THE RAMPAGE「16人が酸いも甘いも色々な経験をして大人になり、本当の意味でチームになった」

2024.1.27
THE RAMPAGEのみなさんに、デビュー7周年を迎えた今の想い、そして自身初のベストアルバムのリリースについて語っていただきました。ここでは、岩谷翔吾さん、浦川翔平さん、藤原 樹さん、武知海青さん、長谷川 慎さん、龍さん、鈴木昂秀さん、後藤拓磨さんのコメントをお届け。
Entame

【岩谷翔吾】酸いも甘いも経験して大人に。本当の意味でチームになりました。

Entame

オーディションからの10年は、前進を感じる濃い時間を過ごせています。16人が酸いも甘いも色々な経験をして大人になり、本当の意味でチームになった感覚があって。グループは船みたいなもの。16人いると、大きな波が来ても転覆しないし、たとえ誰かがダメな時でも、ほかの人が頑張ることで浮き上がってこられる。“持ちつ持たれつ”をずっとやり続けている感覚です。長年そうしてこられたのは、お互いへのリスペクトが大きいと思います。16人でいる風景として最初に思い浮かぶのは、みんなで飲んでいる時のこと。仕事ではなく、一人の人間として15人と関わっている時間です。

ベストアルバムを出せることは、アーティストとしてネクストステージに行けた感覚があって嬉しいです。「GO ON THE RAMPAGE」は、デビュー前、最初にできた楽曲です。武者修行の時も、その1曲だけを引っさげてライブをしていたので、今も皆さんに愛されているんだと思うと、ありがたいですね。

いわや・しょうご 1997年3月11日生まれ、大阪府出身。パフォーマー。読書情報誌『青春と読書』で自身初のブックレビュー小説「君と、読みたい本がある」を連載したり、脚本を手がけるなど、幅広いフィールドで活躍。

ジャケット¥165,000(タンジェネット mitsuruyoshiya@gmail.com) シャツ¥11,990(アンフィーロ/オンワード樫山 TEL:03・5476・5811) パンツ¥31,900(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760) シューズはスタイリスト私物

【浦川翔平】全員とソロのダンスの切り替えが以前よりも上手くできるように。

Entame

ベストアルバムを出せることは、嬉しいのはもちろん、これを機に、もっと多くの人に聴いてもらえるよう努力しなきゃという焦りも感じています。僕たちの軌跡をまとめた、初めての方も聴きやすいパッケージに。ファンの皆さんと作れたことも嬉しいです。

オーディションからの10年は充実した時間を過ごしているからか、早かったです。武者修行を経て正式メンバーになったことや単独ドーム公演など、16人が同じ方向を向き、夢が叶った瞬間は、すごく記憶に残っています。気遣いができる人、引っ張る人など全員が異なる16通りの役割を担い、奇跡的なバランスで成り立っているんだと思います。僕は話を聞く担当。中学の頃から、人の恋愛話を聞いてましたから(笑)。以前は自分がやりたいダンスを優先して一人浮いている瞬間があったけど、最近、そこに気づいて調整できるように。ソロでは自由に、グループではみんなと表現することを第一に考える。そのスイッチの切り替えが年々上手くなっています。

うらかわ・しょうへい 1997年5月23日生まれ、長崎県出身。パフォーマー。DJが得意でライブ中に披露することも。派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」のメンバー。2019年から長崎市観光大使を務める。

ジャケット¥56,100(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿) パーカ¥31,900(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・550・990) パンツ¥39,600(タンジェント TEL:050・5218・3859) その他はスタイリスト私物

【藤原 樹】それぞれが自分の立ち位置を客観視できるようになった。

Entame

僕は個人の仕事で俳優としてドラマや舞台に出ていますが、僕自身、楽しくてやりがいを感じているし、これからもたくさんチャレンジしていきたいです。一人の時ってグループの時とは違った緊張感や責任感が生まれます。自分がこうなりたいっていう理想像や見せ方が生まれるので、追求していって、それをまたグループでの仕事に還元できればいいなと思っています。

この10年でメンバーのみんなも、しっかり成長してきたなとも思うし、自分のやるべきことや立ち位置や、ブランディングに至るまで一人一人が客観視できていると思います。そんな一人一人が、ライブでまた集まると、THE RAMPAGEって最強だなと思える瞬間があります。みんなの姿を見て頑張らないとなって気合が入るし、モチベーションになります。最近は海外での活動も増えましたし、グループとして絶対にもっと成功したいっていう思いがあるので、16人で夢を目指して頑張っていきたいです。

