【沖縄】一生に何度も行くべき! 旅好き激推し「竹富島の憧れの宿と絶景、グルメ」

取材、文・笹本真純 — 2022.11.2
沖縄の八重山諸島にある竹富島。星のや竹富島では、広い敷地に点在する赤瓦屋根のお部屋、亜熱帯の緑のなかで、島ならではのリゾートステイを楽しめる。島の時間をさらに印象的なものになるために欠かせない“食”も、星のや竹富島に滞在する大きな理由に。島の食材をふんだんに使った料理、“島テロワール”が2022年12月10日からスタートする。

島の旬の恵みを五感で味わい尽くす


A【星のや竹富島】Deatsのクネル シェーブルクリームソース (1)

珊瑚石の石垣に白砂の道、赤瓦の屋根に鎮座するシーサー。「星のや竹富島」は、竹富島の昔ながらの伝統建築にならってつくられた戸建の客室が48棟点在し、まるで島の集落に暮らしているかのような滞在が楽しめる。

星のや竹富島のディナーで体験できる“島テロワール”。テロワールとは、フランス語に基づいて生まれた言葉で、農産物の生育地の土壌、気候などその土地の個性を意味する。この冬の島テロワールは、ここ竹富島の、昔からの食文化を重んじてつくられたメニュー構成に。

アペリティフの食前酒に合わせるのは、じーまみー豆腐やちんすこうなど、沖縄伝統食を少しずつ取り入れたフィンガーフード。ダイニング外の、緑に囲まれたテラスで夕空に包まれながらいただくのをおすすめしている。

今回新たな試みとして登場した前菜、「Deatsのクネル シェーブルクリームソース」は、植物性食品が主役。次世代のプラントベースフード・ディーツに、沖縄で以前たくさん栽培されていたキャッサバ芋の粉(タピオカ粉)や豆乳などを混ぜ合わせたもっちり食感のクネルに、シェーブルクリームソースを合わせ濃厚な味わいの一品。

続く「フォアグラとクブシミのポワレ イカ墨のリゾットと共に」、「車エビの命草蒸し コンソメ添え」など、島の素材を存分に楽しめる彩り美しい品々が。クブシミは近海でとれる大きなコウイカ、命草(ぬちぐさ)とは、島の言葉で、命のもととなる大事に食されてきた薬草やハーブのこと。車エビは竹富島で養殖され、冬にいちばん美味しい季節を迎える。
滋味深く新しい味わいの数々、デザートまでいただいた頃には、お腹も心もすっかり満たされる。


B【星のや竹富島】アペリティフ

島の風を感じる「風のテラス」にて味わえるアペリティフは、食前酒と一緒に、全4種の前菜のうち日替わりで2種が提供される。


C【星のや竹富島】ガザミと島豆腐のクープ

「ガザミと島豆腐のクープ」は、マングローブに生息するカニ、ガザミのタルタルとムース状の島豆腐、長命草ソースでクリーミー。
D【星のや竹富島】Deatsのクネル シェーブルクリームソース (3)

「Deatsのクネル シェーブルクリームソース」は濃厚な味わい。沖縄で親しまれている山羊料理には必ずヨモギが。このひと皿にもヨモギソースがアクセントとなっている。


E【星のや竹富島】車エビの命草蒸し コンソメ添え (3)

蒸しあげたエビをその場で盛り付けるライブ感も、島テロワールの醍醐味のひとつ。


F【星のや竹富島】車エビとアグー豚のショーソン

「豚肉のショーソン 2色のソース」。豚肉、そして、車エビとフォアグラをしのばせてパイ包みに。右のソースにも車エビが。


G【星のや竹富島】あかね芋の軽いタルト コーレーグースのアクセント

「あかね芋のモンブラン仕立て」は、沖縄のサツマイモの一種であるあかね芋のモンブラン。コーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)をかけて、味の変化も楽しんで。


H【星のや竹富島】島風アペロ

アペリティフは、時間とともに移り変わる空の色を眺めながら、屋外にある“風のテラス”でいただく。
I【星のや竹富島】コンドイビーチ (1)

星のや竹富島から足を伸ばして、穏やかな海が広がる遠浅のコンドイ浜。島にはのんびりした空気が流れている。


J【星のや竹富島】ブーゲンビリア

敷地内をはじめ、竹富島には色とりどりのブーゲンビリアが年中咲いている。

Information

星のや竹富島
沖縄県八重山郡竹富町竹富
☎︎050-3134-8091(星のや総合予約/9:30〜18:00)
https://hoshinoya.com/