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志村 昌美

ドラえもん、ONE PIECE…NYの女性たちがいま絶賛する日本アニメとは?

2019.5.11
いよいよ始まった令和の時代も、女性たちのさらなる活躍が期待されているところ。そんななか、NYで注目されているのは、映画『スケート・キッチン』に出演しているガールズスケートクルーです。そこで、来日中の彼女たちを直撃してきました! 登場するのは……。

アジャニ&カブリーナ&ジュールス&ブレン!

【映画、ときどき私】 vol. 228

現在、彼女たちが所属しているのは、映画のタイトルと同じ「スケート・キッチン」。20~25歳の女子7人で構成されているNYで話題のユニットです。

今回、公開に合わせて来日したのは、写真左から、アジャニ・ラッセル、カブリーナ・アダムズ 、そして双子のジュールス・ロレンゾと、ブレン・ロレンゾの4名。主人公のカミーユが出会う仲間役を演じた彼女たちによる、劇中さながらの仲良しガールズトークにお邪魔させてもらいました。

ステレオタイプのイメージを壊したかった

―まず、みなさんはいつからスケートボードを始めているのですか?

ジュールス、ブレン 私たちは11歳から。

カブリーナ 私は12歳。

アジャニ 彼女たちに比べると私はわりと最近始めたほうよ。

―「スケート・キッチン」というのは少し変わった名前ですが、由来を教えてください。

ブレン 実は、女の子がスケートしている動画に、男の子から「女は台所にいろ!」みたいなコメントがたくさんあったの。つまり、「女性といったらキッチンで料理するもの」といったステレオタイプなイメージがいまもあるということ。そういう固定概念を壊すためにも、うまく利用して名前にしたのよ!

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―今回、初めての映画出演を経験してみていかがでしたか?

ブレン 2017年の夏に37日間かけて撮影したんだけど、現場ではほとんど友達と一緒だったから、緊張せずに和やかなムードで挑むことができたわ。

―ドキュメンタリーのようなリアルさもありましたが、劇中のセリフや詳細などはどのように決めていきましたか?

ジュールス まずは監督に私たちの経験やスケートのことを話したの。そのあとに、それらの話をもとに監督がまとめて脚本を作っていったのよ。その過程では、本物であるかどうかのチェックを私たちがしたりもしたから、よりコラボして完成させたという感じかな。

―映画のなかでは、男子との対立などもありましたが、普段のスケートパークの様子でも同じようなことが起きていますか?

ジュールス 映画ではちょっと大げさに描いているところもあるわ。だって、実際はけっこうサポートしてくれる男子もいるからね。

映画には私たちの日常が詰まっている

―エピソードには、みなさんの経験を反映しているところもありましたか?

アジャニ 恋愛に関する男の子とのエピソードは作り話だけど、ほとんどは実際の話だったわね。

カブリーナ そうそう、ストーリーとして作られた部分もあるけど、日常生活の部分に関しては、私たちが普段遊んでいる雰囲気から得たエッセンスが取り入れられているわ。

―現場ではハプニングなどはなかったですか?

ブレン それは特になかったかな。映画のカミーユみたいに家出するようなこともなかったしね。

―女子にとっては、みなさんの個性的なファッションにも注目ですが、どのようにコーディネイトしていましたか?

ジュールス 今日も私服だけど、映画でも大半は自分たちの服を着ていたのよ。でも、現場にはスタイリストさんもいたから、彼女に自分の服を渡して、そのなかでコーディネイトしてもらったりもしたわ。

―劇中で好きなシーンがあれば教えてください。

カブリーナ 私はカミーユが夜にミッドタウンで男の子たちとスケートしているシーンが好き。今回、私はカメラマンの後ろから自分でも撮影をしていたんだけど、ミッドタウンでの撮影の日だけは早く帰らないといけなくて、見ることができなかったの。だから、映画が完成したときに初めて見られてうれしかったというのも理由のひとつ。

アジャニ 私はカーニバルで綿あめを食べているシーンがお気に入りよ。

東京、京都、沖縄を走ってみたい

―では、オススメのNYのスポットを教えてください。

ジュールス スケートをするなら、すごく広くて楽しいのはチェルシー。それから、クーパーというスケートパークもクールよ。あとは映画の中でもメインで使われているLES のスケートパークはNYでも一番有名だけど、うまい人が多いし、いつも人でいっぱいなの。

―日本でも走ってみたい場所はありますか?

ジュールス 難しいかもしれないけど、路上を走ってみたいわ! あと、また行きたいのは駒沢公園のスケートパーク。それから、京都もいいわよね。

アジャニ 私は沖縄に行ってみたいな。

―スケートと出会って一番変わったことは何ですか?

