FTISLAND 最新アルバムについて語る!【K-POPの沼探検】#53

写真・小笠原真紀 動画・千葉 諭 文・尹 秀姫 — 2018.4.11
韓国が誇る人気バンドFTISLANDが日本で通算8枚目のアルバムをリリース! 『PLANET BONDS』というタイトルどおり、アルバムのテーマはずばり、宇宙と絆。昨年、デビュー10週年を迎えたFTISLANDがこのアルバムでPrimadonna(ファンの名称)に伝えたかった絆とは?

【ペンになってもいいですか!?】vol. 53

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−−日本で8枚目のアルバム『PLANET BONDS』リリースおめでとうございます! 今回はどんなアルバムになったと思いますか?

ミンファン 今回のアルバムはリード曲「Hold the moon」が持つ “宇宙” と “絆” というイメージからアルバムのテーマを決めて、それぞれ曲を持ち寄りました。去年バンドが10周年を迎えて、今まで辛いことも楽しいこともいろいろあったけど、メンバー5人の絆があればきっと宇宙まで行けるよという思いを込めて作りました。

スンヒョン アルバムタイトルはホンギ兄さんがつけました。いろいろな曲が集まったからそれぞれ違った魅力が感じられると思うし、聴きやすいアルバムになったんじゃないかと思います。

ジェジン アルバムを作る時はいろいろなことを考えるけど、最近は僕たちが好きな音楽のほかに、最近の流行についても考えるようになりました。ホンギ兄さんの「Hold the moon」をリード曲にした理由は最近流行のフューチャーサウンドであることに加えて、リアルドラム・リアルベースではないことも決め手だったんですけど、そういう曲のほうが聴きやすい人もいるということを、僕らも頭のどこかに置いておかないといけないなと。

でも今回のアルバムは本当にいろいろな曲が入ってるんですよ。ジャンル的にもそうだし、FTISLANDが今までずっとやってきた音楽もそうだし、これからどこに向かっていくのかという悩みも入ってると思います。

ホンギ それと今回は絆がテーマだけど、僕は今までこういう話をファンのみんなにしすぎたかなとも思ってるんですよ。自分なりにね。あんまり鳥肌が立つような言い方はできないから。どっちかっていうと「言わなくてもわかってるでしょ」みたいな表現かもしれないけど。だからテーマとして掲げてる絆についても、僕たちから何か絆とはこういうものだという定義を下したものはないんですよ。

それはみんなが考えてくれればいいから。みんなが考える僕たちの絆ってどういうものかが大事だから、いろいろな考え方ができると思うんですよね。

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イ・ホンギ/メインボーカル。

−−今回もメンバーが作った曲が収録されていますが、それぞれ曲の解説をお願いします。

ミンファン 僕が作ったのは「Skyway」ですね。ガイドの時にはダンス曲っぽいってみんなから言われたんですけど、いざレコーディングしてみたらすごくFTっぽい曲になったのでよかったです。ホンギ兄さんが歌ったら何でもFTISLANDの曲になるんだなと(笑)。宇宙がテーマだったので僕も夜に星空を見ながら作詞しました。イメージとしては、星をつかむみたいな。

ジェジン 「Dancing on」は作曲するにあたってすごく単純に考えようと思って作った曲ですね。曲の方向性を考えるというよりは、ただ好きな曲を書いてみようというのが一番でした。それにやっぱりこういうロックナンバーがないとつまらないし、バンドとしての存在意義もあるし、ライブで楽しめる曲だと思うし。パワフルに演奏できる醍醐味を感じられるのがこの「Dancing on」ですね。

「GAME」は、今までベースをメインに据えた曲をそういえば一度も作ったことがないなと思ったので、ベースを中心にして作った曲です。「GAME」はレコーディングがすごく大変でした。レコーディングの時は最適な歌い方とフィーリングについてどれが正解なのか毎回悩むんですよ。今までの僕らのスタイルはわりとフィーリングのままに走ることが多かったけど、この曲はその中間でバランスを取りたくて、それがすごく難しかったですね。だからこの曲はホンギ兄さんが一番苦労した曲です。

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チェ・ジョンフン/ギター&キーボード。

ホンギ 「Hold the moon」は洗練されてて、すごく広い世界観を持った曲です。フューチャーサウンドがベースになっている曲で、僕たちにとっては新鮮で、ミンファンにとってはちょっと退屈かもしれない(笑)、そんな曲です。全体的にメンバーの変化が期待できる曲ですね。

