一枚絵のような絶景が目の前に! 箱根の食と文化を堪能できる温泉宿

2024.1.20
東京から近く、日帰りでも楽しめる箱根。だけど、箱根神社をぐるりと回り、点在するスポットやお店も巡るなら、温泉宿「界 箱根」で1泊するのが正解!

保温効果の高い名湯と寄木細工の宿で箱根を満喫。

喧騒から離れた場所に密やかに佇む「界 箱根」。美しい箱根の景色を一望しながら温泉に浸かれば、旅の疲れがふわりとほどけるかのよう。湯船と景色を遮る窓がない半露天なので、宿の横を流れる須雲川(すくもがわ)のせせらぎを聞きながら、ダイナミックな自然を間近に感じられる。都会では味わえない贅沢な空間で、サウナに入った後の外気浴でも心地よくととのいそう。湯坂山から湧き出る箱根湯本温泉には微量の塩が含まれており、湯上がりもずっとぽかぽか。

部屋は全室リバービューで、女子会向けの「清流リビング付き和洋室」も用意。琉球畳のリビングに寝転んでくつろぐもよし、寄木細工のジェンガやオセロに興じるもよし。部屋の鍵のキーホルダーから、ロビーのインテリアまで、寄木細工がそこかしこに。それらを手掛けるのは、由緒ある工房「露木木工所」の3代目と4代目。滞在中、二人が大事にする“用の美”を体験して。また、各地の「界」がそれぞれの土地の伝統をより深く知ってほしいと提案する“ご当地楽”も、箱根では寄木細工がテーマで、毎晩にぎわいを見せる。夕食は、古くから海外の人にも愛されてきた箱根らしく、和の食材に洋の技法を取り入れた会席料理。什器にも寄木細工が取り入れられており、目にも楽しい。

翌朝は、清らかな空気をカラダいっぱいに吸い込みながらわらじを履いてオリジナル体操を。温泉で汗を流せば、2日目のエネルギーチャージも完了!

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窓がない半露天の大浴場。一枚絵のような絶景が目の前に! 湯船は古代檜で肌当たりが柔らかい。

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しっかり厚みのあるマットレスで、ぐっすり眠れる。

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広々したロビーでは、箱根の伝統工芸、寄木細工のオブジェがお出迎え。

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今や職人が1人という、貴重な小田原提灯の絵付け体験もできる。

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夕食の極み会席のメインの一品「明治の牛鍋 あわせ味噌」。厚切りサーロインがとろけるように柔らかく、幸せな気持ちに。

界 箱根 箱根町湯本茶屋230 TEL:050・3134・8092(界予約センター) 2名1室1名あたり・1泊2食付き¥38,000~ チェックイン15:00~ チェックアウト12:00 アクセス/小田急線箱根湯本駅より車で約7分、または箱根新道 須雲川ICより約5分。

※『anan』2024年1月24日号より。写真・村上未知 文・小泉咲子

(by anan編集部)