「あなたより私は上」と言わんばかりのマウントにうんざり…30代女性がいら立ちを覚えたママ友の「余計なひと言」

文・菜花明芽 — 2024.9.16
子どもの手前、ママ友付き合いにはとても気を遣いますね。良い関係を築こうと思っていても、理不尽なマウントを取られ、堪忍袋の緒が切れることも多々あるようです。今回は“30代女性がいら立ちを覚えたママ友の「余計なひと言」”をご紹介します。
ママ友 怒り エピソード

隣の部屋が空いているからあなたも移って来れば? 今のアパート手狭でしょ

「子どもが同じ幼稚園に通うママ友の話です。彼女と私は歳が近いということもあり、立場が似ているせいか事あるごとに比較されます。その日も『タワーマンションに引っ越すことになったの』と一方的に自慢話を聞かされることに。

さらに彼女は『隣の部屋が空いているからあなたも移って来れば? 今のアパート手狭でしょ』と私を見下した発言をしたのです。その場で『うちはとても無理だよ』と答えたものの、明らかに『あなたより私は上』と言わんばかりのマウントにうんざり。

彼女はこういう人だと割り切って付き合っていたけれどさすがに限界を感じて…。どうにも我慢できないので、こちらから一定の距離を置くことにしました」(楓・仮名/33歳)

何かにつけて気持ちを逆なでする人っていますね。その発言に悪意を感じたら、相手に嫌気がさすのも当然のことです。自分の身を守るためにも、今一度お付き合いの仕方を見直してみましょう。

一人っ子はかわいそうだよ、うちみたいに子どもは多い方がいいよ

「産婦人科の母親学級で初めてママ友ができました。私自身妊活の末やっと子どもを授かったのですが、彼女はまだ29歳と若く、今回生まれた子を合わせて3人の育児をしていて。

歳の差はあるけれど、親しくしていた彼女に『一人っ子はかわいそうだよ、うちみたいに子どもは多い方がいいよ』と突然嫌味を言われたのです。もう年齢的に子どもを授かるのは難しいと言わなくてもわかるはずなのに…。

すぐに『子どもについての考え方は人それぞれだから、うちはこのままでいいよ』と軽く反撃。悪気はなかったようだけど、彼女の発言を許すことはできず。徐々にフェードアウトすることで、お付き合いをやめようと思います」(麻里子・仮名/39歳)

たとえ相手に悪気がなくても、こちらが嫌な気持ちになったのなら、それは皮肉と言えるのではないでしょうか。難があると思ったら、早めに人間関係を清算するのもひとつの手です。

うちの子は成績優秀だから、この前先生に賞状をもらったの! お宅の子はいつ表彰されるの?

「子どもが同じ塾に通っているママ友の話です。そこでは成績順にクラス分けをするのですが、私たちの子どもは同じ組になることが多くて。成績にそれほど差がないものの、彼女は何かと子どものことでマウントを取ってくるのです。

その日も『うちの子は成績優秀だから、この前先生に賞状をもらったの! お宅の子はいつ表彰されるの?』とニヤニヤしながら話しかけてきたのですが…。実はうちの子の方がひと足早く『成績優秀者』として表彰されていたけれど、能ある鷹は爪を隠すで彼女には伝えておらず。

私は『さあ、いつになるかな』とサラッと受け流して…彼女と同じ土俵に立ちたくない気持ちから、今後はママ友付き合いを控えることにしました」(優菜・仮名/32歳)

子どもに共通点があると比較材料にされることが多いようですね。まともに相手をすると疲れるので、今回のようにスルースキルを身につけておくと、自然とイライラしなくなるでしょう。

以上、“30代女性がいら立ちを覚えたママ友の「余計なひと言」”でした。

子どもを一番に考えるがゆえに、ママ友付き合いに悩む人は多いのではないでしょうか。ただ、無理をしても良いことはないので、相手にある程度自分の気持ちを伝えることも大事です。付かず離れずの距離感で程よいコミュニケーションを取りましょう。


©9nong/Adobe