ジョンフン 僕が作った「FLOWER ROAD」は、このアルバムの中ではそれなりにラブリーな曲ですよね(笑)。イメージとしてはウェディングロードですね。みんなで歌える曲を久しぶりに作りたいなと思って作曲しました。

今回のアルバムは宇宙と絆がテーマだったんですけど、僕の曲は宇宙が入ってないので最後に入ってます。

スンヒョン 今回は僕は残念ながら曲作りには参加できなかったんですよ。やらなかったんじゃないんですよ、できなかったんです! 舞台に出てたんで(演劇『ヨド』の主演に抜擢)。前回は作った曲がアルバムのイメージに合わなくて収録されず、今回は時間が足りなくて作れずだったので、残念ですね。でも、みんなの曲を初めて聴いた時はそれぞれスタイルが違う曲が出たなと思いました。

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イ・ジェジン/ベース&ボーカル。

−−今回のアルバムはこれまでのFTISLANDのイメージを踏襲しつつ、明らかに変わったと思える部分があるアルバムだと思うのですが、変化の理由は?

ジョンフン やっぱり歳をとったから?(笑)

ホンギ バンドを長くやってるといろいろ変化はあるよね。

スンヒョン メンバーと、何かを変えようというハッキリ話をしたことはなくて、ただ自然にこうなったんですよね。アルバム作業の前には必ずメンバーが集まってそれまでに作った曲を聴かせてもらうんですけど、その時その時でやっぱり変化はあります。自分が好きな音楽だったり、やりたい音楽が作った曲に表れるわけだから。そこはだから本当に自然な流れですよね。今回は今までやったことのない曲もやってみようかっていう話もあったし、毎回アルバムを出す時には何かしら新しいことはやりたいとは思ってますね。

ホンギ ただ、アルバムを作り終えると毎回思うんですけど、もっとやれたかなっていう後悔があるんですよ。自分が作ったものを100%完璧だった! と言えるわけがないし。
もちろん自信はありますよ、歌にはね。でももう少し時間をかけてレコーディングしたかったなという気持ちはありますね。バンドはスキルも重要だけど、今の僕たちには “和” が重要なのかなと思いました。

その場のフィーリングというか、真実性というか。何をどれくらい伝えたいか、それが大切だと思うから。歌も、自信はあると言ったけど、もっともっとうまくなりたい。今のままでいいとは思ってなくて、もっと完成度を高めたいです。

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ソン・スンヒョン/ギター&ボーカル。

−−今回、ジャケット写真にはホンギさんの愛犬が一緒に写ってるんですよね。

ホンギ ベアコートシャーペイという犬種で、モングリという名前です。シャーペイはもともと主人以外にはなつかないらしいんだけど、うちのモングリは人が大好きなんですよ。それにもともと狩猟犬だから強い犬だって聞いてたのに、モングリは性格がおとなしくて、むしろドッグカフェに行くと他の犬にいじめられるレベル(笑)。

ミンファン 犬は飼い主に似てるって言うよね(笑)。

ホンギ でもモングリは作業室の犬だから! 僕以外にも飼い主が2人いるんです。あと、モングリっていう名前だけど女の子です。

ジェジン そうなの? 男の子だと思ってた!

ホンギ シャーペイはどの子も男みたいな顔してるよね。

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チェ・ミンファン/ドラムス。

−−4、5月には日本でライブも予定されています。どんなライブにしたいですか?

ホンギ 今回のアルバムみたいなライブにしたいですね。肩肘張らず、希望にあふれた感じ。僕たちが笑ってるところをたくさん見せたいですね。MCで笑ってるところじゃないですよ。演奏してる時に今まではちょっと険しい顔をしているとしたら、もう少しおだやかに。それと曲とMCがはっきりわかれてるスタイルじゃなくて、ずっと音が鳴ってるようなライブをしてみたいです。

僕が思うに、こういうスタイルはまだ誰もやったことがないと思うんですよね。そして、途中で服を着替えるとか。もともとバンドは服を着替えることがないじゃないですか。だからある程度タイトに曲をやって、着替えタイムにするとか。

スンヒョン じゃあ(間に流す)映像を撮る?

ホンギ そういうんじゃなくて……。N.Flyingに演奏してもらおう。

ジョンフン ライブの前じゃなくて途中で!?(笑)

ホンギ 1部、2部みたいな感じで。そしてアンコールはなし! アンコールも毎回やるべきなのかっていうのは考えているんですよね。UVERworldみたいに、いつかは僕らもアンコールをやらなくなるかも(笑)。

FTISLANDのみなさんの動画はこちら!

Information

公式サイト
http://ftisland-official.jp/


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