義母が子作りに干渉してくる…うんざりした妻が起こした「怒りの反撃」

文・菜花明芽 — 2023.2.26
「嫁姑問題」という言葉があるように、その関係に悩む人は多いのではないでしょうか。トラブルにならぬよう何があっても我慢しようと考えていても、義母のあまりの言葉に反撃せずにはいられないこともあるようです。そこで今回は“妻が思わず反撃した義母の「腹の立つひと言」”をご紹介します。

昔、息子が着ていたんだけど…孫にどうかと思って

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「近所に住む義母の話です。よく孫の顔を見に来るのですが、義母のある行動に頭を悩ませています。それは『昔、息子が着ていたんだけど…孫にどうかと思って』と夫が子どもの頃着ていた服を頻繁に持ってくることです。

相当古いものなので、見た目も黄ばんでいるし、到底子どもに着せられる状態ではありません。一応受け取るものの、義母からもらった物を捨てるわけにもいかず…。なかなか子どもに服を着せないでいたら『せっかく持ってきたのに…! 』と義母に怒鳴られて。

カッとなった私は『赤ちゃんの肌はデリケートなんです』『こんな古いもの持ってこないでください』と義母に反撃。私の厳しい言葉に驚いた義母の顔が今でも忘れられません」(典子・仮名/32歳)

義母の目には「息子の幼い頃」と「今の孫の姿」が重なって見えるのかもしれませんね。思い出として息子の服を取って置いてもいいですが、それを孫に着せるとなるとかなり無理があるのではないでしょうか。

あなたは嫁なんだから、義母である私の誕生日を祝って当然じゃないの…?

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「とても自分勝手な義母に困っています。義母は自分の誕生日が近くなると、一方的に『家族全員に集合』をかけるのです。その日も『フレンチレストランで私の誕生日会をやるので、明日19時に集まってください』と突然LINEをしてきて。

急に言われても、都合がつかないこともあるのですが、そんなのお構いなし。私が『ちょっとその日は仕事があって行けません』と断ろうものなら『あなたは嫁なんだから、義母である私の誕生日を祝って当然じゃないの…? 』と嫌味を言う始末。

カチンときたので『祝う気があっても、そんな言い方されたら行きたくなくなります』と私も本音が…。あっけにとられる義母を見て、正直胸がスカッとしました」(博美・仮名/35歳)

確かに誕生日は人が集まるいいきっかけになりますね。もし、みんなの顔が見たいのなら、こちらから都合を聞くのが最低限のマナーです。今回のようにあまりに相手が強引な場合、きちっと意見してみてもいいかもしれません。

二人目はまだなの…? 上の子と歳の差がない方が育てやすいわよ

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「うちには2歳になる娘がいます。私が高齢出産だったこともあり、夫婦で話し合って『子どもは一人』と決めたのですが…。義母は盛んに『二人目はまだなの…? 上の子と歳の差がない方が育てやすいわよ』と家族のことにいちいち口出しするのです。

私が『一人でも育てるのが大変なので…』とやんわり断っても『今、不妊治療って方法もあるでしょ』ととにかくしつこくて。すると今度は『不妊治療は高額だから』と義母がお金を持って来たので、その押しつけがましさにうんざり…。

『正直ありがた迷惑です』『そこまで干渉しないでください』ときっぱり伝えました。これを機に義母と距離を置くことに成功したので『終わりよければすべてよし』と思うことにします」(香苗・仮名/40歳)

孫が可愛いが故に「もう一人産まないの? 」と聞く義母は多いでしょう。しかし、子どもは授かりものなのであまり踏み入ってこられてもプレッシャーになるだけですね。それが原因でつらい思いをするなら、正直な気持ちを伝えるのもひとつの手です。

以上、“妻が思わず反撃した義母の「腹の立つひと言」”でした。

嫁姑関係を気にするあまり、本音が言えないことは多々ありますね。でも、黙っていても根本的な解決にはならないので、時と場合によって義母に率直な気持ちを伝えてみてもいいでしょう。仲良しとまでいかなくても、義母とある程度の関係を築ければそれで十分と言えます。


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