新生・渋谷パルコに『AKIRA』再び! 注目アーティスト河村康輔とタッグ

2019.11.21
2017年5月~2019年8月、改装中の渋谷パルコの囲いを彩る美術演出として、漫画家・大友克洋の代表作『AKIRA』の世界観を表現してきたアートウォール。この外壁が11月22日にオープンする新生・渋谷パルコ内のミュージアム&ギャラリーにて、オープニングエキシビションとして復活する。『AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION』だ。

渋谷パルコにAKIRAが再び。

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アートウォールを手掛けたのはアーティスト・河村康輔。新作を発表すれば瞬く間に売れていく注目のアーティストである彼は、過去にも大友作品を用いて展覧会を開催。大友氏自身とも旧知の間柄で、互いの作品をリスペクトするからこそ実現するものだ。今回の展示では、時間とともにダメージを受けたアートウォールを工事現場から発掘し、再び巨大な作品にコラージュした。

新装されたパルコの4階に誕生した「PARCO MUSEUM TOKYO」では、この作品に加えて、マンガやアニメの貴重な原画や連載当時のポスター、作品中に登場するオブジェの再現などを展示。また地下1階の「GALLERY X」には、巨大立体物のインスタレーションが登場する。どちらの展示も「AKIRAのテーマ」でおなじみのパフォーマンス集団・山城組の音楽が鳴り響く中で鑑賞することができる。

さらに今回、空間演出を手掛けるのはグラフィックアーティストYOSHIROTTENが率いるクリエイティブスタジオ「YAR」。昨今、アパレルブランドなど国内外の様々な企業から注目される集団だけに、研ぎ澄まされた感性が引き起こす化学変化も見どころだ。

写真:渋谷の街で、金田と鉄雄にもう一度会える! 作品の舞台と同じく“2020年を目前に控えた東京”に出現した外壁アート。2017年から約2年間、渋谷パルコの外壁に施されたもの。

ここでしか入手できない限定グッズも多数登場。

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記念書籍『AKIRA ART OF WALL 4冊組蛇腹ブック』をはじめ、『READYMADE』『NEXUSVII.』などアパレルブランドとコラボしたTシャツやパーカなど限定品も多数販売される。

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おおとも・かつひろ 1954年生まれ。漫画家、映画監督。代表作『童夢』ほか多数。映画『AKIRA』では国内外で高い評価を獲得した。

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かわむら・こうすけ 1979年生まれ。グラフィックデザイナー、コラージュアーティスト、アートディレクターとして広告や装丁も手掛ける。

『AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION』 PARCO MUSEUM TOKYO 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 4F 11月22日(金)~12月16日(月)10時~21時(入場は閉場の30分前まで) GALLERY X(B1) 11月22日(金)~12月8日(日)11時~21時(両会場とも最終日は18時閉場) 一般1000円ほか。http://art.parco.jp

※『anan』2019年11月27日号より。文・山田貴美子 ©MASH・ROOM/KODANSHA ©Kosuke Kawamura ©AKIRA ART OF WALL EXHIBITION

(by anan編集部)

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