アジャニ まずは移動が速くなったことかな(笑)。

カブリーナ うまく説明できないけど、人生に足りないものを補ってくれて、違うものにしてくれたこと。

ジュールス 私は一緒に遊んでいる子たちはスケートを通して知り合ったから、そういう最高の出会いがあったことね。

アジャニ あと、NYでは女の子が夜に1人で歩くのは危ないときもあるんだけど、スケートがあれば逃げられるし、最悪の場合には武器としても使えるよね(笑)。そういう安心感も増えたと思う。

―では、映画に出演してから得たものはありますか?

ブレン 数々の国を旅行することができたし、素敵な人たちとも出会えたこと。やっぱり、自分たちとは違ういろんなガールズスケーターたちと知り合えたことは大きいと思うわ。

カブリーナ 私も新しい人たちとの出会い。それから、新しい機会にも恵まれたことよ。

影響を受けている人物とは?

―これからみなさんに憧れて影響を受ける女子も増えると思いますが、みなさんが影響を受けたかたはいますか? 

ブレン 私はお母さん。彼女はすごく強いし、いつも私とジュールスをサポートして、やりたいことを応援してくれているから。私にとっては、おばあちゃんとともに尊敬できる存在よ。

アジャニ いま私はアートスクールに通っていて、そこでいろいろな人とコラボすることもあるのだけど、そのなかで出会った女性のアーティストたちにはすごく触発されているの。彼女たちはさまざまな苦難を乗り越えてもいるし、考え方もオープンだから、周りにいる友達からは影響を受けているわね。あと、ラッパーのジャングルプッシーも好き!

カブリーナ 私はシンガーソングライターのキング・プリンセス。

ジュールス  私が影響を受けているのは、作曲家で劇作家で俳優でもあるリン=マニュエル・ミランダ。それから「マイ・ケミカル・ロマンス」というロックバンドのジェラルド・ウェイよ。

―もし、日本人のアーティストやキャラクターで好きなものがあれば教えてください。

ブレン まずはハローキティ。それから村上隆さんも好きよ。

アジャニ 私は『ONE PIECE』のトニートニー・チョッパー。『BLEACH』も最高よね!

カブリーナ 私が好きなのは、『ドラえもん』と『ドラゴンボール』。

ジュールス 私も『ONE PIECE』は好きだけど、『HUNTER×HUNTER』とかもいいよね。それと、ぐでたまが最高で大好きなの! すごく怠け者でずっと寝てるところがかわいいわよね。

アジャニ わかる! 私もぐでたまはすっごく好き!

カブリーナ それから『花より男子』も面白いよね。

ジュールス あと、ホラー漫画家の伊藤潤二さんの作品もアメイジングなのよ!

アジャニ そうそう! とにかくすごいよね。

性別にとらわれずやりたいことをやるべき

―日本の文化にも興味を持ってもらえてうれしい限りです。それでは最後に、日本の女性たちに向けてのメッセージもお願いします!

ブレン 女性たちに伝えたいのは、スケートじゃなくても性別に関係なく、女性だからと引き下がらずに、自分のやりたいことは前に出て挑戦するべきということね。

ジュールス あとは、自分と他人を比べないこと。そして、いつも自分を愛することも忘れないで欲しいわ。

インタビューを終えてみて……。

大人っぽい雰囲気がありつつも、日本のアニメやキャラクターの話になると子どものようなはしゃぎっぷりを見せる彼女たち。そんなクールでキュートな様子に魅了されました。才能に溢れ、個性豊かな女子が揃う「スケート・キッチン」の今後ますますの飛躍に期待です!

ガールズパワーから勇気をもらう!

スケートボードという男社会のなかでも、自分らしく生きようと立ち向かう7人の女子たち。友情や恋愛、親子関係などに悩みつつも、自らの手で新たな世界を切り開こうとする姿に背中を押されるはず。困難を前にしても立ち止まることなく、自分の目標に向かって走り出してみては?

ストーリー

ニューヨーク郊外に暮らす内気な女の子カミーユ。スケートボードに熱中していたが、母親から止められ、関係が悪化してしまう。そんななか、女の子たちだけのスケートクルー「ストリート・キッチン」と出会い、カミーユは一員となる。

どんどんスケートにのめり込んでいくカミーユは、謎のスケートボーダー男子に惹かれ始めていた。しかし、それよって新たな問題が起きてしまうことに……。

躍動感に溢れる予告編はこちら!

作品情報

『スケート・キッチン』
5月10日(金)より渋谷シネクイントほかロードショー
配給:パルコ
©2017 Skate Girl Film LLC.
http://skatekitchen.jp/


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