眠りとアレに着目! 生理前のプチ不調を打破できる対策2つ
【小林麻利子の美人の作り方】vol. 89
女性特有のイライラ、だる重……
いつも生理前はなんとなくだるい…。心当たりのある方は多いのではないでしょうか? でも、そのまま放置しないで! 原因を知って、具体的に対策を行うことで、生理前の不調とは無縁な体質になることも。
そこで今回は、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が生理前のだるさやイライラを防止する対策をご紹介します。
生理前は浅い眠りになりやすい
私たち女性は、生理前には眠りが浅くなりがち。 良い眠りを得るには、内臓などの深部体温の低下が不可欠ですが、生理前は、高温期で体温が高い状態であるため、寝る前に眠りに適した体温までなかなか下がりません。
その結果、眠り自体が浅くなってしまうのです。眠りが浅いと、朝の寝起きも悪いことが多く、日中のイライラや憂鬱感なども自然に増えることが考えられます。
対策は
1.深部体温を下げること。
2.寝る前の自律神経を整えること。
これらの対策により、よい眠りを得ることができれば、深い睡眠時に体の修復が行われ、なんとなくだるいといったプチ不調を和らげてくれます。
1.深部体温を下げる
生理前は必ず湯舟に浸かろう
お風呂は、手っ取り早く体を温められるうえ、自律神経の副交感神経を優位にしてくれる、最大のリラックスツール。お風呂を使わない手はありません。また、先述の通り、生理前は体温が下がりにくくなっています。お風呂で体温を少し上げることで、自律神経の働きでより体温低下を促すため、熟睡に導いてくれます。40度のお湯に、15分~20分を目安に浸かりましょう。
夕方に運動をしよう
体温や血圧が高い夕方に運動を行いましょう。お風呂と同様に、事前に体温を上げておくことが、寝る前の体温低下に繋がります。少し鼓動が早くなるまで行うとよいでしょう。エスカレーターを使わず階段を利用する、1駅分走る、トイレでスクワットする、など工夫しましょう。
2.寝る前の自律神経を整える。
寝る前に「ウォームインプット」
「ウォームインプット」とは、目や耳などの情報をインプットする部位を温めることをいいます。 1日中PCやスマホを見ていたり、いろいろな音を聞いて24時間ずっと稼働しっぱなしの目と耳を、電子レンジで温めたタオルで温めてみましょう。血管が拡張して血液循環がよくなり、筋肉がほぐれて疲れが徐々に緩和していくため、とても心地よくうっとりすることができます。
子宮卵巣を温めよう
電子レンジで温められる、柔らかい湯たんぽを子宮卵巣の上においてお休みしましょう。気持ちがよいだけでなく、血流がアップすることで細胞の新陳代謝や老廃物の排出が促進されます。ただし、ひと晩中温かい電気毛布やホッカイロを使用するのはNG。過剰な温かさが長時間続くと、眠りを浅くしたり、低温やけどの可能性があるので避けてください。
寝る前にうっとりすること
「うっとり」とは、筆者は「副交感神経を優位にすること」と定義づけています。寝る前はスマホを見たり、考え事をしたりと交感神経が優位になる生活を送っていられる方が大変多いです。しかし、先述のウォームインプットをはじめ、ゆったりとした深呼吸や、気持ちの良いストレッチをすることで、交感神経が低下し、血圧や深部体温が適切に下がり、よい眠りを得ることができるようになります。
キーワードは、「それ、うっとりする?」。寝る前の過ごし方に、何度か自分自身に問いかけてみて、うっとりする行動をとりましょう。
これら対策とともに、仕事をがんばりすぎないこともとても重要。女性は男性にはない生理周期があります。男性と同じようにがんばりすぎず、肩の力をすっと抜いて、楽に生きていきましょう。
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