犬山紙子、アラサー女性は「自分が思うよりずっと素敵だよ!」

2018.9.2
エッセイストの犬山紙子さんに、「恋ができない」女子の救済法をお聞きしました!
犬山紙子

ときめかないのは成長の証。呪いに負けず自信を持って!

私が恋愛マスターとはおこがましいのですが、若い頃みたいにときめかない。そういう嘆きの声は周りでもよく聞くし、私も悩んだ時期がありました。でもこれって、自分が成長した証で正しい反応なんですよ。知性や理性、経済力を身につけたことで、前に欲していた男性にはもうときめかない。だから劣化ではなく成長ととらえてください! 恋愛や結婚の相手を選ぶうえで一番大事なことって、きちんとコミュニケーションがとれるかどうか、これに尽きると思う。だから年収やルックスなどの条件では測れないんですよね。合コンは「この中で誰が一番マシか」とすぐわかる条件で選びがちなので、おすすめできないですね。同じくこちらも雑なジャッジをされるということだし、ヤリ目の男も多いので。

傷つくのが怖いという人は、リカバリーの道筋をたてておくのが有効です。例えば女友達との関係を密にしておくとか。傷ついた時に親身に話を聞いてくれて、最後はネタにして笑い飛ばしてくれる仲間がいれば、頑張りやすくなる気がします。

でも一番の問題は、年齢を重ねるほど恋愛市場で価値が下がるという呪いが強すぎて、アラサーの女の子たちが自信喪失していること。みんな自分が思うよりずっと素敵だよ! と声を大にして言いたいです。自己肯定が難しかったら、女同士で心の底から褒め合ってみて。自信を持つことで笑顔が増えて、ぐっと恋愛しやすくなると思います。

犬山紙子さん エッセイスト。本誌をはじめ、雑誌で多数の連載を持つほか、テレビのコメンテーターとしても活躍。近著『アドバイスかと思ったら呪いだった。』(ポプラ文庫)が好評発売中。

※『anan』2018年9月5日号より。取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)


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