーが開発されるとか、麻酔をしてからタトゥーを入れることができるとか、そういう感じにならないと僕はタトゥーを入れることができないと思います。もし、今入れたとしても痛みに耐えきれず途中でやめてしまって、残念な結果に終わりそうです。

まあ、そんなわけで実際にはなかなか難しいと思いますが、もし僕が入れるとしたら何がいいかと考えると、祖父の名前とか入れておきたいですね。昨年、僕の祖父が亡くなりました。ずっと実家で同居していた祖父。僕にとっては、父親代わりのような大切な存在でした。そんな祖父のことを忘れないために、体に名前を刻みたい。海外のサッカー選手でも、子どもや家族の名前を腕とかに入れている。そういうイメージです。でも、やっぱり痛いのには耐えられないので…心の中に思い出を刻んでおくだけにしたいと思います。

おかざきたいいく 『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)、『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日、『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』(NHK Eテレ 毎週火曜22:50~)にレギュラー出演中。

※『anan』2021年3月10日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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