角 佑宇子

白服の汗染み・黄ばみ対策! 面倒くさくない「簡単お手入れ」方法

2019.6.30
眩しい日差しに白い服が似合う季節の夏。でも、この時期って汗染みによる黄ばみが残らないか、洋服の取り扱いに注意が必要ですよね。とくに脇に黄ばみが残るとオシャレな装いも一気に台無しに……。今回は、お手軽で簡単にできる汗染み・黄ばみ対策のお手入れ方法をご紹介します。

帰宅したらまず、すべきこと

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頑固な黄ばみを作らないためにも毎回のお手入れで、ちょっとしたひと手間を加えることが大切です。まず服を着るときには、基本ではありますが、脇汗によるシミを作らないためにもインナーや脇汗を吸収してくれる専用パッドを仕込んで衣服に汗がつかないように気をつけましょう。

そして帰宅後は40度ほどのお湯でつけ置きをして、皮脂よごれをさっと落としておくと良いですね。できれば帰宅後はすぐに洗濯をしたいところですが、お洗濯は2日に1回という場合は、すぐにお洗濯ができないので軽くつけ置き洗いをしておくだけでOK。

大変! 黄ばんじゃったら?

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気をつけてお手入れをしても、洗濯で取りきれなかった汚れが原因で黄ばみが生まれてしまうことがありますよね。黄ばみを落とす基本の漂白剤は塩素系と酸素系に2タイプにわかれます。簡単に言えば、塩素系漂白剤は漂白作用が高いため、白い洋服でかつ綿、麻、アクリル、ポリエステル素材にしか使用できません。それ以外の色柄もの、天然素材は酸素系漂白剤を使用します。

最近、手軽に黄ばみを落とせるアイテムとして注目されているのが「セスキ炭酸ソーダ」というアルカリ剤です。セスキ炭酸ソーダは入浴剤に使用されている成分ということで従来の漂白剤に比べてとても環境に優しく、黄ばみ落とし以外にもキッチンの油汚れにも対応できるためぜひ活用してみてくださいね。

セスキ炭酸ソーダスプレーでの黄ばみ落とし

材料
・セスキ炭酸ソーダ5g(小さじ1杯分)
・水500ml
・スプレーボトル

セスキ炭酸ソーダと水を混ぜ合わせたものをスプレーボトルに入れて、黄ばんでいる箇所に散布します。そして、そのまま15分ほど放置した後に、ぬるま湯で軽くもみ洗いをして再度スプレーをかけます。その後は洗い流さずに洗濯機へ。皮脂汚れが原因の黄ばみはセスキ炭酸ソーダと相性がよく、濃いめについた黄ばみにも効果がありますので一度試してみる価値あり!

少しの手間でお手入れ完璧に!

簡単に、手軽にと言ってもお手入れを全く意識しなかった方にとっては、こういうひと手間がすでに面倒ではありますよね。しかし、買ったお洋服を大切に扱うことも節約やエコ活動の一環と捉えてみてはどうでしょう?

ケアを怠るほどに、お洋服の寿命も早まってしまいますので夏の間だけでも黄ばみや汗染み対策だけはしっかり忘れずに行なってください。習慣づけができれば、面倒さもなくなるのでぜひ意識して取り入れてみて。