会社を辞めて、こうなった。【第8話】 ストーカー被害に遭う。

2015.2.26 — Page 2/3

図書館で毎日・・

引越し先のハウスメイトがフラワーアレンジメントを専攻しているため、家にはいつも花があふれています。
引越し先のハウスメイトがフラワーアレンジメントを専攻しているため、家にはいつも花があふれています。

その日から毎日彼が図書館へ訪ねてくるようになりました。「ただ毎日君に会いにきているんだよ」と言われたりして、気味が悪いなと思うように。また「今図書館にいる?」とLINEが来て、スーパーで買い出し中だったので「居ません」と返したら「君がいるような気がして」とメッセージが。翌日には「実はあのメッセージを送る前に、君が他の男性と図書館で話しているのを見たからね」と言われました。図書館に行かない日があると「なぜ今日は図書館に来なかったの?」とLINEが。こ、怖い…、この人ずっと私のことを監視しているんだと思いました。

そこで「私はあなたには全く恋愛感情がありませんし、付き合いたいと思っているならもう連絡しないでください」とメールをすると(告白もされていないのに考えようによっては謎なメールですが…。でもそれぐらい怖かったのです)、「僕は君のことが好きだけど、ただの友達で良い。ただ自分のことをもっと知ってほしいだけだ」と返信。

「今後も絶対好きにはなりません」(英語が出来ないだけあって微妙な表現ができず、どストレート)と返信するも、「未来のことは君にもわからない」と。よくよく話を聞いていると、どうやらサンフランシスコで一番治安が悪い場所に住み、麻薬売買をしている友人もいるとか。これ以上関わると本当に危ないと図書館通いもヨガも諦め、LINEも返事しないようにしました(普通日本だったらここで終わりますよね)。

「今日はアンパンを食べたよ」

すると毎日一日に60件もメールが来るように。

「今日はアンパンを食べたよ」「君はこのメッセージを読んでいるのかな」「社長の娘がおかしい」「どうして返事をしないんだ!」「バーに来たよ」「どうか返事を返してくれ」「君は残酷だ!」「君の夢なんて叶いっこない」「君とセックスしたいわけじゃないよ。本当に君を助けたいだけなんだ!」(←あんた、それ絶対下心あるやろ)と。それが二週間ほど続いたころでしょうか「あまりに返事が無いので、君の家に行こうかと思っている」というメッセージが。

震え上がって、ヨガの先生にどうしたら良いのかと相談してみました。すると「ホームステイ先のご家族に相談したら、きっと力になってくれるわよ」とアドバイスが。ただし食事の時間が22時近くだったり、洗濯させてもらえなかったりとステイ先自体にも問題があったので、まず語学学校の先生に状況を説明してステイ先の問題は伝えないことにして、ただ男性が怖いので家を変わりたいとエージェントに伝えることにしました。

するとメッセージを受けたステイ先が激怒をして(どうやら、私のホームステイ代によって見込んでいた収入が入らなくなるかららしい)「あんたは自分ことしか考えていない! この家を危険に陥れた!」と、突然語学学校に行っている間に追い出されてしまったのです。負の連鎖…。その間もずっと男性からの膨大な数のメールが来るも返信せずにいると、「もう連絡はしません。今まで失礼なことをして申し訳ない。もう声もかけない。どうか勉強頑張ってください」とのメッセージが。

ほっと胸をなでおろし、すべてのゴタゴタが落ち着いて1か月ほど経った後、もう大丈夫だろうと図書館に行くと、その男性が!(ガーン)。