当てはまったら最悪…付き合うと彼女を不幸にする「男性の特徴」5つ

文・おおしまりえ — 2022.11.17
付き合っていると、お互いの空気が当たり前になりすぎて、ハタから見た時「それ変だよ」と思われることがあります。ちょっとしたことなら良いですが、中には男性の普段の振る舞いにダメ要素がつまっていることがあります。ではそれって一体どんなことなのでしょう。

私の彼氏って変? 隠れダメか判断する5つのポイント

ダメ 彼 夫 付き合ってはいけない 最悪 最低 不幸

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 197


恋愛していると、2人にとっての当たり前が実は周りから見ると変だったということがよくあります。
それがちょっとした生活スタイルや恋愛観の違いならかわいいのですが、なかには「それヤバくない?」と心配されるような男性のダメっぷりが隠れていることもあります。

しかし、当人である彼女は毎日そのダメっぷりと接しているから感覚が麻痺しており、なかなか気づけません。今回はそんな隠れダメ男の判断ポイントを5つご紹介します。

身内をいじって笑いを取る

「こいつ本当ドジでさー」なんて、明るくおどけて彼女をイジる彼が世の中にはけっこういます。笑いに変えられているんだからOKと彼らは思っているらしく、全く危機感を抱いていないのがこのタイプの特徴です。

「ドジ」くらいならまだ許せるかもしれませんが、なかには「バカ」「アホ」「デブ」といった明らかなディスりワードを使っているケースもあります。

不思議なもので、こうしたイジって笑いを取るタイプの人は、女性よりも圧倒的に男性が多いのです。おそらく、自分の立場の示し方として親しい人が自分より下に見えるような接し方をすることで、自分を示すというコミュニケーションを無意識に取っているのでしょう。
このタイプは、結婚すると、より身内イジりが強くなる傾向があります。だからこそ、付き合っている時点で気づき、改善に取り組むことが大切です。

収入で人に優劣をつける

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生きていれば収入差なんてものはどこにでもあるものです。そんな中でも、男性は収入差で自分の能力や価値を結びつける傾向が女性よりも強いと言われています。「稼ぐと偉い、稼がないと偉くない」といった、収入差によって優劣を激しくつけてしまうのがこのタイプです。

当たり前ですが、稼いでいる人はもちろんすごいです。しかし、偉いかどうかは別問題のはず。このタイプは恋人でも友達同士でも、収入の多い方が優位的(偉い)であり、物事の主導権を握る権利があるといった感覚を抱いています。

こうした価値観をもった男性と結婚すると、もれなく「稼いでいない方が家事で補填するべき」なんて言われてしまうかもしれません。
ちょっと古風なところが、普段付き合っている分には頼りがいのある男気っぽさに感じられるかもしれません。しかし収入で人や立場の優劣をつけすぎるのは、冷静に考えればいつか女性側が批判される危うさを持ち合わせているのです。

彼女が仕事で調子がいいと不機嫌になる

男性の中には、彼女が自分よりも仕事で活躍することを良しとしないタイプの人がいます。
このタイプは、良いとき(男性の仕事が好調なとき)には頼りがいのある男性像を感じるのですが、彼女が自分よりも好調だったり成果を出していたりすると、不機嫌になったり批判をしたりしてきます。

無意識に女性側の勢いを落とそうとしているのですが、タチが悪いのは、発言や態度に、「相手の足を引っ張りたい」という欲求があることに男性自身も気づいていないことです。

むしろ、「相手のために言ってあげている俺は正しい! 優しい!」くらいに思っています。本人の調子がよくて2人がラブラブな時はこうした足の引っ張り合いは起きません。しかし2人の調子に変化が起きると、途端に顔を表します。付き合う際には調子が良いときも悪いときの顔も見極めておきましょう。

借りたものを返さない

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借りパク行為って、学生時代はやっていた人もいたことでしょう。未熟ゆえの過ちですが、これが20代30代と立派な大人になっても頻繁にやっているようであれば話は別です。

借りたお金を返さない。借りたものを他の人に無断で又貸し。むしろ借りたことを忘れてしまう。こうした人とのやり取りに無頓着な男性(女性もそうですが)って、実は恋愛でもダメ要素が詰まっていることがよくあります。

借りたものを返さないということは、人からの好意に対して感謝や敬意の意識が薄いから起きるといえます。恋愛関係は好意で成り立っているようなモノですから、例えば彼女から何かしてもらったことなどにも男性側が無頓着になってしまう可能性があるのです。

これは価値観が反映された癖のようなものなので、指摘して直らないのであればどうこうできる問題ではありません。もしあなたの彼が借りパクをよくするタイプであれば、ちょっと要注意。彼女からの優しさをないがしろにする人かもしれません。

言葉と行動が伴わない

人はある程度矛盾する生き物です。でも、言っていることとやっていることが常に違ったり、口ばっかりだったりする男性が彼の場合、早くその矛盾に気づいておく必要があります。

なぜなら、成長には行動が何より大事だからです。理想に対する正しい行動を起こせないというのは、それだけで成長要素が薄くなっている状態と言えます。

例えば政治や不景気について常にグチグチ文句を言っているだけの人とか。
お金が無いと言いながらコンビニでの小さい無駄使いを常にしている人とか。
いつかビッグになりたいといいながらゴロゴロスマホゲームをしているとか。

こうした言葉と行動の不一致はなるべく小さい方がよいでしょう。そんな男性と人生を共に歩むことになったら、隣で見ていてイライラしてしまうかもしれません。本心や希望に沿った行動を起こさないことで、人の成長意欲は停滞するということは、覚えておきたいところです。

5つの隠れダメ要素をご紹介しました。「ダメ男」と聞くと借金や暴力など、わかりやすいものをイメージしがちです。ですが今回ご紹介したダメ要素を隠しもっている人は、彼女すらも気づかないうちにもっともっとダメっぷりを発揮するタイプばかりです。

“地味”とは言いましたが、それを放置して結婚すると不満や我慢がたまることは間違いありません。だからこそ、今の時点で彼を慎重に見定めていくことが大切なのです。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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