岩間 歩

ついしちゃうけど肌ボロ……。昼夜逆転生活を卒業できるカンタンな方法。メンタルケアで、いい女。#8

2017.1.11
“こころケア” プランナーの岩間歩による、メンタルケア連載。溜まったこころの疲れを一気に癒すのは難しいけれど、日常的にケアすることでだんだん楽になっていく。今日からできるメンタルケア、始めませんか。今回は、一度陥ってしまった昼夜逆転生活を脱せずに、自己嫌悪になるのを避ける方法を伝授します。

脱したいのに、脱せない自分を責めてしまう…

つい、遅くまで……。
つい、遅くまで……。

【メンタルケアで、いい女】vol. 8

デキる人の代名詞といえば、朝型生活。朝の時間を有効活用して余裕を持って1日を始めたい。自分も生活リズムを整えたい。ついでに夜更かしでボロボロになった肌ともおさらばしたい。そう思っていても、なかなか朝早くは起きれないし、夜はすんなり眠れない。朝型生活にシフトする!と宣言してもいつも三日坊主……。

「朝型生活の彼氏を横目に、自分はどうしてできないんだろう…と落ち込んでしまい、よく考えると生活リズム以外にも自分は意思が弱いと芋づる式にネガティブループに。そんなこんなで彼と一緒にいることすら辛くなった」というAちゃん。

朝型彼氏はいなくても、昼夜逆転生活を志すものの、すぐにドロップアウト…そんな自分に自己嫌悪、という方も多いのではないでしょうか? 昼夜逆転生活から抜け出せないのは、あなたの意思の弱さではなく、ホルモンサイクルを活用できていないだけかも。ホルモンを上手に使って昼夜逆転生活を克服!自己嫌悪とボロボロ肌から卒業しましょう!

ホルモンサイクルって?

メラトニン分泌を妨げないように。
メラトニン分泌を妨げないように。

私たちの体は、朝明るくなると目が覚めて、暗くなると眠くなるという仕組みになっています。眠くなるのは、睡眠ホルモンであるメラトニンという物質が分泌されるからと言われています。このメラトニンこそが、昼夜逆転生活を抜け出す要となり得るのです!

メラトニンは、わたし達が朝起きてから14時間〜16時間ほどで分泌される仕組みだそう。そして、メラトニンが分泌しだすと眠気を感じて深い眠りに入れるのです。でも、今の時代には夜中まで電気で明るく、スマホからも明るい光が放たれています。メラトニンは光に敏感のようで、電気やブルーライトで分泌サイクルが狂いやすくなってしまう可能性があります。

メラトニンをスムーズに分泌させるが鍵

朝日を浴びて夜型を脱出!
朝日を浴びて夜型を脱出!

そんなメラトニンの分泌サイクルを整えるには、朝は日の光を浴びることと、夜は光の刺激になるべく触れないことがおすすめ。

朝、太陽の光を浴びるとセロトニンという物質が作られ、日が落ちるとそのセロトニンをもとに、メラトニンが合成されると言われます。そして、日の光を浴びることで体が朝を認識し、その時点から14時間〜16時間後にメラトニンの分泌が始まる仕組みだとか。なので、しっかりと日の光を浴びることが重要といえるでしょう。地下勤務などでなかなか朝太陽の光を浴びない人は、朝起きてから窓際で日の光を浴びるといいかもしれません。

また、明るい光はメラトニン分泌にストップをかけてしまう恐れがあります。就寝前には灯りを間接照明に切り替えたり、パソコンやテレビの見過ぎは控えましょう。スマホの使用も控えた方がいいですが、「でも大好きな彼とLINEしたい…!」なんて人は、スマホの液晶画面の明かりを最小にして使用することがおすすめ。

メラトニンを味方につけ、すっきりした朝型生活を手に入れて、鬱々とした自己嫌悪とはおさらばしましょう!

日常からできるこころケア

寝る前には、スマホの液晶画面の明かりを最小にして使用しましょう♪