「お互い初体験です…!」処女&童貞カップルの初エッチ心得と「行為より大切なこと」

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2024.8.19
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、人生初の彼氏ができたという18歳女性。処女と童貞同士で、旅行先で初エッチの約束をしているそうですが…。ふたりが大切にするべきことって? 初エッチの心得とは? 佑雪さんがズバリ回答してくれます!

お悩み:「処女&童貞の初体験にアドバイスお願いします」

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【クラブ佑雪】vol. 358


今春、大学に入学して、すぐに人生初の彼氏ができました。彼も私が人生初の彼女だそうで、この前、彼の誕生日にキスをしましたが、まだ処女と童貞同士です。今度、2人で旅行に行くことになり、そこでしようねと約束をしています。そんな私たちにアドバイスをいただけると嬉しいです!

(くろねこ 18歳未婚 大学生)

「行為より大切なことをお伝えしますね」

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一番楽しいときですね! 処女&童貞でお付き合いできる時期って、人生で本当に少ないですし、なかにはそういう経験をしないまま今生を終える人もたくさんいるので、今を大事にしてくださいね! まずはそれが一番です。

まず、お二人は今の時点でとても素晴らしいと思います。最近ようやく“性的同意”ということが言われるようになってきましたが、まだまだ、お互いにそういう話をちゃんとしないままに、どちらかが仕掛けてトラブルになるケースもたくさんあります。

性的に未熟だと人間としても未熟なことが多く、性について話し合う、しかも、まだそういう関係にもなっていない時期に話し合うことについて、抵抗があることも多いでしょう。そんななか、前もって話し合えていることそのものが素敵です。また、お互いの経験値を正直に(きっと、そうだと推察しております)伝え合っているのもいいところ。未経験であることが恥ずかしくて言えてなかったりすると、いざ本番で「え、どういうこと?」ってなったり、期待値の大きさから「そんなはずじゃなかった」ってなって、気持ちが落ち込んで、そのまま一気にお別れというカップルだって少なくないですからね。

そこまで話ができているなら、本番でもお互いを思いやれるでしょうから、わたくしからそんなにお伝えすることはありません。妊娠したくないなら、避妊は絶対。それからマナーとして清潔に。あとは場所を間違えなければ…ってくらいですかね?

もう一歩、踏み込んで申し上げるとすれば、触れられたときの快・不快についてはちゃんとお伝えするといいと思います。その箇所は合ってるけれども、タッチが強すぎるとか。爪切ってないんじゃないの? とか。タッチの塩梅はいいけれど、場所が5mmズレてるよ、とか。そういうことを、彼にちゃんと的確にわかるように、なおかつ、傷つけないよう、敬意をもって伝えることですかね。もしかしたら、実技よりこういうコミュニケーションの方が大事かもしれません。

じゃないと、不快なのにお相手に気を遣って「き、気持ちいい」って嘘をついてると、彼の経験値も上がらないし、そればっかりやられてると段々、行為がイヤになっていきますからね。で、それって、その瞬間だけ我慢すればいいって話じゃなく、人生そのものすら左右することになりうるので、今のうちから“不快を伝える”練習かつ本番に取り組んでおきましょう。あとは愛があれば、大丈夫! ということですので、夏の初体験、エンジョイなさってくださいね。


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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。


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