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美しさとモフモフの天使…傷心の飼い主を支えた猫さまが実は意外と苦手なこととは

取材、文・Manabu Matsunaga — 2024.8.24
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第262回目はウナ(Una)さま の登場です。

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最近お姉さんになった猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.262
猫さまの話をもっと聞かせて! 
ブリティッシュロングヘアーのウナさまは1歳の女性猫さま。


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<ウナさまが語ります>
わたしは庭とプールのある大きな家に住んでいます。まだ日が昇らないうちに、ゴロゴロと鳴き、抱っこを求めに飼い主のところへ行きます。
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飼い主がトイレに行くとき、朝食を食べるとき、どこへでもついていきます。食事は無制限のカリカリマシーンがあるので、好きなときに食べます。獣医師のアドバイスに従って『ロイヤルカナン』のものをいただいています。


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ここのうちに赤ちゃんが誕生して、最近少しストレスを感じています。遊んだり出窓から鳩を眺めたりしてから、長い昼寝をします。毛が長く毎日お手入れが必要なのでブラッシングをしてもらいます。


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そして夕方になると、抱っこしてほしいとも要求します。自慢の目はラグーンの色で、毛皮は太陽のように金色で、うつ伏せになって飼い主たちを魅了する日々を送っています。


<飼い主から見たウナさまとは>
ウナの前に数匹の猫を飼っていました。しかし、あることが私の人生を変えました。失った猫は銀色のペルシャ系の女性猫でした。彼女は私の人生を共にした猫でした。別れてからはとても悲しくて二度と猫を飼いたくないと思いました。でも夫は新しい猫を独断的に飼い始め、それがウナでしたが、私は後悔していません。それに、夫はウナは自分のものだと思っていたのに、ウナが私のほうに懐き、わたしを選んだのです! 


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どうしても子猫が欲しかった夫は、ウナが子猫だった頃の写真を見たそうです。夫は明らかにウナの魔法にかかり、私たちの家から7時間離れたナントの繁殖農場まで彼女に会いに行きました。今ではわたしの猫になりましたが(笑)。


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ウナは美食家です。彼女はあらゆる食べ物の匂いを嗅ぐのが大好きです。私が料理をするとき、彼女はとても興味津々です。鶏肉、ほうれん草、少量の生サーモンがウナの好みです。


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ウナはすぐに疲れてしまいます。年齢的なところもあるのでしょうか。バスケットや小さなベッドを買ってあげても無駄です。彼女は毎週お気に入りの場所を変えます。最近はソファの下に入って外を眺めるのが好きです。


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ウナは繊細でなお姫さまです。彼女は黄金の心をもっており、何よりも人間を愛しています。そして彼女はとても不器用で、猫にしては珍しく猫の木から落ちることもあります。しかし、信じられないほどの美しさと柔らかさで補っています。彼女は動物が飼い主に対して抱く無条件の愛の純粋さを体現しています。それは貴重な絆であり、彼女は見返りを期待せずに与えてくれます。彼女は真の家族の一員です。


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医学的理由により、私は妊娠期間のかなりの間を寝たきりで過ごさなければなりませんでした。ウナがいつもそばにいてくれるのは本当に安心でした。彼女は私を癒し、エネルギーを与え、愛情で満たしてくれる、まるで私の娘のようです。私には彼女の幸福に責任があり、彼女が幸せになることを願っています。


ーーウナさまは飼い主の夫が一瞬で気に入って飼うことになりましたが、実は飼い主が妊婦中に寝たきりで、前の猫への思いが消えないこともあり、これからの生活を前向きにしたくてウナさまを連れ帰ったようです。その効果は抜群で、飼い主は元気になり、赤ちゃんも誕生して毎日幸せな生活を送っています。まさしくウナさまマジックですね。


著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!