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イイ女が苦戦する恋愛のコスパ問題とは。

2015.11.18
「恋愛はもはや人生最大のハッピーイベントではない。恋の駆け引きも、デートの時間も、面倒でコスパが悪いってどういうこと? 仕事はできるのにイマイチ幸せを掴みきれない、アラサーたちの嘆きをよーく聞いてみよう。

anan_bana 仕事に美容に恋愛に、女の人生ってけっこー大変! 私はこのままでいいのかな? 幸せになれるかな? そんなモヤっとした悩みを浄化し、毎日がもっと楽しくなる痛快エッセイを、毎週土曜日お届けします。


「恋愛はもはや人生最大のハッピーイベントではない。恋の駆け引きも、デートの時間も、面倒でコスパが悪いってどういうこと? 仕事はできるのにイマイチ幸せを掴みきれない、アラサーたちの嘆きをよーく聞いてみよう。


【恋愛はしたいけれど1mmも傷つかずに生きたい】vol.17

日本に密かに蔓延する「アラサー七不思議」を、あなたは知っているだろうか?

その1 寝て起きて、仕事してたら、もう30歳
その2 普段着が、ある日突然、似合わない
その3 覚えられん! アイドル俳優、同じ顔

…と、まぁ7つ続いていくのだが、その中でもトップクラスの不思議がある。それは、

「有能な、女子ほど恋愛、苦戦する!」

そう、仕事がデキて比較的綺麗なアラサー女子に、なぜか恋愛が全く振るわない女が多発しまくっているのだ。そして彼女達には、ある程度似た傾向がある。

押されるのも押すのも面倒。

私の友人29歳のH子。大手企業で法務の仕事をこなす真面目で清楚系な女子は、すでに彼氏いない歴5年という蜘蛛の巣系女である。出会いの場に行くとある程度は誘いの声はあるし、婚活しなければという焦りもあるようだが、それでも彼女が恋愛できないのには強力な理由がある。らしい。

「とにかく面倒くせえ」

ワインを飲みながら大体このセリフをゲロッている。贅沢な話だが、グイグイ来る相手に対応するのも面倒だし、自分から押すのも面倒だそう。「じゃあ、どんな人が理想なの?」と聞けば一言。

「あんまりメールとかデートとかしなくても、文句言わない人」

ずいぶんと低体温な恋愛を希望するではないか。

「でも安定した仕事をしていて、ちゃんと結婚してくれる人」とかワガママもついてくる。

ちなみに私が最近彼氏とケンカして、わめいて泣いてDVまがいの怒りをぶちまけて、別れたのに結局ズブズブとサヤに戻ったという、どうしようもない話しをしたら、冷ややかな目で彼女はこう呟いた。

「あんた、元気ね(失笑)」

うるせー!!

昔の自分が暇すぎた?

モテスキルが生まれつき備わっていなかった私からしたら、H子のような存在は腹立たしさ満点なのだが、H子の友人S美もまた、優秀だけど恋愛大苦戦中のオナゴだ。

S美はその社交性を活かして広報というキラキラ系職種をまい進する有能な女友達の一人。美人で巨乳で仕事ができるのに、なぜか彼氏がこちらも4年いないというから驚く。最近、合コンや趣味サークルなど婚活も頑張っているようで、様子を聞いてみると、開口一番白旗が上がった。

「もう面倒くさい!」

なんでも、好きになりかけの男はいるが、こちらから距離を縮めたりデートに誘ったり返事を出したり、相手を誘導するのがとにかく面倒くさくて熱も下がりまくりという。

「むしろ、こんな面倒なプロセスを踏んでた昔の自分って、凄い暇だったんだなと思うよ!」

彼女はそんなことを言いながらも、いつも私へのメールは即レスしてくれる。

アラサー注意!「とにかく子供ほしい病」

優秀な2人の女子をはじめ、なにかと恋愛面倒くさいと連呼する女子が、次に吐くセリフはだいたい決まっている。

「もう、子供だけほしい!」

思い当たる人はいないだろうか。私はこの発言をした女子には、もれなく病名をつけている。

「とにかく子供ほしい病」である。

症状:年頃の独身女性が恋愛も結婚もすっとばして、とにかく子供だけ持ちたい。そうすれば自分のモヤモヤは全部解決すると夢を抱き嘆くこと。自分で恋愛をどうにかこうにか進めるのが面倒くさくて、あげくスキップして子供というリミットのある問題だけまずは解決しようとするのである。人生ゲームでも最初からシングルマザーという選択肢はないというのに、まったく現代の発想はなんて合理的というか、せっかちなものだ。

an17

仕事はできるのに恋愛はできないフシギ。

本当にモテない人からしたら贅沢な悩みにも聞こえる話なので、

「だったら恋愛も仕事と思って対応すれば、できるでしょ?」

と聞いてみると、それならできる。むしろ仕事相手として考えたら余裕! なんだそうだ。男性と真正面から向き合うのが面倒だから恋愛できないという話なら、きっと楽をしたい彼女達の中には、“恋愛はコスパが悪い”という発想がどこかにあるのかもしれない。

最近、ちまたでは「結婚は成果が不確かだからコスパが悪い」なんて話も話題になっているようだが、そもそも恋愛も結婚も成果ではなく毎日のプロセスの中に幸せや学びを感じるものだと思う。だから経験した先に損得を求めるのは、なんというか、いい大学に頑張って入学したけど、学ばず遊びほうけて大卒の資格だけゲットするくらい意味がない。

とまあ学年最下位の点数で大学を卒業し、バツイチの経歴までつけた私が言うのだから間違いないだろう。人生楽ばっかりすると、いつかしっぺ返しがくるってことだ。


おおしま りえ/雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、アップダウンの激しい人生経験を生かし、現在恋愛コラムを年間100本以上執筆中。そろそろ幸せな結婚がしたいと願うアラサーのリターン独女。
HP:http://oshimarie.com