イケメン声優・小野賢章「顔が真っ赤になります (笑) 」酒豪伝説の真相を明かす
「落ち着いて観ることができる作品です」
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 162
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』など、働くことをテーマに、日々奮闘するキャラクターを描いてきた、P.A.WORKSによる“お仕事シリーズ”。
そんな“お仕事シリーズ”最新作の舞台となったのは、世界でも注目されているジャパニーズウイスキーの蒸留所。主人公は、先代である父亡きあと、実家の駒田蒸留所を継いだ若き女性社長・駒田琉生。
彼女は、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった、家族の絆とも呼べる幻のウイスキーKOMAの復活を目指し、奮闘していました。
そこに、やりたいことが見出せず職を転々としてきたニュースサイトの記者・高橋光太郎が取材にやってきて…。若者たちの仕事への取組みを描く青春群像と、家族の物語という普遍的なテーマを持ち合わせた作品となっています。
ーー出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
小野さん これまでP.A.WORKSさんの作品に出演したことがなかったので、光栄でした。普段は戦ったり、時代が違ったりする役が多いので、今回のように現代でリアルな職業に就いている役を演じることができたことも、うれしかったです。
ーー役作りで心がけたところは?
小野さん 脚本に、光太郎がいろんな方々と関わっていくなかで成長し、仕事への向き合い方が変わっていく過程が丁寧に描かれていました。僕のほうで何か用意したり、大きくキャラ付けをしたりせず、流れに身を任せて演じれば、光太郎になれると思いました。
ーー光太郎に共感したところはありましたか?
小野さん たくさんありました。例えば、人がいなくなったときにボヤいたり、ウイスキーに関わっていくうちに「ウイスキーを頼んでみようか」とふと思いついたり、彼の考えや受け答えの仕方はとても人間らしくて共感できました。
ーー吉原監督が公式サイトに「2人の主人公の仕事への向き合い方を通して、本当に好きな事を見つける為の、手がかりとなる作品になればと思っています」とコメントされていました。小野さんが現在のお仕事を好きだと気付いたのはいつですか?
小野さん 僕はこの仕事を辞めたいと思ったことは一度もないし、ほかの仕事に就こうと考えたこともありません。この仕事で生きていく、これ以外は考えられないという状況でした。そういうことを考えると、やっぱりこの仕事が好きだったんだろう、僕の天職だったんだろうなと思います。
ーー完成した本編をご覧になって、どう思いましたか?
小野さん 落ち着いて観ることができる作品です。ウイスキーが題材ということもあり、ウイスキーを飲みながら、心地よい気分で安心して楽しめるところが魅力だと思います。
ーー本作の公式サイトに、小野さんは「観た後はきっと、いつもよりお酒が美味しく感じるはずです」とコメントされていました。お酒はお好きですか?
小野さん お酒に弱いので、普段はあまり飲みません。この作品の冒頭にウイスキーをそそぐシーンがあるんです。美しい映像のなか、ウイスキーをそそぐトクトクトクという音、氷がぶつかる音などが聞こえ、このシーンを観ているうちにウイスキーが魅力的に見え、とても飲みたくなりました。
本作にはウイスキーを作る方々の想いが描かれています。その想いを知る前と知った後では、ウイスキーの味が違ってくると思います。
ーー最後に、本作の見どころを教えてください。
小野さん いろんな世代の方々に観ていただきたいです。特に仕事で悩んでいる方にはぜひ観ていただきたいです。仕事をする意味やどこにやりがいを感じるのか、メッセージ性のある作品となっていますので、観て感じていただきたいです。
この作品からは、僕たちが普段生活しているなかではなかなか入ってこない、ウイスキーにまつわるたくさんの情報を知ることができます。この作品をきっかけに、ウイスキーに目を向けていただき、ウイスキー業界に良い影響を与えていけたら、うれしいです。
インタビューのこぼれ話
お酒が弱いと語っていた小野さん。酔ったらどうなる!? 「お友達とご飯に行ったり、打ち上げに行ったりしたときにハイボールやビールを飲みます。お酒に酔うと顔がすごく真っ赤になり、眠くなります。でも人にからむことはないので、無害です(笑)。なぜか、酒豪だと誤解されることが多いのですが、お酒に弱いことを打ち明けると、無理に飲まされることはなく、これまで過ごしてきました」(小野さん)。
Information
映画『駒田蒸留所へようこそ』
11月10日(金)より、全国公開
声の出演:早見沙織、小野賢章、内田真礼、細谷佳正、堀内賢雄、井上喜久子、中村悠一
原作:KOMA復活を願う会
監督:吉原正行
脚本:木澤行人、中本宗応
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:DMM.com
配給:ギャガ
©2023 KOMA復活を願う会/DMM.com
公式サイト:https://gaga.ne.jp/welcome-komada/
写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・DAN(kelemmi) ヘアメイク・齋藤将志
衣装協力:ジャケット ¥52,800(SEVEN BY SEVEN/問い合わせ先 https://seven-by-seven.com/)、シャツ ¥35,200(ATTACHMENT/Sakas PR 03-6447-2762)、パンツ ¥25,300(BARNSTORMER/HEMT PR 03-6721-0882)