ただいまあらゆるマナーを習得中!…猫さまが食事の時に叱られてしまうこととは

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.12.10
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第190回目はサビ猫のビュフィー(Buffy)さま。

ただいま躾の真っ最中な猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.190
猫さまの話をもっと聞かせて!
ビュフィーさまは生後7か月の女性猫さま。


サビ猫


<ビュフィーさまが語ります>
私が暮らしているのはバルコニー付きのアパートメントですが、まだ若すぎるため、現時点ではバルコニーに行くことは許可されていません。毎日窓の前に立って、外の様子を観察しています。ここの家は先住の猫2匹とモルモットが1匹いてとても賑やかで嬉しいです。
サビ猫

毎日、遊んだりいたずらするために午前5時頃に起きます。時々おもちゃをベッドに持っていって家中のみんなを起こします。ようやく7時に朝食を食べ、満足して寝ます。朝活しすぎて、日中は起き上がれないほどよく寝ます。午後はみんなで一緒に遊びます。夜の儀式として、飼い主がテレビを見ているとそばに行き一緒に動く画像を追いかけます。
サビ猫

食事はカリカリとウェットフードですが、いつも他の人のお皿から食べようとするので叱られます。たまに飼い主用のサーモンをもらえる時がありますが、そんな時は喉が鳴ります。お気に入りの場所? ベッドかソファで長ーくなって寝るのが大好きです。特におばあちゃん猫のロミーとお尻をくっつけて寝ると気持ちよく安心できるのです。
<飼い主から見たビュフィーさまとは>
月に2回、先輩猫のロミーの薬を買いに獣医に行くたびに、ビュフィーを差し上げますという張り紙を見ていました。何度目かのとき、まだ貰い手がいなかったので、私たちは彼女を養女にすることにしました。初めてビュフィーを見たとき、彼女に恋しました。
サビ猫

ビュフィーは私たちと一緒に住んでまだ4か月なので、今のところは躾の段階と言えます。いたずらや、他の動物との接しかたなど…おばあちゃん猫のロミーと相性が良く安心しています。ビュフィーがやってきてからロミーは少し若返ったかもしれません。
サビ猫

ビュフィーは要求が多くて、何か食べたいときや遊びたいときは鳴き声で表現します。すっかりビュフィーは私たちの家族の一員となってますます日常が楽しくなりました。
ーーこの連載103回目
https://ananweb.jp/column/frenchchat/465371/
に登場した長寿の20歳のロミーさまのところに、今回登場したビュフィーさまがやってきたのです。まだまだヤンチャなビュフィーさまをロミーさまが教育している部分もあるのでしょうか。ロミーさまが喜ぶ姿が想像できますね。まだまだ長生きしてください。そしてここにはオレオさまというモルモットがヴァカンスになるとよく遊びにやってきます。そのお話も近いうちにお伝えしようと思います。
著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!