効果を疑う人に教えたい、メリットが倍増するストレッチのコツ6つ!
【小林麻利子の美人の作り方】vol. 100
メリットが倍増するストレッチのコツ
ストレッチのメリットは前回の記事をご覧ください。
1.寝る前15~30分前からスタート
寝る前の15~30分間は、特に副交感神経を優位にすることで、気持ちよく ”うっとり” と眠りにつくことができます。うっとりとは、「副交感神経を優位にすること」と定義付けています。
現代人は、寝る前まで仕事や考え事などで交感神経が優位になりがちなので、具体的に交感神経を低下する習慣を持つことが大切です。ストレッチは、先述の過去記事でもご紹介したように、「うっとり」には最適なので、ぜひこの時間帯に行うようにしましょう。
2.口から吐く息を長くする
ストレッチ中は、常にゆったりとした呼吸を繰り返しましょう。呼吸は、吸うのは鼻からですが、吐くのは口から行うことで、体の中の空気をしっかり外に吐き出すことができ、その反動で力むことなく鼻から自然に息を吸うことができます(もちろん口で吐くことが息苦しい方は鼻でもOK)。
また、吸うと心臓の交感神経が刺激されて鼓動が早くなり、吐くと心臓の交感神経が刺激されて鼓動がゆっくりになるといわれています。そのため寝る前のストレッチは、吐く息を長めに行うことで、さらにうっとりと心地よくストレッチすることができます。
3.30秒以上キープ
同じポーズをキープするストレッチは、30 秒以上を目安にキープしましょう。10秒など短時間で終わってしまったら、筋肉がまだほぐれていない可能性も。じっくり時間をかけることで、こわばっていた筋肉が少しずつほぐれ、より気持ちよく伸ばすことができます。
4.五感を利用して「うっとり」する
ストレッチだけでなく、寝室の環境もうっとり空間にチェンジしましょう。天井の照明はオフし、フットライトなどの間接照明やキャンドルを灯したり、心臓の鼓動よりも遅いスピードのヒーリングミュージックをかけたり、ラベンダーなどお好きなアロマを焚いてみたり。
これらは科学的にもうっとりすることが実証済み。五感からうっとりを促しながら、ストレッチを行うことで、さらに、ホロホロと心と体が緩んできます。
5.ベッドの上がベスト
ストレッチを行う場所は、リビングなどでもよいのですが、ストレッチを行うと、先述した過去記事でもご紹介したように、副交感神経が優位になりやすく、眠気を誘います。
眠くなってから、また廊下を歩いて寝室に向かう…というその行為で、目が覚めてしまう可能性もなくはないので、ストレスなくそのまま眠れるようにベッドの上で行うことをおすすめします。
6.エアコンは朝までずっとON
ストレッチを行う寝室の気温は、ベストな状態にしましょう。夏場はエアコンで体がだるくなるから…と途中で消す方もおられますが、これはNG。
寝起きに体がだるく感じるのは、直接風が体に当たっていたり、途中で消したりつけたりを繰り返すことで中途覚醒となり、深い眠りを得られなかったからが多いよう。26度のエアコンをひと晩中つけて、快適な寝室を作りましょう。
7.運動は×。気持ちいいストレッチが正解
ストレッチは良いのですが、ストレッチ以外の激しい運動を寝る前にするのは絶対に×。過去記事でもご紹介していますが、夜遅くの運動は体内時計が後ろにずれ、朝の寝起きが悪くなることがわかっています。
また、交感神経が刺激されてしまうので寝つきアップには逆効果です。疲れさせて寝る、という方法をとられる方もおられるようですが科学的には不正解なので、気持ちのよいストレッチを心がけましょう。
ストレッチの習慣がない方も、すでにある方も、ぜひ試してみてくださいね!
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