1時間前にアレするだけ!…「寝つきを良くする」簡単なコト #8

マンガ・文 崎田ミナ — 2019.9.26
どんなに忙しくても、不規則な生活になっても、毎日やってくる睡眠時間。いい眠りとわるい眠りの差って、なに……? 「起きたときから疲れてる」という作者・崎田ミナが一念発起! 東京・疲労睡眠クリニック院長の梶本修身先生に話をうかがい、快眠に導くルーティーンに挑戦します。

【がんばらない!体メンテ】vol. 8

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「質のわるい睡眠サイン12」にいくつも引っかかった作者。


前回はこちらをどうぞ。
https://ananweb.jp/column/karadamente/250049/

1番ツライのは「寝起きがメチャクチャ疲れている」こと! 

マンガの締め切り期間になると、なにもかもめんどくさくなり(風呂に入らずベッドに直行)→(ベッドの上で心ゆくまでスマホ三昧)→(眠れず夜更かし)→(たまに寝酒)という「わかっちゃいるけどやめられない」悪循環を繰り返してしまうのです……。


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「質の良い睡眠」をとるための方法はたくさんあります。日光の浴び方、日中の短時間の昼寝や食べ物etc……。でもいきなり全部は試すのはタイヘン! そこでまずは、超簡単「寝る前・3つのルーティーン」

(1)リラックス風呂

(2)1時間さよならスマホ!

(3)脱力ストレッチ

で【寝つきを良くする】ことを目標に実践開始! 毎日続けていくことで「これから眠りますよ~」と脳にクセづける効果も狙います!


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熱すぎるお湯に入ると「交感神経」の働きが高まって、体が覚醒状態になってしまうそう。どうしても熱風呂派の人は“のぼせ”に気をつけて、イラストと同じ半身浴を10分までがオススメ。飲酒した場合、シャワーのみが安全で良いそうです。


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もちろんスマホだけでなく、パソコンやタブレット・ゲームも。


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ちなみに「筋トレ」は筋肉も神経も頑張るので「交感神経」が活発になってしまいます。寝る前には、ゆっくりしたストレッチが良いそう。


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作者は「お風呂」→「ストレッチ」→「スマホなしのボーッとする時間」の順で過ごしました。お風呂の後は、足が冷えないようにレッグウォーマーを履いていました(くつ下だと眠るための体温の放熱ができないので、深く眠りにくくなるそう)。

寝るまでの1時間、なるべく“リフレッシュ感”や“強い刺激”を入れないように、単純でカンタンだけど「力が抜けること」を重ねていきました。私はお風呂の後に白湯を飲むことで、より眠りやすくなりましたよ〜!

今回の実践で確かな効果を感じ、課題もみつけました。もっと快適な睡眠ライフを目指して改善していきたいと思いますー!

次回のテーマは「運動」。運動しない夫Kが「お尻まわり・ほぐしライフ」を実践していきます。

お楽しみに……!


前回の、質の悪い睡眠チェックはこちら
「すぐ眠れる」はダメ!…肥満のもと!?「質の悪い睡眠」12のサイン #7

体メンテ連載一覧はこちらから。
https://ananweb.jp/column/karadamente/

Information

監修プロフィール

梶本修身(かじもと・おさみ)
医学博士。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。東京疲労・睡眠クリニック院長。1962年生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修了。
2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。ニンテンドーDS『アタマスキャン』をプログラムして「脳年齢」ブームを起こす。
著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)などがある。「ホンマでっか!?TV」「世界一受けたい授業」「ためしてガッテン」など、テレビでも活躍中。

作者プロフィール

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崎田ミナ(さきた・みな)
イラストレーター、漫画家。1978年 群馬県生まれ。ヨガ通いによって、長年のうつ病を克服。
著書に、シリーズ累計35万部のベストセラー『自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ』『自律神経どこでもリセット!も~っとずぼらヨガ』(飛鳥新社)、16万部突破の『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』(MdN)。

【Twitter】@sakitamina
【HP】http://sakitamina.tumblr.com

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