【ドアの音で目がパチリ】忘年会で深夜帰宅の家族に起こされると風邪になる!?
【小林麻利子の美人の作り方】vol. 88
真夜中に起こされていませんか?
深夜に帰宅する夫や子ども。その物音に何度か起こされたことがある方は多いのではないでしょうか? 最近風邪や肌荒れに悩んでいる方は、季節の問題だけでなく、こうした深夜に起こされる習慣が原因かもしれません。今回は、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、その原因と対策をご紹介します。
起こされると、「体・美容・心」へ大きな悪影響が!
風邪をひきやすくなる、風邪が治りにくい
寝ているときに、物音などで睡眠を妨害されると、神経免疫や液体免疫の機能が低下することが分かっています。体内に入った細菌やウイルスと戦うのは、深夜の深い睡眠時。しかし、その戦ってくれている時間に起こされてしまうと、戦いは一時停止。そのせいでどんどん菌に侵されてしまい、風邪へと発展したり、風邪の治りが悪くなることも。
肌荒れの治りが悪い、化粧ノリが悪い
途中で起こされると、成長ホルモンの分泌が低下することが分かっています。そのため、お肌の細胞分裂がきちんとされずに、翌朝の化粧ノリが悪かったり、肌荒れへと発展したりと美容の面でもマイナスに働いてしまいます。
嫌な記憶が消されず、心の憂鬱感やイライラが残る
寝始めてから始めの3時間以内は、深い睡眠であるノンレム睡眠(4段階ある中でも最も深い4ステージや3ステージ)が出現しますが、この深いノンレム睡眠には、嫌な記憶を削除してくれる役割があります。しかし、その間に起こされてしまうと深い睡眠が途中で遮断されてしまうため、前日に起こった嫌な出来事の記憶が残り、憂鬱感やイライラ感を感じることもあります。
先に寝る人、深夜帰宅の人それぞれの対策をする必要あり!
先に寝る人の対策
まずは家族の帰宅時の音が聞こえないように、対策をする必要があります。着替えのごそごそ音で起こされるのであれば、事前に着替えを用意してあげたり、睡眠時に使える耳栓を使うのも良いでしょう。
また、ちょっとやそっとの音では起きないよう、寝入り後に必ず深い睡眠に入ることが重要です。15時以降はうたた寝はしない、40度の湯舟に15分前後浸かって、冬なら就寝30分~1時間前には上がるようにする、就寝15~30分前に、”うっとり” とリラックスする、午前中に太陽を浴びて、昼間は体と脳を活動させる、など対策をして、深夜帰宅の家族の物音に起こされないほどの深い睡眠を得ましょう。
深夜帰宅の人の対策
深夜帰宅の人は、まずは帰宅時の音が聞こえないように細心の注意を払って家に入ります。「ただいま」も厳禁。声も物音も絶対に立てないよう気を付けてください。また、既に寝ている人と寝室が同室である場合は、寝室の扉を開ける際に廊下の光が寝室内に入らないよう、廊下の電気は必ず切って入るようにしましょう。1つのベッドで寝ているのであれば、本来なら体動が伝わらないマットレスを用意するのがベスト。なければそのマットレスを用意するか、別のベッドを新調することも視野に入れてください。それくらい、途中で起こしてしまうことは、すでに寝ている人にとってはリスクであるということを忘れてはなりません。
睡眠中に起こされることは日常的で問題ないとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、起こされることは「命を削られていること」と同じ。ずっと健康的に生きていくためにはとても重要なことです。12月は忘年会シーズンで、旦那様の帰宅が遅くなる時期ですので、ぜひご家族で共有し、よい眠りを手に入れてくださいね。
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