犬山紙子の夜更けの女子トーーーク vol.1 同級生の結婚

2014.5.16
タレント・イラストレーターの犬山紙子が送る連載「夜更けの女子トーク」。今週のテーマは同級生の結婚式です。大して仲良くなかった同級生から結婚式に呼ばれたら、あなたなら行きますか? 人の幸せを素直に祝福できない、ご祝儀を払うのが嫌だ…なんて、ケチで意地悪な自分に嫌気がさしたりもしてしまいますね。でも断ってOKなのでは?だって…

”夜更けの女子トーク”に登場するのは、職業や価値観もそれぞれ違う、個性豊かな4人のアラサー女子たち。仕事にも一段落がついた夜更け、4人がグループLINEで本音炸裂の女子トークを繰り広げます。

テーマ:同級生の結婚

犬山さん連載1(2) さて、ここではアラサー女4人のガールズトークをするわけですが、今回のテーマは“親しくない人の結婚式に招待されたら?”です。2次会じゃなくて、結婚式。友人達の中に親しい人がいるわけでもない、結婚式…。招待する側の気持ちを考えると「人数合わせ」の文字が頭をかすめるこの案件。心がキレイなことがお金になるぐらいの善人じゃないとモヤりますよね。もちろん断っちゃえばいいと思います。だって、心がキレイな牧師さんですら、見知らぬ人を祝う結婚式でギャラもらってるわけですから、凡人の私たちが何故ご祝儀払って、よく知らない人をお祝いするんだって話です。

でも「人の幸せを祝いたくないだなんて私はひどいのかな」「私ケチなのかな」という良い自分の意見に少し苦しめられたりもするんですよね。これが結構厄介なわけですが、そんな時は、その分のお金で親孝行とかすると良い自分が満たされるし、よっぽど有意義なお金の使い方なんではないでしょーか。

それでもしんどい場合は「あの子、私の幸せを妬んでる~」て思われるのが嫌な時。ちょっとした被害妄想なわけですが、「独女は既婚女性を妬んでる」というイメージを世間に植え付けられてますからね、こう思っちゃうのもしょうがないんですよね。世間は女同士のドロドロ大好きですからねえ、そっちのほうがおもしろいのでしょう。でも、そんな妬まないから! 私も「妬んでねーよ!」って何度叫びそうになったことか…。でも、そんな呪いに影響されるのも癪ですし「嫌なことに嫌って言ってるだけ」と思って、このモヤりがちな世の中を強くやっていけたらいいなあと思うのです。

(vol.20までは、anan#1880-18879に掲載されたバックナンバーをもとに再編集しています)


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四人整列画像
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PROFILE
1981年生まれのイラストエッセイスト。美女達のトホホネタをまとめたエッセイ「負け美女」(マガジンハウス刊)、峰なゆかとの対談本「邪道モテ!」(宝島社刊)をはじめ「街コンのホントのところ」(新人物往来社刊)、「嫌われ女子50」(ベストセラーズ)、「高学歴男はなぜモテないのか」 (扶桑社新書)などが好評発売中。TBS「内村とザワつく夜」レギュラーなど、テレビやラジオなどでも活躍。最新刊は瀧波ユカリとの共著「女は笑顔で殴りあう〜マウンティング女子の実態〜」(筑摩書房)