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他人事じゃない…『マンガ自営業の老後』で著者自身が不安解消!

2017.6.20
お金のことは苦手だから……では済まされない、老後の備え。上田惣子さんによる『マンガ自営業の老後』は、そんな老後の金銭的不安に注目します。
上田惣子

自分のペースで仕事ができて、口うるさい上司もいなく、毎日満員電車に揺られることもない。おまけにやりたくない仕事は、きっぱり断ってしまえばいい。自営業って、なんて自由気ままなんだろう。会社勤めをしている人には、自営業者がときにこんなふうに見えるらしい。著者は、イラストレーター歴25年の53歳。仕事の依頼は決して断らず、締め切りも必ず守るという、依頼主からしたら実に理想的な存在だったにもかかわらず、40代後半くらいから仕事が徐々に減少。そのくせ税金や保険、貯蓄などお金のことには無頓着だったため、将来への漠然とした不安だけが肥大化してしまう。その不安を解消すべく、専門家やさまざまな立場・価値観の自営業者に話を聞いて、まとめたのが本書だ。

「お金が苦手な私は、年金や保険のことも曖昧にされると迷って思考停止になるので、自分でもわかるように説明しようと思いました。自分自身があまりに低レベルで、実用的な本を読んでいても、知らない用語がたくさん出てきたり、数字が続いたりすると飛ばしてしまうため、情報を入れすぎず、この本を入り口にしてもらうことを意識しました」

上田惣子

そんな上田さんが、大変ではあるけれどもぜひやるべきだとオススメしているのが、90歳まで生きると仮定してお金の流れを年ごとにざっくり書き出す、生涯収支の算出。

「未来に必要なお金を具体的に計算して、やっと自分の現状が見えてきた感じです。現状がわかると、生活や仕事のお金の残し方などを考える余裕が出てきて、老後にしたいことなどを落ち着いて考えることもできるように。“数字”を知ることで心の安定を得られたのかもしれません」

自営業者でなくても、今の時代、老後の不安がまったくないと言い切れる人なんて、ほぼいないだろう。

「お金に対する不安って、たぶん完全にはなくならないと思うんです。不安になったら、その都度少しずつ解消しながら、“お金”と共に歩いていくのがいいのかもしれません」

老後、貧困に陥らないための備えを、初歩の初歩から実践していく「老後不安脱出ルポ」。お金に疎い自営業者はもちろん、非自営業者にも役に立つ一冊。文響社 1180円(C)上田惣子/文響社

うえだ・そうこ イラストレーター。共著に『マンガ 女のお金の超常識』『8歳からのお給料袋』(共にマンガ担当)など。次作は自営業の税金にまつわるコミックエッセイを出版予定。

※『anan』2017年6月21日号より。写真・小川朋央 インタビュー、文・兵藤育子

(by anan編集部)


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