スタバのモバイルオーダーのやり方やメリット・デメリットとは? 裏ワザも一緒に元スタバ店員が解説!

文・田中亜子 — 2022.10.8
スタバのモバイルオーダー、利用者は増え続けているようですが、まだよく知らない人も多いはず。そこで、元スタバ店員のまゆみさんがモバイルオーダーについてわかりやすく解説します。やり方、支払い方法、受け取り方、メリットなどのほか、特に注意したいデメリットもご紹介。今すぐチェックしましょう。

スタバのモバイルオーダーのやり方やメリット・デメリットとは? 裏ワザも一緒に元スタバ店員が解説!


スタバ モバイルオーダー メリット デメリット 利用法 使い方 やり方 できること できないこと

レジに並ばずに注文できるという、スタバのモバイルオーダー。みなさん、利用していますか。数年前に比べてだいぶ浸透してきたようですが、やったことがない、利用してみたい、と思う方もまだまだ多いでしょう。そこで、元スタバ店員のまゆみさんが、モバイルオーダーについてわかりやすくご紹介します。特にデメリットは、あまり知られていない情報も含むので必見です。

まゆみさん まずはざっくりとモバイルオーダーの使い方とできること(メリット)をお伝えしましょう。

モバイルオーダーのメリット! やり方、支払い方法、受け取り方は?

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使い方はとっても簡単。スマホからスタバの公式アプリ(※1)をダウンロード(無料)し、そのアプリを開いてスタートします。といっても、「Order」から受け取りたい店舗と持ち帰りor店内飲食、希望のドリンク&フードを選んで「決定」ボタンを押すだけ。ドリンクは、そこからミルクやエスプレッソショットの量の増減やシロップ、ソースの追加、ミルクの変更などカスタマイズもできます。

※1 ダウンロード不要のWeb版もあります。


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自宅や外出先からはもちろん、店内で席に座りながらもオーダー可能です。受け取り時間の目安が店舗名とともに画面に表示されるので、その時間に合わせてカウンターへ行けばスムーズに商品を手に入れることができます。

ちなみに、モバイルオーダーでは受け取り番号の代わりにニックネームをつけます。何もしなければ、自動的にコーヒー豆の産地がニックネームとして画面に表示されるのですが、画面下にある「ニックネーム」ボタンを押せば好きな名前に変更することもできます。

裏ワザとしては例えば、推しの方の名前にしておくと、その名前が書かれたカップで提供してくれるので小さな幸せを感じられたりします(笑)。ただ、商品ができたら、ニックネームを口頭で呼ばれる場合があるので、ある意味賭けとも言えますし、呼ばれたとしても恥ずかしいと思わない強い精神力が必要かもしれません。


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支払い方法は、電子のスターバックスカードのみで事前登録は必須ですが、購入するごとにStar(ポイントのようなもので54円あたり1Star)をもらえ、それが150貯まるとReward eTicketという商品券のようなものがアプリ内に表示され、好きな商品と交換ができます。モバイルオーダーに関わらず、スタバカードの利用は、現金で購入するより絶対的にお得と言えます。

以上がモバイルオーダーの簡単な利用法とメリットになります。何て便利なんだ! と思った方は多いでしょう。確かにそうではありますが、店頭注文ではできるのに、残念ながらモバイルオーダーではできないこともいくつかあるのです。では、特に気をつけたいデメリットを抜粋したので見ていきましょう。

モバイルオーダーのデメリット! できないことは? 

1. 画面の項目にないカスタマイズはできません

モバイルオーダーでできるカスタマイズは、ドリンクごとに推奨カスタマイズが設定されています。ですから、スタバ側にとっての想定外なものは、できないんですね。

例えば、スターバックスラテのカスタマイズは、下記の6項目と決められています。もし、「シトラス果肉を追加」したい場合は、モバイルオーダーではできません。つまり、マニアックとも言えるカスタマイズは、店頭注文で行いましょう。ただし裏ワザ的には、「シナモンシュガーをかける」といったわりとすぐ対応できるトッピング系のものなら、それ以外をモバイルオーダーで済ませ、受け取り時に口頭で言うこともできます。

  • ホイップクリームの追加と量
  • シロップの追加とその種類
  • エスプレッソショットの種類変更、追加と量、リストレットショットへの変更
  • フォームミルクの量増減
  • ソースの追加とその種類
  • ミルクの温度と種類変更

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2. フードにつくペストリーホイップは追加できません

このこと自体、何? と思われた方もいるかもしれません。ケーキや焼き菓子などはカスタマイズとして、イートインのみホイップクリーム(¥33)をつけられます。ですが、モバイルオーダーでは不可となっています。

3. フラペに映えは期待できません

フラペをSNS投稿用や記念に撮影してから、フラペを楽しみたい。そんな場合はモバイルオーダーは不向きです。なぜなら、スタッフは作り終えてから完了のお知らせボタンを押すので、すぐ取りにいけない場合はホイップが溶けて形が崩れてしまうからです。映えを求めるなら店頭注文または、少し待つことにはなりますが裏ワザとして、カウンターのすぐ横でモバイルオーダーをし、完成と同時に受け取るとよさそうです。

4. 原材料が残り僅かになった商品は、注文できない場合があります

原材料が少なくなってきたら、モバイルオーダーはストップさせることが多いようです。なので、店頭注文はできても、モバイルオーダーでは頼めない事象が起きることもあります(店舗によります)。逆に、モバイルオーダーのメニューからなくなっていても、店では注文できるケースがあるとも言えますね。もちろん、本当にソールドアウトの場合もあります。

5. スタバカード以外のカードでは支払いができません

先の使い方でご説明しましたが、支払いはスターバックスカードのみ。ですから、クレジットカード等の使用はもちろん、ポイントを貯めるポイ活はできません。ポイント重視の方は、スターバックスカードのStarを貯めると割り切るか、モバイルオーダーの利用はやめたほうがいいでしょう。


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6. ドリンクチケットやReward eTicketは使えません

Starを貯め、Reward eTicketが発行されても、それをモバイルオーダーで使用することはできません。タンブラーを買うと発行される、1100円まで使えるドリンクチケットも然りです。それらを使いたい場合は店頭注文になります。また、モバイルオーダーでは紙のレシートが出ませんので、アンケートに答えると好きなドリンクを飲めるという、当たったら超ラッキーなアンケート付きの長いレシート(※2)にも出合えません。

7. 「タンブラー持参による20円引き」ができません

SDGsの取り組みの一環として、タンブラーを持参した方には、ドリンク価格から20円引きの割引サービスがあります。ですが、モバイルオーダーは現時点でタンブラーは対応できておらず、結果20円引きの割引もできません。

大まかに、いくつかある「できないこと」から7つのデメリットをご紹介しました。このようにできないことがあるとはいえ、トータルで考えるとやはりモバイルオーダーはメリットのほうが上回ると思います。基本利用はモバイルオーダーにして、その時々に応じて店頭注文するなど、臨機応変に有効活用していきましょう。


※2 スタバの長いレシートについて、詳しい記事はコチラをどうぞ。
https://ananweb.jp/anan/337821/

文・田中亜子


※公式HPの店内税込み価格を記載しています。