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【ゲ、逆効果!?】夏肌をケアするパック、ヤッちゃいけない使い方!|ちょこっと美容マメ知識#1

2017.9.12
美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第1回目は、スキンケアアドバイザーの目線から、夏終わりに取り入れたいスペシャルケアでの注意点について考えます。

紫外線をたくさん浴びた後に……。

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【ちょこっと美容マメ知識】vol. 1

お肌にダメージを与える紫外線は、主にUV-AとUV-Bがあり、一年を通して7月〜8月の中旬までが最も量が多いと言われています。少し気温や日差しが落ち着いてきた9月は、疲れたお肌をリセットする良い時期。

しっかり遊んだ夏の火照り肌にスペシャルケアとして、パックを就寝前に取り入れてみると、朝の落ち着き具合に差が出てくることでしょう。しかし、良かれと思ってしたスキンケアが、逆にトラブルの原因になる可能性も……。そこでパックに関する、よくありがちな勘違いを解説していきます。

注意点① 水分量の移動を見極める

晩夏にしっかり「保湿」をしたほうが良い理由は、紫外線を多く浴びたダメージから、乾燥が目立つようになるためです。気温が下がり秋に近づくにつれて、汗はかかなくなったけれど、鼻の頭や頬などの皮めくれが気になるようになった……!という悩みが多くなるのもこの時期に多いのではないでしょうか。

そこで、お手持ちの化粧水や美容液などを染み込ませたセルフパックでお肌を潤す時の注意点は、「水分は少ない方へ移動する」ということがポイントです。パックをする際に素肌を化粧水でモチモチに整えてからスタートしますが、コットンに染み込ませる化粧水が少量だと、顔の上に乗せていてもコットンのほうに素肌の水分が移動してしまいます。つまり、余計に乾燥してしまうのです。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
コットンやマスクに手持ちの化粧水や美容液を染み込ませる時は、ベッタベタのヒタヒタにしてから、素肌に乗せよう! 素肌に、しっかり水分移動させることが大切。

注意点② パックを乗せる部位と、避ける部位

紫外線を多く浴びると、お肌の透明感が薄れてゴワゴワするな……と感じたことはありませんか? そんな時は、クレイパックやスクラブパックなど、古くなった角質をケアするパックがオススメですが、お顔のすみずみまで乗せてはいけません。お顔の皮膚の薄さは均一ではなく、頬や額などに比べて、口や目の周りは皮膚が薄くて、非常にデリケートな部位。ツブツブの刺激や摩擦でダメージを受けてしまう可能性があるので、目もとや口もとは、避けてお手入れすることをオススメします。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
目や口周りはスクラブ系より、美容液やクリームなどで優しくケアしてみよう!

注意点③ キレイになりたい=長時間すればいい?

そして、どのパックにも共通する注意点は「長時間=キレイになる」というわけではないこと。例えば、「ベタベタにしたコットンパックを乗せたまま就寝したら、朝起きた時に全部お肌に入って潤うんじゃない?」と考えて、就寝したとします。注意点①を思い出していただきたいのですが、水分量は少ないほうに移動するため、シートマスクが乾いてきた頃に素肌の水分がパックに移動し始めてしまうのです。これは、本末転倒ですよね。

またはゴワつきが気になるからと言って、長時間のマッサージや必要以上にクレイパックを放置することも避けたほうが良いでしょう。それぞれの商品に書かれている、「目安時間」をしっかり守ることが大切なのです。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
過度にケアするより、サクッと集中ケアが◎。効率よく、美肌を作ろう♪

3つの注意点をご紹介しましたが、いかがでしたか? これからお肌がクールダウンする季節。うまくスペシャルケアを使いこなしましょう!