ハダカのコクハク【Epi7-1】「早い・小さい・ヘタ! 」

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Pink eye’s

早漏・遅漏対策

「早い・小さい・ヘタ」に悩まされた遥さんにちなんで、今回は、早漏、遅漏対策について。

遥さんのように、合わないと思ったら早々にお別れするのもひとつの手です。しかし、「そこをのぞけばいい人だから別れたくない!」という女性も少なくないはずですよね。

早漏

挿入してから射精までの時間が早いことを、早漏(そうろう)といいます。だいたい1分以内くらいで、中には、挿入する前に出ちゃう男性もいるようです。早すぎると、女性を満足させられないと言われていて、実際に遥さんも「ありえない」と感じたようですね。

早漏の原因は、精神的要因と、刺激的要因に分けられます。つまり、興奮しやすい、または、ペニスが過敏。両方を持ち合わせていることも。冷静になるトレーニング、刺激に慣れること、包茎手術をする(包茎だと普段皮に隠れている分、露出したときが敏感になるため)などの対策がありますが、これらは男性側の対策。

女性ができることを、以下にまとめました。

1 分厚いコンドームを用意
物理的に、刺激を少なくできます。

2 挿入は指で満足してから
指で気持ちよくなり「もういい」ってなってから、最後にひとつになる。それなら、短い時間の挿入で十分すぎるはずです。

3 一度抜いてから
早漏の男性は、早い分、2回も3回もできるケースが多いもの。一度手や口で射精に導いてから、2回目で挿入という方法はいかがでしょう。2回目なら、若干感度が鈍くなっているので長持ちするはずです。彼に自分の手で射精をしてもらうのを見るのも面白いでしょう。どういう触り方が好きなのかが分かりますし。

遅漏

逆に、射精までに時間がかかることを遅漏(ちろう)といいます。2時間以上セックスを続けていても、射精できない、なんて男性も。

原因は、オナニーのしすぎや、やり方に問題がある、またはうつ病、糖尿病などの病気が原因のことも。早漏と同じように、精神的な要因がある場合もあります。オナニーのやり方を変える、病気を治療するなどの方法がありますが、男性側の対策です。

ここでも女性ができることを紹介します。

1、コンドームを工夫する
コンドームをつけると感度が悪くなり、射精しづらくなるという男性もいるので、感度に影響を与えないコンドームを選ぶこと。たとえば、人肌感覚に近いといわれている新素材イソプレンラバー製、薄くて体温を伝えやすいと評判のポリウレタン製。または、ホットやクールなどのジェルのついた、感度を高める工夫のあるものを用意する。

2、じらして挿入
簡単に挿入させないという方法も。「まだダメ」というふうに、挿入をじらし、彼のはやる気持ち、つまり興奮度を高めれば、射精までの時間が短くなることも。

3、射精をゴールにしない
妊娠を希望する関係でなければ、射精にこだわらないという方法も。「彼が射精するまで我慢しなくては」と思っていたら、ツラくなってしまいますし、彼も「射精しなくては!」とプレッシャーに感じるでしょう。「ひとつになれるだけで嬉しいんだよ」「今日は疲れちゃった」など本音を言って、自分が終わりたいときに終わってもいいのです。

以上、女性側ができる対処法でした。

忘れてほしくないのは、あなたにとって「早くてイヤ」と思う相手でも、挿入が苦手な女性にとっては「早くていい男」にかもしれないということ。同様に「遅くてイヤ」な男性も、毎日ヤりたい女性にとっては「常に繋がれていい男」かもしれないということ。

つまり「射精までの時間も、個性」。そこもひっくるめて彼なのですから、否定的な態度で接すれば、いずれ破局することになるでしょう。彼のことが好きなら、彼の個性を生かして、一緒に楽しめるようになれるといいですね。

もしくは、必要としている女性に回してあげる勇気も大切かもしれません。