「人生最高のエッチだったけど…」アソコが大きい彼とのセックスで「気をつけるべきこと」

文・三松真由美 — 2023.11.30
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、エッチ大好きな28歳女性のお悩み。念願が叶い、相性最高の彼氏をみつけたものの…。三松先生が、アソコが大きい彼氏のいいところと注意したいことを教えてくれます!

歩美(28歳)、アソコが大きい彼氏をゲット。しかし痛い。リスクレスのセックスがしたいよう

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【レスなひとびと】vol. 224


歩美はエッチが大好き。学生時代に行ったローマで、ワンナイトしたイタリア人男性が忘れらんない。やっぱし、アソコが大きい男性って最高。カラダ中にいっぱい彼が存在するっていう感覚。子宮がビリビリ震える信じられないくらい気持ちいいエッチだったよ。
雲の上にスッパーンと放り投げられるようなオーガズムってやつ、初めて体験した。

だから、日本での彼氏選びにもアソコを重視した。顔よりアソコ。
大きくてカタくて、ちょっと上に反ってるひとがいいんだよね。中イキエッチしてくれるひと。
中イキさせてくれる彼氏ってなかなか巡り合わないもん。
歩美は最高のセックスには相性が大事ってことを自分で理解していた。

リヒトを見つけたのは、アプリを始めて2か月目のこと。色白でソフトな印象だから、まさかとは思ったけど。服を脱いで超びっくり。リヒトのアソコ、むっちゃ存在感ある! ズドンって射抜かれた感じ。

「えっ、リヒトくん、めちゃ大きくない?」

「よく言われるよん」

「こんなの、ちゃんとできるか不安だよ〜〜〜」

そう言いながらも、理想のアソコを前に、歩美はもうぐっしょり濡れていた。欲しい欲しい。

じゅるじゅるる。

「歩美、ここ感じてるでしょ」

リヒトは、長時間、歩美の股間をペロペロチュッチュ。なかなか挿れてくれない。前戯にもたっぷり時間をかける、花丸前戯の彼だけど、歩美はもう限界だった。
焦らし上手の男を待っていた。

「ねえ、早くして…」

息切れしながら懇願する歩美。リヒトはうれしそうに「じゃあ、いくぞ」と告げる。

グビっとリヒトが中に入ってくる。すごい圧迫感、入り口を申し訳なさそうにゆっくりと開きながら、ねじ込まれる。
「ああんん」
まさに求めてたのはこれ!!!

しかもちょっと上反り型で、超いい感じのところに当たる。もしかして、ローマでの彼より技術が上かも。

人生最上級のエッチパートナー、見つけちゃったよう。

もう限界、って思っても、リヒトはずんずん突いてくる。すんごい持久力。気持ちよさの限界突破。
中イキ3回。腰の力が抜けて無重力状態。
何がなんだかわかんなくなってくる。やっとリヒトもフィニッシュ。

「はあ、よすぎて意識飛ぶかと思った。腰の骨がなくなったみたいに気持ちいい」

歩美が漏らした素直な感想。すると彼も。

「俺、こんなに気持ちよかったのは初めてーー」

心地よい疲労感のなかで、ピロートークは続く。

しかし2回戦したあと、腟に痛みが出始めた。
まさかの出血。

「リヒトくん、エッチ上手って言われるでしょ。でも何回もすると痛いかも…」

「え、痛い? 俺のここ、結構困ることもあるんだ。コンビニのトイレとか。座ってトイレすることあるじゃん。そうすると、先っちょが便器のなかについちゃってさ。それでバイキンが入って、炎症しちゃったことあるし」

「えっ、そうなの?」

リヒトとは、絶対付き合って、中イキエッチしまくりたいと思っていた歩美。でも、こんな裂けて痛くなったり、病気をうつされるのだけは勘弁。エッチの相性最高だけど、付き合ってもいいのか。


【三松さんからのコメント】

ペニくんが大きい彼氏、いいことばかりではないですよ。女性側が慣れてないと、怖いし、痛いし、うまくできなかったりするし…。それが原因で別れちゃったカップルから何組も、悲しいお話聞いてます。

でも、歩美さんにとっては、これ以上ない魅力なんですよね。
痛みが出ない工夫を考えるしかないか。ルールってやつ。
1回戦ポッキリで終わる。
ピストン運動は35回まで。
ローションを必ず使用する。
彼女が痛くて背中を叩いたらすぐ抜く。
などなど。

リヒトくんは、せっかくのアピールポイントがウィークポイントにならないようにペニケアしなくちゃですね。
病気になりやすいなら、こまめに病院に行って検査を。「検査してオールクリアだよ。検査結果の表見る?」と一緒に伝えたり。

どんなエッチも、リスクレスはありえません。子宮頸がんの原因になるHPVウイルスだって、エッチで感染する。粘膜が傷ついたら、いろんな婦人科系疾患につながる。

せっかく出会えた、ベストパートナー。セックスリスク、病気感染の話もしっかりして、思いっきりエンジョイできるとよいですね。

「彼氏にするなら、顔より稼ぎ力よりアソコ! と断言する女性はセックスの本質を見抜いていて素敵。彼の欠点も快楽セックスで気にならなくなるもん。でもリスクレスセックスは意識してね」


新刊『アンダー40 ―どうする結婚』 原作:三松真由美 画:こまだまこ(小学館)
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三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。


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