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触らないで!…仲良しカップルが突然「セックスレス」になる理由 #54

イラスト、文・おおしまりえ — 2020.2.4
彼のことは好きだけど、最近実はセックスレスで……。そんな、人に言えない悩みを抱えていませんか? レスにはマンネリからくるレスと、心の問題からくるレスの2つがあります。正直マンネリのレスは、努力でいろいろ対処できますが、心の問題は根深いもの。ではどうしたら良いのか。3つの実際のレスエピソードから考えてみます。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 54

仲良しなのに…ある日カップルがセックスレスになる理由

「仲は悪くないけど、最近シテない……」。あんまり大きな声で周りに相談できない、彼氏とのセックスレス問題。結婚していたり、子どもがいるわけじゃないし、大きな喧嘩をしたわけじゃないのに、いったいなぜ?

実は最近、セックスレスに陥るカップルは、普通の恋人同士にも増えているとか。そもそも日本人って、諸外国に比べてセックスがあっさりしている傾向があるのですが(回数が少なかったり、かける時間が短かったり)、それに加えてレスまで加速したら、これからどうしたらいいのでしょう?!

今日はセックスレス解決に向けて、実際あった3つのエピソードからヒントを探ってみたいと思います。

パターン1:彼氏を支えすぎてレスに……

3歳年下の彼氏を持つM子さん(28)。同棲して1年半、もうすぐ結婚しようねという話もポツポツ出始めた頃、2人はセックスレスになったそうです。もともとそんな頻繁にする関係でもなかったようですが、気づけば3か月もしていない。その後さり気なく話題を出しても彼には『そうね…』とはぐらかされ、浮気を疑っても痕跡は一切ない。

そんな関係が続き、結局レスをきっかけに2人は不仲になり、1年後に別れることになったそうです。M子さんが終わってみて感じた原因。それは、シンプルに男性のプライドだったそうです。

「別れ話の時、感情的になって私は彼に言ったんです。『お前のこと、幸せにするよ! みたいな気持ちはないの?』って。そしたら彼は『言いたいけど、現状俺より稼いでるんだから、幸せにはできてないでしょ』って言い返してきたんです」

M子さんは年上ということもあり、彼よりも年収が高く、生活費も多く出していたとか。この言葉を聞いた際、彼女はセックスも含めた関係性のなかで、彼の男としてのプライドを自分が傷つけていたことに初めて気づいたそうです。

パターン2:ある日突然彼氏に触れられるのが怖くなる

続いてご紹介するのは、ある日突然彼に触れられると「嫌悪感」にも似た感覚にさいなまれるようになった、E子さん(24)です。別に喧嘩をしたわけじゃないのに、謎の触れられるのが辛いモードになったE子さん。その原因はどこにあったのでしょうか。

「当時は彼に触れられると『なんか嫌だ』という気持ちになりました。本当に当時は理由が謎すぎて……でも別れて少ししてから、その理由がわかりました」

E子さんが彼の何を拒んでいたのか。それは「言葉による攻撃に心が疲れていた」からなのだとか。いったいどういうことかというと、E子さんの彼は、付き合っている最中、ちょっと強気な態度が多めのタイプだったとか。「こんなこともできないの?」「もっとこうしないとダメだよ」といった、強めなアドバイスは日常茶飯事。おっとりした彼女に対し「働く才能がないよ」とも口にしていたとか。

ひどすぎるー!! と筆者は思ったのですが、そんな彼の攻撃とも取れる言葉から身を守りたいE子さんは、無意識のうちにセックスを自然と拒むようになったようです。

パターン3:性欲はあるのに彼氏とはしたくない! だから浮気に走るように…

最後は、彼のことは好きなのに、なぜか彼とのセックスだけがダメになってしまったK子さん(29)の話です。

「私の彼は、10歳年上で、お父さんやお兄ちゃんみたいな、頼れる存在でした。でもある日、”頼れる彼氏”のはずが、突然本当の家族のように感じられて、彼とセックスするのだけが辛くなってしまったんです」

そう話すK子さん。実際セックスしたい気持ちはあっても、なんとなく彼氏とするのは嫌になり、結局こっそり浮気をしてしまったとか。「嫌いじゃない、むしろ好きなのに、彼は家族になりすぎて、結局そういう時も罪悪感というか、早く終わってーという気持ちが強くなり、別れることになりました」。そう話すK子さんの表情には、今も後悔の色がにじみます。

3つのエピソードに共通する”心の声”

男性側、女性側、それぞれが原因で起きたレスのお話をご紹介しました。男性のプライドが折れ、男性をセックスに向かわせなくなった。女性の心を無意識に傷つけ、女性がセックスできなくなった。そして、役割を求めすぎた結果、心が家族と錯覚しすぎて、セックスできなくなった。どれもよくある話ですが、ポイントは3つとも「仲の良さ」ではなく「心」にあります。

よくレスになると「シチュエーションを変えて興奮させよう!」なんて言いますが、いわゆるマンネリが引き起こすセックスレスは、実は少数。というか、マンネリでのレスは向き合い直したら克服できるので、厳密なレスとは言えません。シーンを変えて克服できるレスは、実はお互いの努力不足なのです。

それよりも、今回のような関係性のなかで心が傷ついてしまったり、彼を家族と誤って認識した結果、できなくなるレスのほうが重症です。

こうなった場合、シチュエーションを変えるなどする前に、まず自分と相手の関係性のなかで、どんな気持ちの変化が起き、そしていつからセックスできなくなったのか、1つずつ紐解き、そして心を癒やしていく必要があります。それは今日明日でできることではありませんし、片方の頑張りでうまくいく話でもありません。

この記事を読んでいる女子は、セックスレスに今悩み中の方かもしれません。その場合、まずは自分たちのレスが、マンネリによるものなのか、それとも関係性の中でどちらかが心に傷を負っていないか。ゆっくり振り返ってみましょう。

回復させるのは大変かもしれませんが、もし心を回復させ、1つ1つ関係性を見直すことができれば、2人の絆はこれを機により深まることになりますよ。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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