不調の原因“呼吸の乱れ”をチェック! すぐできる改善法も
2021.1.27
マスク下で浅くなりがちな呼吸をきちんと整え、不調知らずの体質を手に入れる正しい深呼吸術をレクチャーします。まずは、自然な呼吸をしっかり身につけるところからスタート!
自然な呼吸を引き出すための基本ワーク。
呼吸の乱れを簡単にチェックする方法は?
呼吸にエラーが起きていないかをチェック。1~3の動作で息を自然に出し入れすると、呼吸は下記のどの状態になる?
- 椅子に浅く腰かけて、リラックス。
- そのまま力を抜いて、上体をだらりと前に倒す。無理に力を入れず、できる範囲で。
- カラダを元に戻して、最初の体勢に。
【呼吸チェック】上記2&3の際の、呼吸の状態は?
前に倒れたとき――体を元に戻したとき
息が止まった――息が止まるのがおさまった→A
息を吸った――息を吐いた→B
息を吐いた――息を吸った→C
A.やや力み体質。呼吸はエラー気味。
B.ひどい力み体質。呼吸はエラー状態。
C.力みがなく正常。酸欠リスクは低め。
カラダに深呼吸を思い出させるには?
カラダの衝動をうまく利用した深呼吸のワーク。1~3のステップを繰り返すことで、いつでも自然に深呼吸できる体質に。
- 立った状態で、自分でできる範囲で3回ほど大きく深呼吸する。この感覚を覚えておく。
- 膝を曲げずに前屈し、太ももの裏側を伸ばす。ちょっと痛みを感じるくらいで、呼吸が止まらない程度に10~20秒ほどキープ。このとき息を吐くことは意識せず、呼吸は自然に。
- カラダを戻して静止する。静止すると息を吸いたくなるので、その衝動に従って鼻から吸い、口からゆっくりと吐く。1の深呼吸より、呼吸が深くなっているのを感じる。
楽に呼吸できる自然な座り方は?
すべての呼吸の基本になる自然な座り姿勢はこれ。背筋をピンと張るのではなく、軽く力が抜けているくらいが呼吸しやすい。
肩の前面と、骨盤の前側の出っぱりが一直線になっているのを意識して座る。足は肩幅に開き、足裏は床にぴったりとつけるように。
ブラトップ¥6,500 タイツ¥7,900(共にNERGY/ジュンカスタマーセンター)
森田愛子さん 呼吸整体師。鍼灸マッサージ師やヨガ講師の経験を生かし、呼吸を通してカラダを育て直すことをコンセプトにした「K-Raku Style」を運営。
※『anan』2021年2月3日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・中根美和子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・松木育未(ライトマネジメント) 取材、文・宮尾仁美
(by anan編集部)