あなたの知らない“東京”を発見できるかも!? ローカル気分を満喫できるホテル3軒

2023.7.1
東京には多種多様な個性を持つ街がたくさんあるけれど、住んでいる場所、仕事やお気に入りの買い物エリア以外は、実はよく知らないのでは? そこでおすすめしたいのが、なじみのない街のホテルに泊まり、周辺をじっくりと散策する休日。地元で人気の店やスポットなどに立ち寄りながら、街の空気感を感じる時間は新鮮で心ときめくもの。

ここで紹介する3軒は、人情味溢れる下町の雰囲気や、アートやカルチャーのムードが漂うエリアにあり、地域性を大切にしながら、その魅力を発信しているホテル。ほどよいサイズ感のくつろげる客室、肩肘張らないサービス、そして手頃な価格で、街歩きを楽しむ休日の満足度はさらにアップ。

気になるあの街のホテルを拠点に、ローカル気分を満喫。

OMO5(おもふぁいぶ)東京大塚 by 星野リゾート

hotel

お目当ては下町風情とローカルグルメ。ディープな街、大塚を満喫する休日。
昔は花街もあったという、賑やかな下町風情溢れる大塚。地元で長年愛されている商店街や、街の中を1両編成の都電が走る風景は、初めて訪れてもノスタルジーを掻き立てられる。

そんな大塚の街歩きの楽しさを発信しているホテルがここ。代表的なサービス「Go‐KINJO」の一環で、ロビーには近所の立ち寄りスポットやおすすめの飲食店、ショップなどを丁寧に紹介している「ご近所マップ」を設置。そして、「ご近所ガイド OMOレンジャー」と共に、街を巡るお散歩ツアーも毎日開催しているほか、お酒と地元グルメを楽しむ「はしご酒ツアー」も人気だ。ほかにも、ロビーには’80sのシティポップや歌謡曲のレコードジャケットが飾られ、毎晩DJイベントも。やぐらをイメージした客室は、畳敷きの床に広いデイベッド、階段を上がれば屋根裏部屋風の寝室があり、秘密基地のようなワクワク感が。人情味あるローカルなお店が多い大塚の街も、友達の家のようにくつろげるこのホテルも、何度でもリピートしたくなる魅力に溢れている。

hotel

お散歩ツアーはご近所マップ前に集合。

hotel

昭和のレコードに彩られたパブリックスペース。

2354 hotel1-4

朝食で人気のリゾットは全6種。「深川あさり」はこのホテル限定。¥1,250

hotel

地元のブルワリー『NAMACHAん Brewing』とコラボしたクラフトビールは、11時から楽しめる。ビール+おつまみセット¥1,250

2354 hotel1-6

『ぼんご』のおにぎりや『TITANS』の焼き餃子、『鳥忠』の焼き鳥とポテサラなど、近所のおいしいものをテイクアウトして、部屋で味わうのもいい。

東京都豊島区北大塚2‐26‐1 TEL:050・3134・8095(OMO予約センター) 2名1室の室料¥20,000~ チェックイン15:00 チェックアウト11:00 アクセス/山手線大塚駅より徒歩1分。https://omo-hotels.com/otsuka/

NOHGA HOTEL UENO TOKYO(ノーガホテル 上野 東京)

hotel

アートやものづくりに縁が深い上野らしさを五感で感じて。
ミュージアムやものづくりの工房が数多く点在する上野。そんな地域性を生かした、おもてなしやサービスが心地よいホテル。シンプルで温かみのある館内には、地元のアーティストやデザイナーの作品を展示。職人やデザイナーとコラボレーションしたオリジナルプロダクトを作っているほか、彼らと連携したイベントやワークショップも定期的に開催している。また、『ビストロ・ノーガ』では、フレンチベースのコンテンポラリー料理を提供。ここでも地域の店から仕入れる食材を中心に、生産者の顔が見える自然な製法のものをなるべく使用するというこだわりが光る。

2354 hotel1-8

客室やレストランを彩るインテリアにも、地域の職人やアーティストが手がけた作品をちりばめている。

東京都台東区東上野2‐21‐10 TEL:03・5816・0211 2名1室利用時の1名分¥9,800~、1名1室¥19,600~ チェックイン15:00 チェックアウト11:00 アクセス/各線上野駅より徒歩3~5分。https://nohgahotel.com/ueno/

ONE@Tokyo

2354 hotel1-9

新旧が交差する押上に誕生! カルチャーを感じる旅の情報基地。
現在進行形で変わりゆく大都会・東京にありながら、古き良き下町情緒を残す押上。東京スカイツリーまですぐのロケーションにあるこのホテルは、世界中から旅人が集まる、東京の新しいストリートカルチャーの拠点をテーマに昨年秋に開業。インダストリアルな素材と自然素材を大胆にミックスした外観やインテリアのデザインは、建築家・隈研吾氏が監修。新たな刺激や発見を求める人が集う、話題のスポットになっている。そして最上階のルーフトップは、東京スカイツリーを間近で見られる特等席。絵画のような東京の風景を眺めながら、ゆるりと過ごしたい。

hotel

読書家のためのプライベートな書斎をモチーフにしたライブラリースイート。東京スカイツリーを望む大きな窓と、ゆとりの広さで開放感がある。

東京都墨田区押上1‐19‐3 TEL:03・5630・1193 2名1室利用時の1名分¥6,000~ 1名1室¥11,250~ チェックイン15:00 チェックアウト11:00 アクセス/各線押上駅から徒歩3分。https://www.onetokyo.com/

※『anan』2023年7月5日号より。写真・坂本美穂子 構成、文・野尻和代

(by anan編集部)