「セックスしないと眠れないオトコ」ハダカのコクハク #Epi15-3
ハダカのコクハク【Epi15】
アンアン本誌でも活躍するロマンスライター・ピンク先生が、今ドキ女子のリアルな本音を掘り下げていく人気連載『ハダカのコクハク』。第15回目の3話目は、榮倉奈々さん似の有紀さんが出会った、セックスをしないと眠れない彼について。
「5マタかける女」
■ハダカになる人
有紀さん(仮名)
■データ
・年齢 33歳
・職業 フリーランス
・パートナーの有無 有
・初体験 16歳
・経験人数 20人
・H回数 週1
・好きな体位 バック
・苦手な体位 アクロバットな体位
ショートヘアで、女優の榮倉奈々さんのような雰囲気(つまり元気そう)な有紀さんですが、話してみると「私、話ベタなんですよ……。スミマセン」とやや気弱な感じ。
いやいや、そうとうの「酒好き」とのことなので、飲むと強気になるはず!? コロっと変わる性格やギャップが、5股をかけられるほど、モテてきた理由なのかも。修羅場もあったようですが、「今が幸せだから話してみようと思った」と告白しに来てくれました。
【Epi15-3】
セックスしないと眠れないオトコ
24歳も年上の “おっちゃん” と別れた後も、股をかける生活は続きました。居酒屋の店員、同級生、投資家、バイト先の人、チンピラみたいな人、社長、スポーツ選手……つき合う男のジャンルはバラバラ。
私が会いたいときに会いたい彼氏と会う感じだったので、彼氏同士が鉢合わせをすることも、修羅場もなく続いていました。おっちゃんのときみたいに、すごく夢中になれる相手が現れると、とたんに他の彼氏のことが見えなることがありつつ……。
29歳のとき、同棲をきっかけに私の “股をかける癖” はなくなりました。同棲相手は、自分で店を持っていた美容師の男のコ。すごくいい人だったし、自立していたし、身長も高くてカッコいい、文句なしの人でした。
なによりも週4くらいセックスをしていたので、他の男性と会う暇もなかった。
じつは彼、セックスをしないと、寝ることが困難な病気だったんです。芸術家に多いそうなんですが、高揚状態がずっと続いてしまう脳の病気。
疲れて帰ってきても、そのままだと神経が高ぶって眠れない。投薬治療もあるそうですが、彼はセックスをしてカラダをリラックスさせて、やっとスイッチが切れるように寝る人でした。
私はセックスが好きなので、最初は良かったけれど、つき合って3年も経つと彼の欲を満たすだけの存在に耐えられなくなりました。それで、一度離れて暮らそうということになり、実家に戻ったんです。
すると、とたんに悪い虫が出ちゃって、他の男とセックスをしてしまったんです。それが彼氏にバレて、あっけなくフラれてしまいました。結婚したいなと思っていた彼だったので、必死に謝りましたが、全くもってダメでした。やっと浮気癖が直ったのに、また復活です……。
私がセックスを求める理由ですか? ふとした瞬間、どうしようもない孤独感に包まれてしまうんです。するとお酒に走り、気づくとセックスを求めてしまっているんです。
セックスでリラックスできるの?