角 佑宇子

夏服を秋まで着回し! スタイリスト直伝「万能ワンピでつくる大人の初秋コーデ」

2022.9.3
朝晩の涼しい風にすっかり気分は秋モード。とはいえ、日によっては真夏日にもなったりするのでまだまだ夏服をしまうには早い時期ですよね。このような季節の変わり目は、上手にアイテム同士を組み合わせるのがオシャレを成功させるカギ! 今回は、夏のワンピースを活かした秋に似合うコーディネイトテクニックをご紹介します。

夏のティアードワンピにはジャケットを羽織る

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夏のワンピースといえば今や代表的なのはノースリーブのティアードワンピース。シンプルなデザイン、かつ楽な着心地なので一枚持っていると重宝しますよね。しかし、これこそ真夏以外は着られません! といったイメージがあるワンピース。ですが、意外とダブルジャケットを羽織ると夏から一気に秋っぽさ増し増しの装いになります。

ポイントは羽織りもの、インナー、靴、バッグを秋らしいアイテムに切り替えることです。ダブルジャケットはできればブラウンやネイビーなどシックな色合いのものを選びましょう。靴、バッグも黒やブラウン系で揃えるといっそう秋らしさを感じます。

また、細かい部分ですがインナーを重ねるのも大切です。とくにワンピースがVネックの場合、胸元が開いていると夏らしい涼しげな印象が強くなるので下にタンクトップやキャミソールを仕込んで「涼しい」「爽やか」といったイメージをなくします。すると全身がどことなく秋っぽさのある装いに。

夏色の花柄ワンピはざっくりニットカーデでまったり秋モード

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鮮やかなイエローをはじめとした明るい色の花柄ワンピースもまた、いかにも夏! といった印象を受けます。ですが、花柄ワンピースは比較的オールシーズンに活用できるので、着こなし次第では秋と言わずに冬まで使えます。上手に季節をシフトさせるには、色の組み合わせ方に着目をすると良いでしょう。

例えば、イエローのワンピースにブルーや白の小物を揃えると雰囲気が春夏っぽくなります。反対に秋冬モードにしたいときはブラウン、ベージュ、モカ、オリーブといったナチュラルカラーを合わせるとそれらしくなります。

なので、夏のワンピースは温かみのあるベージュやブラウン系のニットカーディガンを組み合わせると良いですね。ワンピースの色がイエロー以外の場合は、そのワンピースの服地の色と同系色でワンピースより濃く落ち着いた色のニットカーディガンを合わせるとなじみが良くなりますのでご参考までに。

なお、肌見せは極力少なくするほうが秋らしくなるので、インナーにトレンドのハイネックシアートップスを仕込むのもおすすめです。靴はサンダルからロングブーツに切り替えて。

晩夏・初秋の短い期間も工夫を凝らして思う存分楽しむ!

ファッションにおいて悩める時期といえば、やっぱり春夏・秋冬の季節の変わり目ですよね。何を着れば良いのかつい悩んでしまいます。ですが、そう長くはないこの季節の変わり目だからこそ、楽しめるオシャレもあるというもの。とくに夏終わりから初秋にかけては、色と色をかけ合わせた配色コーデがもっとも楽しい時期です。ぜひ、ご自身が輝く着こなしを探求してみてくださいね。