HomeColumn安本由佳のお悩み相談離婚して他の男性と結婚したい…身…Love Love 離婚して他の男性と結婚したい…身勝手な妻の「勘違い」 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR — 2024.2.25 婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、身勝手な夫との離婚を考え始めた36歳主婦のお悩み。 夫と別れて別の男性と結婚したい 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。 みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:結婚して10年。今年から末っ子が入園し、ようやく自分の時間がもてるようになりました。すると、夫に対する違和感が増大してきたんです。夫は子どもが生まれてからも自分が一番で、趣味や仕事など自分のこと最優先です。 もちろん家族を養うために仕事を頑張ってくれているので感謝はしていますが、この先まだ人生長いことを考えると、もっと私のことを大事に考えてくれる人と一緒になりたいと思ってしまいます。夫にも気持ちを伝えていますが理解してもらえている様子がなく、自分の気持ちをどう処理していいかわからなくなっています。(36歳・主婦) 夫婦は所詮他人 相談者さん、夫婦はしょせん他人なのです。分かり合えない部分があって当然だし、違和感を覚えるのがむしろデフォルトではないでしょうか。 世の中の夫婦は皆、違いがあることを大前提として、歩み寄ったり許し合ったり見て見ぬ振りをしたりしながら結婚生活を続けています。 確かに相談者さんの夫は身勝手なのだと思います。自分の趣味や仕事を優先し、妻子を大事にしない男――相談者さんの目にはそう映っていて、不満が溜まっているのですよね。 しかし一方で、夫は家族を養うためにしっかり働いて稼いでくれています。少なくとも経済的には夫・父親の役目を果たしてくれているわけです。 夫の自分勝手がどの程度のレベルなのかにもよりますが、まだ小さなお子様もいるわけですし、現時点で大きな実害がないなら片目を瞑って深く考えずにやり過ごしてはいかがでしょうか。 架空の男性との結婚を夢見ても無理 「もっと大事にしてくれる人と一緒になりたい」とおっしゃいますが、具体的に他の男性がいるのでしょうか…? いるとしたら不倫しているということになりますが、既婚の女性に手を出すような男性を「もっと大事にしてくれる人」と評価するのは認識が間違っていると言わざるを得ません。 実在しているわけではないのなら、現時点では架空の人物であり、存在しない男性と結婚することは不可能ですよね。 夫と別れた後に理想通りの男性が現れるかもしれないと希望をもたれているのかもしれませんが、もし実際にそんな人が現れたとして、その男性が10年後も変わらぬ態度で接してくれる保証はどこにもありません。 考えれば考えるほど大袈裟に捉えてしまいますから、差し迫った問題が起きていないならやり過ごすのが賢明です。 そうして時間が経てば、夫に対しても、また違う見方ができるようになるものです。 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営 慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 不機嫌な婚活(講談社文庫) 恋と友情のあいだで(集英社) 安本由佳インスタグラム https://www.instagram.com/yuka__yasumoto/ 安本由佳オフィシャルサイト https://www.yukayasumoto.com/ ※ お悩み相談はインスタグラムで随時受付しています。 https://www.instagram.com/yuka__yasumoto/ ©OKAN/Adobe Stock ananにあなたの声をお届けください!バービーさん激推しのデリケートゾーンケア〔PR〕[アンケート]ananで好きな記事は? 【心理テスト】心の奥底で恐怖していること「無意識に避けている相手」がわかるテスト この記事が面白かったら「いいね!」してね ポストする シェアする