JAXA大西卓哉宇宙飛行士に聞く人生相談! 宇宙からのANSWER. #0 ananのための特別動画!
【宇宙からのANSWER.】vol. 0 特別動画編
anan総研の人生相談に、大西卓哉宇宙飛行士が宇宙ステーションから答えてくれるという、業界騒然の企画が始まりました。
お忙しいミッションのかたわら、ananのオネガイにも答えてくれるJAXAさん、大西さん、本当にありがとうございます!
さて、こちらは、ほんっとうにレアです。ananのために撮り下ろしてくださった、宇宙ステーションからの紹介ムービーです。
こんな景色、関係者以外で見たことないでしょ!
まいります!
宇宙ステーションからのご挨拶!
私はいま、地上から約400㎞上空を飛行中の国際宇宙ステーションにいます。400㎞っていうと、実は東京から大阪まで、そのくらいの距離しかないんですよね。そのくらいの距離で、宇宙に行くことができまーす。
「できまーす♪」って! いやそんなに軽く!
本当に、そういわれると宇宙って近い気がしますけど、垂直方向ですからね。うっかりするところだった。
宇宙ステーションにある、キューポラという窓をみなさんにお見せします。上に見えてますけどね。これが地球です。
あ、これがソユーズっていうロシアの宇宙船なんですけど、私はこの宇宙船に乗って宇宙ステーションにやってきました。三人乗りです。
三人乗り! アトラクションか! どうも宇宙が日常の方は軽くおっしゃいますけど、ひとつひとつ衝撃が走ります。すごいぞー手汗。
こうして、地球の外から地球を見ることができますし、宇宙から宇宙を見ることができます。そうすると、地球にいる時とは視点、ものの見方が変わってくるのかな、とも思います。
みなさんのご相談に対して、ちょっとだけ、違った視点からお答えできるのかなーとは思います。
わたしなりにがんばってお悩み相談に答えたいと思いますので、期待していてください!
す、み、ま、せ、ん……。
そんな壮大な視点から、こんな日常の悩みをお答えいただけるなんて。脱力。
そして、「どんなところでお仕事なさってるんですかあー」というノーテンキな質問に、またしてもオリジナル動画で答えていただきました。
JAXAが開発した「きぼう」日本実験棟と窓外の紹介です。
「きぼう」の実験設備と、窓外が明らかに!
「きぼう」には2か所窓があるんですけど、ちょっとそのひとつを見てみましょうか。
ちょうど、夜が明けてすぐくらいですね。あのオレンジ色のは太陽電池パネルです。この「きぼう」の窓を開けると景色がいいので、私は好きですねー。
わたしも好きだなー。
エアロック、流体ラック、細胞ラック、メルフィー(冷凍冷蔵庫)などなど、詳しくはぜひ動画の大西さんのご説明をどうぞ。
「きぼう」は他の実験棟より広いとはいえ、この狭い空間で実験作業をするのか……という印象です。
地球から400㎞。無重力状態で人生相談の回答をしてくださった、「人生相談、宇宙からのAnswer」本編はこちらから。そんな質問に答えてくれたんだ?!
第1回目
大西卓哉(おおにし たくや)
JAXA 有人宇宙技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット 宇宙飛行士。1975年東京都生まれ。全日本空輸株式会社のパイロットを経て2009年4月JAXAに入社。2016年7月から国際宇宙ステーション(ISS)第48次/第49次長期滞在クルーとしてISSに滞在中。
Information
JAXA:http://www.jaxa.jp/index_j.html