小林麻利子の美人の作り方 vol.25便秘!

2014.10.19

いまや女性の2人に1人は悩んでいると言われる便秘。排便が毎日ないと、お腹の張りだけでなく、お肌のくすみや倦怠感が否めません。そんな便秘を改善する方法を考えていきます。

こんにちは、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子です。この連載『美人の作り方』では、“美しさを自分で手作りする”ために、みなさんが抱えがちなカラダの不調を改善し、美しく仕上げるためのメソッドを、エクササイズやヨガを取り入れながら紹介していきます。

本日は、

アンアン総研•体の不調の悩みランキング　6位『便秘！』

を解決します！

いまや女性の2人に1人は悩んでいると言われる便秘。排便が毎日ないと、お腹の張りだけでなく、お肌のくすみや倦怠感が否めません。便秘とは、排便回数が少なかったり、排便後に残留感かある場合を便秘と言います。便秘には大きく分けて4つの種類がありますが、それらが重なって起こることが多いです。

便秘の4つの原因

⑴食事性便秘
繊維の少ない偏った食事や少食で、腸壁に刺激が起こりにくいため起こります。

⑵習慣性便秘
便意を何度も抑制することで、直腸の感受性が低下し、便が送られてきても直腸が収縮しにくく、便意が起こりにくくなります。

⑶弛緩性便秘
腹部や背部の筋力不足から、大腸の運動の鈍化に繋がり便秘に繋がります。

⑷痙攣性便秘
自律神経のバランスの乱れから、結腸に痙攣が起こり便の通過が妨げられる。下痢と交互に起こることもあります。

原因別それぞれの解決法とは？

１　食事性便秘　解決法

食事性便秘の方は食物繊維の多い野菜や果物を必要量摂取されていないことが考えられます。食物繊維は、体内の水分を吸収し、腸の運動を活発化させるので、便秘解消に効果的です。1日に必要な野菜は、350gですので、これを3食で割って、1食あたり120gほどの野菜を目安に摂ると良いでしょう。

しかし、朝食は時間がないから野菜ゼロ、昼食は外食のため野菜不足（例えば50gほどの摂取）となる方がとても多いです。朝と昼の野菜の量が少ないと、それだけ夜野菜を食べなければならないこととなりますが、野菜を夜だけで残り300g摂取するのはあまりにも大変です。野菜300gをピーマンに例えると約9個、小松菜でいうと約6束という計算になります。これは大変！　なので、できる限り1食につき120gは摂取できるよう、工夫しましょう！

２　習慣性便秘　解決法

女性に多い、習慣性便秘。忙しさのせいで便意をこらえていませんか？　我慢せずに、出すことが大切です！　職場だと恥ずかしい、と感じる方も多いと思いますが、便秘は直腸の感受性の低下に繋がるので、少しでも便意を感じたらお手洗いに行きましょう。また、忙しさが原因であることも多いので、朝にトイレタイムの時間を作るなど、時間に余裕のある行動を行いましょう。

３　弛緩性便秘　解決法

弛緩性便秘は,、腹筋や背筋の筋力不足、つまりは運動不足が主な原因です。なので、定期的な美容筋トレを行いましょう！悩みランキング12位「くびれがない！」もご参考にしてください。

４　痙攣性便秘　解決法

自律神経の乱れにより、痙攣性便秘になる方が多いです。朝8時までに太陽の光を浴び、昼間に適度な運動で体温を上昇させ、夜は仕事のことは忘れて、電子機器からも離れてリラックスして過ごしましょう。交感神経と副交感神経の分泌を妨げない生活を続けると良いですよ。悩みランキング、10位「めまいがする！」と8位「寝つきが悪い！」もご参考に！