ふじわら・いつき 1997年10月20日生まれ、福岡県出身。パフォーマー。ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』や『日本統一 関東編』、舞台『カストルとポルックス』など俳優としても活躍。舞台『HiGH&LOW THE 戦国』にも出演する。

ジャケット¥59,400(トゥモローランド TEL:0120・983・522) シャツ¥36,300(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿) パンツ¥53,900(エイク/エイクショップ info@eyck-tokyo.jp) シューズはスタイリスト私物

【武知海青】この10年、誰一人欠けずにここまでこれたことが何よりも素晴らしいこと。

Entame

オーディションを含めると15歳の頃からやっているので、THE RAMPAGEは僕の青春そのものです。この10年、誰一人欠けずにここまでやってこれたのは何より素晴らしいこと。ただ、その当時から夢見ていたドームツアーという目標にはまだ辿り着けていないので、この16人でもっと上に行きたいです。個人としての転機は、’19年に優勝したボディコンテスト。僕、それまでは平和主義者だったんですけど、そこから勝つことにこだわりだしたんですよね。その経験はグループ活動にも生きていて、フェスに出る時も“俺らが負けるわけねぇ”って、良い意味で負けん気を持って臨めているし、その強い気持ちをパフォーマンスで体現することが自分の使命なのかなとも感じています。’24年はドラマ『覆面D』への出演をきっかけにオファーをいただき、プロレスデビューをするので、まずは2月の試合を頑張りたいと思っています。

アルバムの中での推しは「HEATWAVE」。踊っていて一番気持ちのいい曲です。

たけち・かいせい 1998年2月4日生まれ、兵庫県出身。パフォーマー。鍛え上げられた肉体美と高い運動能力を持つことで知られ、ボディコンテストやTBS系『最強スポーツ男子頂上決戦2022』での優勝経験を持つ。柔道の黒帯も取得。

ジャケット¥64,900(タイオアノット/HEMT PR TEL:03・6721・0882) シャツ¥5,736(ムシンサ スタンダード/ムシンサ グローバル ストア)https://global.musinsa.com/ パンツ¥33,000(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983) シューズはスタイリスト私物

【長谷川 慎】それぞれに強みができたことでライブで貫禄も出せるように。

Entame

メンバーの意識や、ライブでステージに立っている時の勢いが高まってきている今、本当にいいタイミングでのベストアルバムの発売です。「Dream On」は、発表当時の僕らのイメージとは違う爽やかな楽曲で。振り付けを担当したのですが、自分がダンスをする中で見てきたものや好きなものを落とし込んでTHE RAMPAGEとして表現した時に、新しい可能性が見えた手応えがありました。挑戦も多かったからこそ、ファンの皆さんの投票で選ばれたことが嬉しかったです。

例えば家族って、ビジュアルとかの変化はあっても関係性は変わらないけど、僕たちもそんな感じ。お互いに成長を感じる部分もあり、でも10年前と変わらないフレッシュな気持ちや子どもっぽさもあっていいなと。でも、それぞれにオーラみたいなものが出てきて、以前よりアーティストとしての貫禄みたいなものがライブで出せるように。個人のお仕事も増え、それぞれに強みがあることが、いい方向に影響しているんだと思います。

はせがわ・まこと 1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。パフォーマー。ドラマ『シガテラ』『自転しながら公転する』などに出演、主演舞台『ロミオ&ジュリエット』など俳優として活躍。写真集『CHARACTER』(小学館)が発売中。

コート¥82,500(ウィリー チャバリア/ジェットン ショールーム TEL:03・6804・1970) Tシャツ¥26,400 パンツ¥42,900(共にチルドレン オブ ザ ディスコーダンス/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) シューズはスタイリスト私物

【龍】クリエイティブな部分を支える役割でいたい。

Entame

今回のベストアルバムの「STARRY LOVE」という新曲は、テーマが壮大で、ミュージックビデオでも叫んだり感情を入れるシーンもあって、僕らの思いがすごく乗った曲です。

この10年のことを思い出すと、「THROW YA FIST」の頃に自分には武器がないなと思って、デスクトップミュージックを始めたんです。地道に独学でやっていて、僕がリミックスした「INVISIBLE LOVE」が収録されるというのがすごく嬉しかったし、少しでもグループの役に立てているのかなと思えました。僕自身は、クリエイティブな部分を支える役割になれるように頑張っているし、そうやってカルチャーを発信できるグループになっていきたいです。

