角 佑宇子

これはみっともない…人気のプリーツスカート「簡単お手入れ法」

2019.4.21
人気が続くプリーツスカート。ほど良くフェミニンで、ほど良くきちんと感が生まれるので、カジュアルなアイテムやライダースジャケットなどハードめなアイテムとも合わせやすく、すごく使い勝手が良いです。しかし、そのいっぽうでお洗濯に気を使わなくてはいけないのが少々面倒……。プリーツが取れてしまったり、長時間座っていると変なシワができたり。少しケアが必要になりますよね。そこで今回は、そんなプリーツスカートの正しいお手入れ方法についてご紹介します。

お洗濯方法

pleatsskirt1

プリーツスカートには、お洗濯できるものとできないものがあるので、まずはお手持ちの服の洗濯表示を確認しましょう。通常のプリーツスカートであれば、オシャレ洗いやドライコースであれば洗濯機に入れても大丈夫なものが多いです。

しかし、なかには繊細な素材を使用していたり、高級な素材を利用している、複雑なデザイン性などのあるお洋服もあり、そうしたものは基本的に手洗いもしくは、クリーニング対応なのでご注意を。ここでは、洗濯できるプリーツスカートの正しいお洗濯方法をご紹介します。

1:プリーツスカートを裏返して裏地を表にします
2:スカートは縦に3つ折して半分にたたみ、洗濯ネットへ
3:ドライコースがあれば、ドライコースを選択
4:脱水は30秒を限度に、すぐにストップをかける
5:ヒダが崩れるのを防止するため筒状になるように干す

ちなみに洗濯表示は2016年に新たに改定されていますのでご確認をお忘れなく! 洗濯用の表示はすべて水の入った桶のマークになり、書かれてある数字は設定温度の最大温度です。40と書かれてあれば、40度以下の水またはお湯で洗ってください。

また、桶の下にある下線は洗濯の強弱を表しており、下線が多いほど弱めに優しく洗うという見方になっているのでこちらもチェックしておきましょう。

シワの取り方

pleatsskirt2

シワの取り方ですが、アイロンを直接当ててしまうとプリーツにさらなるシワを作ってしまうので気をつけましょう。基本はスチーマーでスチームをかけてシワを伸ばしていきます。それでも取れなかった場合、スカートをキレイに平置きした上に当て布(アイロンの熱を服に直接かけないための布)をかけて、気になるシワを部分的に伸ばすと、服が傷まずにキレイにな仕上がりになります。

ただしシルクや、レーヨンなど繊細な素材が使われたプリーツは熱を与えると縮みの原因になるので、洗濯時と同様にまずは表示を確認することを絶対に忘れないでください。私がいつも行なう流れとしては、まずはスチーマーをかけて全体のシワを取り、それでも残った頑固なシワや折り目が消えちゃった部分に関してのみアイロンをかけるようにしています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

また、ヒダのシワ加工が取れかかった場合は、アイロンで癖づけをすると元に戻ります。取れかかっているヒダの裾をクリップで止めて当て布の上から少しずつアイロンでプレスするとクセづけされやすくなるので試してみてくださいね。

お手入れが苦手な人にオススメのプリーツスカート

プリーツの基本的なお手入れについてご紹介しましたが、それでも洗濯ネットに入れたり、脱水時間に意識をおいたりと少し面倒な部分がありますよね。

とくにアイロンのかけ方はデリケート。できるだけお手入れに手間取らないプリーツスカートが良いのでしたら、個人的には厚地のアコーディオンプリーツスカートをオススメします。生地がチノ素材やウールと厚めであればヒダ加工が取れにくく、シワもスチーマーで直しやすいという利点があるからです。

薄くて柔らかいプリーツスカートは上品で素敵ですが、薄手素材なぶんアイロンがかけづらいという一面もあるので、お手入れも考えうえでご自身にマッチしたプリーツスカートを取り入れてくださいね。慣れれば、簡単にお手入れができるのでぜひ試してみて!