【2024初詣】人気のお守りも! “恋愛運”にご利益がある神社3選

2023.12.14
日本のお正月を代表する行事である“初詣”。元旦に神社やお寺へお参りするこの風習は、年をまたいで行う験担ぎが元になっていると、日本の伝統文化を研究し、開運の道を探る“ご利益専門家”藤本宏人さん。

「“年越しの大祓”を終えた一家の主が、清い身のまま新しい年を迎えるために、31日から元旦までずっと神社で過ごした習わしが起源だと考えられています。年が移り変わる瞬間は、世の中の気運も変化の波が激しくなる。その間神社という聖域にとどまることで、波の影響を受けて運気が落ちるのを避けたのでしょう」

その心持ちは、現代にも受け継がれている。

「今でもキレイな服装で初詣に行くべしとされているのは、汚れのない身で年を越そうとしたことの名残。可能ならば、お風呂で身を清めてからお参りに行くと、より縁起がよくなるのでおすすめです。2024年は1月1日が大吉日なので初詣にはぴったりですが、参拝の大行列に並んで時間を浪費するのは、あまりにも運気がもったいない。1月7日までの“松の内”は縁起がよいとされているので、それまでの間に、ゆったり初詣するのがよいでしょう」

【恋愛運】2024年のおすすめ初詣スポット

【東京都】東京大神宮

2377 shrine1-1

縁結びの神社で恋愛運アップ。
東京における伊勢神宮の遥拝殿として、明治13年に創建。恋愛中、婚活中の人が多く参拝する。「幸福が訪れる」という花言葉を持つ鈴蘭をモチーフにした「鈴蘭守」が人気。「神前結婚式を日本で初めて行った神社です。良縁のご利益で有名ですが、厄除開運など幅広いご神徳でも知られています」。

東京都千代田区富士見2‐4‐1 TEL:03・3262・3566 https://www.tokyodaijingu.or.jp/

【神奈川県】江島神社

2377 shrine1-2

弁財天様のご加護で恋愛成就。
天照大神と須佐之男命が誓約(占い)を行ったときに生まれた、三姉妹の女神をご祭神とする。境内の奉安殿というお堂には、弁財天様も祀られている。「ご由緒には、天女様と龍神様のご結婚の伝説が。お参りすれば、女性の心強い味方である弁財天が、恋心を応援してくださるはずです」。

神奈川県藤沢市江の島2‐3‐8 TEL:0466・22・4020 http://enoshimajinja.or.jp/

【愛知県】高牟(たかむ)神社

2377 shrine1-3

恋愛を応援する清水が話題。
その昔、尾張物部氏の武器を納めた倉が、神社になったと伝わる。ご祭神の高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)は“むすび信仰”の神様。恋愛成就の“ハートおまもり”は、ピンクと水色の2種類。「手水舎(てみずや)の龍神様から古井(こい)の霊水が湧き出していて、それが“恋”にも効くという伝承があります」。

愛知県名古屋市千種区今池1‐4‐18 TEL:052・731・2900 https://www.jinja-net.jp/takamujinja/

監修・藤本宏人さん 日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。近著『大吉日大全』(サンマーク出版)が好評。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。

※『anan』2023年12月20日号より。取材、文・風間裕美子

(by anan編集部)