グループとしては、過去に寮で過ごした時間があることで、崩れない関係性ができたからこそ、ずっとワチャワチャ感がある。それってグループの絆でもあり芯でもあると思うんです。最近はみんなが忙しいからこそしっかり支え合っていきたいです。

りゅう 1998年9月9日生まれ、千葉県出身。パフォーマー。俳優として「HiGH&LOW」シリーズや、舞台『カストルとポルックス』などに出演。「16BOOSTERZ」のリミックスを手がけるなど、クリエイターとしても活動。

コート¥176,000(ガブリエラ コール ガーメンツ/アンフォロー トウキョウ TEL:03・5457・3380) シャツ¥5,963(ムシンサ スタンダード) パンツ 参考価格¥42,986(RECTO) 共にムシンサ グローバル ストア シューズはスタイリスト私物

【鈴木昂秀】海外でのライブに手応えが。皆さんの歌声に感動しました!

Entame

今回のアルバムで個人的に好きな曲を選ぶとしたら、「Seasons」です。何かに挑戦しようとしている時に背中を押してくれるような歌詞もいいし、ボーカル3人の歌の力を身に染みて感じる楽曲だなと思います。

最近は僕自身、楽曲制作の面白さを改めて実感しているんです。パフォーマー5人のユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」で、作詞やディレクションすべてをやらせていただいた楽曲がリリースされることになって…! しかもそれが、僕が初主演する映画の主題歌にもなるんです。今年は、自分がこれまで培ってきたことが形になり、パワーアップした姿を見せられるのではと思っています。

グループの活動でも手応えが。昨年秋に韓国とタイでライブをやらせていただきましたが、ファンの皆さんが思っていた以上に一緒に歌ってくれて感激しました! そんななかメンバー間で流行っていたのが『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。海青さんが一番強くて、僕は3番目です。

すずき・たかひで 1998年10月3日生まれ、神奈川県出身。パフォーマー。派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動。「HiGH&LOW」シリーズでは、辻役でお馴染み。ゲーム配信チャンネル「昂秀TV」も稼働中。

ジャケット¥49,500(エーアイイー) パンツ¥25,600(ニードルズ) 共にネペンテス TEL:03・3400・7227 シャツ¥6,930(キャスパージョン/シアンPR TEL:03・6662・5525) シューズはスタイリスト私物

【後藤拓磨】16人が同じベクトルを向いた時の爆発力を大事にしていきたい。

Entame

ベストアルバムは夢でもあったので、感慨深くもあり、いまだに夢見心地です。デビュー当初からラテン調の曲をやっているけど、「Summer Riot ~熱帯夜~」は、これまで築き上げてきた僕らっぽさに和のエッセンスが入っていて、今の僕たちだからこそできる新しい表現ができた曲。抜きの美学を感じる振り付けも含めて、めちゃくちゃ好きです。「Seasons」は、どんな境遇の人が聴いても刺さるリリックで、僕もライブで披露するたびに感極まりそうに。ずっと愛してほしいし、僕らも愛していきたい一曲です。

初めてのアリーナツアーで、16人が花道に一列で登場した時のことは忘れられません。今とはまた少し違う若いエネルギーに溢れかえって、ギラギラしていました。月日を重ねるごとに、ファンの皆さんと一緒にステージを作りたいという気持ちが増し、隣にいるメンバーを感じながらパフォーマンスをしたいとも。みんなが同じベクトルを向き、エネルギーが爆発した時の感覚を大事にしたいです。

ごとう・たくま 1998年12月4日生まれ、和歌山県出身。パフォーマー。グループのファッション担当。長谷川とブランド『GEEK BOX(R)』を手がけ、さまざまなグッズやコラボレーションアイテムをリリース。

ジャケット¥143,000(エー レザー/エー ブティック TEL:070・3223・7530) Tシャツ¥19,800(キャバン/キャバン丸の内店 TEL:03・3286・5105) パンツ¥35,200(タンジェント)

ザ・ランペイジ ボーカル3人とパフォーマー13人から成る、16人組のダンス&ボーカルグループ。デビューから丸7年を迎え、2月14日に初のベストアルバム『16SOUL』『16PRAY』を2作同時リリース。個人でも、映画やドラマ、舞台、バラエティ、ラジオなど幅広い分野で活躍している。

※『anan』2024年1月31日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・高橋正典 プロップスタイリスト・酒井翼 ヘア&メイク・ウエノアヤコ Aki JANET(以上KIND) 取材、文・菅野綾子 重信 綾 西森路代 保手濱奈美

(by anan編集部)