交際歴3年以上は……。長続きカップルは結婚につながらない? リアルな夫婦生活 ♯2

ひとりの人とずっと長く恋愛をしているなんて素敵な話ですよね。しかし、結婚を前提に考えた大人の、しかもアラサー世代にとっての長い春は、時に婚期を逃すやっかいな鎖にも変化してしまいます。女性側は、これだけ一緒にいたら結婚適齢期の年齢で私を妻に迎えてくれるだろう。そう考えるのが自然ですが、男性はどうもそうではないみたいです。

男性にとって結婚はある意味、縛りのようなもの。結婚したら遊びに行っちゃいけないという気持ちになったり、これまで働いたお金が自由に使えなくなったり、責任と共に自由を奪われるような気持ちになります。また、アラサー世代の男性は自分の人生を見直す時期でもあります。もっと年齢がいくと挑戦できないから、人生最後にやりたいことをしたい、独立したいなどのロマンを持って、転職したり独立したりするとなると、さらに彼らの中で結婚に対する優先順位は下がります。

付き合いの長さや彼女の年齢が、結婚の決め手にはならないってことですね。

自立した大人カップルが付き合いも長いとなると、一緒に暮らすのは必然でしょう。ですが、こればかりは筆者はあまりオススメできません。筆者は夫と結婚する前に同棲の提案がありました。しかしながら、私の両親は同棲？ダメ、絶対！的主義な考えで、結果同棲話は流れました。でも、その後、彼の転勤が決まり、それを機に結婚し転勤についていくことになったのです。もし両親の意見を無視して同棲に持ち込んだら私は転勤先でも妻としてではなく、彼女として暮らしていたかもしれません。

既に同棲をしているカップルはもう結婚という縛りにくくられていない夫婦同然の二人。いまさら感と婚姻手続きの面倒さ、そして先にお伝えした男性の責任の重たさから、彼の腰はどんどん重くなる一方です。全ての男性がそうとは言いませんが、既に妻のような存在を手に入れ、婚姻関係に縛らない自由は男性にとっては都合の良い環境そのものなのです。

ここまで交際歴の長いカップルが結婚に至るかという点で後ろ向きな発言をしましたが、実際長く付き合ったカップルが結婚に至るケースも見てきましたし、完全に結婚しない！と言い切ることはできません。しかし、長く付き合っているからということで、安心したり「いつかはきっと…」という期待を持って待ち続けると長い春が終わってしまうことも充分に有り得ます。

大事なのは、良いタイミングで結婚をしたいと思うなら勇気を出して “話し合う” ことと、話し合っても解決しない場合は、見極めが時に必要なのではないかなと思います。