岩間 歩

シフト勤務のヘトヘト女子に。入眠力を上げて疲れをオフする方法|メンタルケアで、いい女。#19

2017.3.2
“こころケア” プランナーの岩間歩による、メンタルケア連載。溜まったこころの疲れを一気に癒すのは難しいけれど、日常的にケアすることでだんだん楽になっていく。今日からできるメンタルケア、始めませんか。多様な働きかたがある昨今。不規則な働きかたのなかで、少しでも疲れをオフしてこころも体も整えるために必要なこととは?

不規則勤務で心身のバランスが崩れがちに。

【メンタルケアで、いい女】vol. 19

24時間体制の世のなか、日中に固定の時間で勤務する人もいれば、シフト制で働く人もいますよね。シフト制での勤務は、自律神経のバランスを崩しやすく、こころにも体にも不調を抱える人が多いのです。特に、深夜からの勤務、早朝からの勤務、深夜までの勤務など夜をまたいだ勤務パターンは体の負担も大きいはず。

「寝る時間も起きる時間も食事の時間もいつもバラバラ。フライトが無い日も寝付きが悪くて、不眠な日が続いてる。三半規管が狂っていて目眩がひどいし、メンタル的にもしんどい」と話すのは航空会社に務めるキャビンアテンダントの友人。

昼夜逆転生活が続いたり、生活のリズムが整わないと、こころも体もストレスを抱えて至るところに不調が出始めます。ストレスによって、三半規管の機能が低下することも。自分のこころと体が何よりも1番大切。それ以上に大切なものなんて、ありません。とはいえ、すぐに仕事を辞めるなんてこともできないのが現実。少しでも負担を軽減するには何が効果的なのでしょうか。

体内リズムが崩れているかも。

不規則な生活のなかで、睡眠不足が大きなストレスになっている可能性があります。私たちの体は、日が出ている間は目が覚めて、夜暗くなったら眠るようにできているといわれています。なので、その通りの生活ができないと、体内リズムがバランスを崩し、こころにも体にも負担になりストレスが溜まってしまいがち。特に、睡眠が不足すると脳の働きだけでなく、ホルモンバランスや自立神経にも影響が出て、心身ともにストレスフル状態になりやすいといわれています。

入眠しやすくなるように工夫してみる

寝る時間や起きる時間が不規則な生活の場合、いざ寝ようと思った時に眠れないケースが多くあるかと思います。体は疲れているはずなのに眠れない…という状態は入眠障害を招くこともあり、睡眠の質を下げることに。

深夜勤務から徹夜明けで帰る場合には、地下道を通ったり、サングラスを着用するなどして日の光を感じないように工夫することがおすすめ。日の光を受けると、体が朝を認識して覚醒モードになってしまうので、眠る時も部屋を真っ暗にして眠ると良いでしょう。眠る前のスマホ使用も控えた方が得策。体温が上がってくる前、なるべく朝に近い時間に眠りに就くことが良質な睡眠には大切です。また、夜から勤務の日には、夕方に仮眠を取ることも効果的なのだそう。

一度不眠のサイクルに陥ってしまうと、なかなか抜け出すことが難しいですよね。眠れなくても、目を閉じて体を休めるだけでも疲労回復効果があるそうなので、「眠くならない…」そんな時にも横になって体を休めましょうね。

日常からできるこころケア

徹夜明けには、サングラス着用で光を遮断して入眠をスムーズに。