便通改善&食欲不振にも効果的! 夏に食べたい“酸っぱい食材”レシピ3選

2023.7.29
毎日暑くてなんだかぐったり…そんな体を助けてくれる、酸っぱい食材に注目! 食欲不振に陥ったり夏バテ気味になったときこそ、気軽にパワーチャージできる夏の体に効くレシピをご紹介!

【酸っぱい食材】消化液を分泌させ、食欲を増進!

味も香りも爽やかな酸っぱい食材は、消化を助けるだけでなく、食欲増進効果も高いので暑い日もすっきり食べられるのが特徴。

一番使いやすいのが、発酵食品のひとつである酢や黒酢。これらの主成分である酢酸には、消化液の分泌や腸のぜん動運動を促す作用があり便通改善にも効果的。またクエン酸を多く含むレモンやオレンジの果汁は抗酸化作用のあるビタミンCも豊富。紫外線が強い夏の肌ダメージも防いでくれるので、この時期にピッタリ。バテ気味で食欲不振でも酸っぱさを感じれば消化液が分泌されて胃腸も活発に。酸味の成分は高温の加熱で揮発しやすいので、生のままか70°C以下の加熱、もしくは最後にちょい足しが◎。

大根とじゃこの梅じそサラダ

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梅と大葉の酸味が効いた無限サラダ。
大根は太すぎない厚さに切ることで食感も良く、ちぎった梅干しの酸味、大葉の風味と好相性! 夏に不足しがちなビタミンDが豊富なじゃこの食感も楽しい。

【材料/2人分】
大根…200g、じゃこ…大さじ3、梅干し…3個、大葉…5枚、醤油…小さじ1

【作り方】
1、大根は細切りにする。タネを除いた梅干しと、大葉をそれぞれ食べやすい大きさにちぎる。
2、大葉を除く材料をボウルに入れて混ぜ合わせて馴染ませ、大葉を入れてさっと混ぜ合わせる。

夏野菜のピクルス

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アレンジ自由、好きな野菜を漬けるだけ。
夏の食卓を華やかに彩ってくれるので、作り置き必至! 火の入れ具合で、酸味の加減を自由に調整できるので自分好みの酸っぱさにアレンジして。

【材料/作りやすい分量】
パプリカ(赤、黄)…各1/3個、カリフラワー…150g、酢…少々、セロリ…1本、生姜…5g、A[酢…1/2カップ、白ワイン、水…各1/4カップ、砂糖…大さじ2、はちみつ…大さじ1/2(はちみつなしで、砂糖を大さじ2強にしてもOK)、塩…小さじ2/3]、ローリエ…1枚、粒胡椒、唐辛子…各適量

【作り方】
1、パプリカはひと口大の乱切りに。カリフラワーは小房に分けて、酢を入れた熱湯で茹で、水気を切っておく。セロリは筋を除いて1.5cm幅の斜め切りに。生姜は千切りにする。
2、鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、3分ほど加熱し、粗熱を取っておく(ツンとするのが苦手な方は、ここでさらに煮詰めたり、砂糖やはちみつを増やしてもOK)。
3、1とローリエ、粒胡椒、唐辛子を密閉容器に詰め込み2を注ぐ。半日以上漬け込む。

トマトとひじきと大葉の黒酢和え

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食物繊維もしっかり摂れる!
トマトと黒酢のW酸味のコラボレーション! 大きめにカットしたトマトで、ひじきや大葉をすくって食べると美味。コクがあり、味わいまろやかな黒酢で和えることで風味も豊かに。

【材料/2人分】
トマト…1個、乾燥ひじき…大さじ2、大葉…5枚、A[黒酢、醤油…各大さじ1、砂糖…小さじ2、ごま油…小さじ1、白ごま…小さじ1/2]

【作り方】
1、ひじきをボウルに入れて、たっぷりの湯を注ぎラップをかけて8分蒸らす。もどったら水気を切っておく。トマトはくし形に切る。大葉は1cm角程度に切る。
2、ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせ、1を入れて絡ませる。

河村玲子さん 管理栄養士、メンタル&フィジカルサポートスーパーバイザー。メディアの監修やレシピ開発、トレーナーとして活躍。『脂質オフで節約!やせるおかず』(ワン・パブリッシング)を監修。

田村つぼみさん 料理家、栄養士、フードコーディネーター。広告や雑誌でメニュー開発を幅広く手がける。カフェや居酒屋のメニュー開発も行う。著書に『朝ラク 冷凍サンドウィッチ』(実業之日本社)など。

※『anan』2023年8月2日号より。写真・中島慶子 栄養監修・河村玲子 レシピ作成、料理作製・田村つぼみ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)