わたなべ麻衣「生理などの体の不調は夫にいつも伝える」 “隠れ我慢”をしなくてもいい世界へ

2023.8.6
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「“隠れ我慢”してない?」。不調があっても、仕事や家事を行うために“隠れ我慢”をしている人も多いのでは? そんなモヤモヤについて考えます。

不調は誰にでも起こりうること、我慢はしなくていいはず。

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今回のテーマは、“隠れ我慢”。この言葉は、漢方薬メーカーのツムラが取り組む、誰もが心地よく生きられる社会を目指した#OneMoreChoiceプロジェクトのキーワード。活動を進めるツムラの広報グループの山田ちひろさん、宮城英子さん、大山尚美さんと、子育てに仕事にと多忙なわたなべ麻衣さんが一緒に“隠れ我慢”について考えます。

山田ちひろ(以下、山田):体が不調でつらくても、我慢をして普段通りに仕事や家事を行う。わたなべさんも、こんな“隠れ我慢”をした経験はありますか?

わたなべ麻衣(以下、わたなべ):家庭でも仕事でもめちゃくちゃあります! 自分が我慢すれば何とかなるし、むしろ我慢するのが当たり前だと思っていました。

大山尚美(以下、大山):そういう女性はとても多いんです。女性1万人を対象にした弊社の調査でも、約8割(※)が隠れ我慢をしていて、周囲に相談できないでいるという結果が…。

宮城英子(以下、宮城):そこで、2021年からスタートしたのが#OneMoreChoiceプロジェクト。約20人の社内メンバーが集まり、隠れ我慢しないためにできることを話し合ったり、専門家の方と隠れ我慢の度合いやタイプがわかる“隠れ我慢チェッカー”を開発したり、企業や大学生にオリジナルで開発した研修を行っています。不調は誰にでも起こりうることですし、体調が悪いことは周囲に相談していいし、つらいときは休んだり、我慢以外の方法を考えてみませんかとお伝えしています。

わたなべ:不調って言ったところでしょうがないって諦めている人も多いですよね。私は、生理などの体の不調は夫にいつも伝えるようにしていて、言葉にすることで、ラクになることって多いですよね。

大山:私もそう思います。また、生理痛などのつらさは女性も人それぞれですし、個人の意識改革とともに、つらいときに休みやすい環境を整えることも、今後の大きな課題です。

わたなべ:痛みひとつとってもみんな種類やつらさは違うから、“自分の基準”で考えないことも大事ですよね。そういう一歩一歩が、隠れ我慢をしなくてもいい世界に繋がっていくと素敵だなと思いました。

※ 隠れ我慢に関する実態調査(株式会社ツムラ, 2021年, 調査委託先:楽天インサイト)隠れ我慢は「心身の不調を我慢して仕事や家事を行うこと」と、ツムラが定義。株式会社ツムラの登録商標です。

わたなべ麻衣さん 1989年9月23日生まれ、広島県出身。モデル、タレント。2019年にタレントのJOYさんと結婚、翌年10月に第一子となる女の子を出産。ananフェムケア委員会メンバーとして誌面でも活躍中。

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ツムラ 広報グループ 左から 山田ちひろさん 宮城英子さん 大山尚美さん

※『anan』2023年8月9日号より。写真・瀬津貴裕(biswa.) 取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)