【衝撃の死亡説!】小阪由佳が世の中に出てしまってごめんなさい

2016.7.27
多くの誹謗中傷によりブログをやめた筆者・小阪。絶望のどん底といえる日々を送る彼女に、さらなる衝撃的事実が起きる。

【グラドルから保育園へ】vol. 15

沈黙を選んだ私に衝撃ワードが刺さる

少し遡って、保育の道に進むきっかけになった私のなかでの事件を語ろうと思う。

多くのバッシングを受けて陥った、うつ病生活が続くなか、これ以上誰かに迷惑をかけてはいけないと、ブログも遮断した。親友は、まだまだ足りないと吠えていたが、もう無理。私は何もいらない。築きあげてきた地位も名誉も今となっては邪魔なだけ。こんなものが無ければもう少しまともな人生を歩めたかもしれないのに。本当に迷惑ばかりかけて、こんな私なんかが一瞬でも世の中にでてしまってごめんなさい。もう消えますから、どうか私のことなんて忘れてください。そんなことばかり呟く日々が続いた。

しかし、こんなことを言いながら、自分が忘れられていく恐怖も同時に背負っていたみたい。だからね、ネットの検索ワードに、新たな言葉がでてきた時は、驚き、喪失感がやってきた。

「小阪由佳死亡」。

こんな検索ワードが一番上にくるようなっていて。失意?失望?この、もう全て最初から間違っていたことに気づかされた瞬間の感情を、なんて言うんだっけ。(笑) 私はね、もう生きられないと思ったの。だって私死んだことにされちゃったから。

「あれぇ? 私は、ここにいますよぉ?」。
自分がどこにいるかもわからなくて、私は自分を否定し生きてきたけれど、いざこの世から居なくなったことにされると、わたしは本能的に自分の存在を確認しようと必死になった。でもどうやって?どこに進めば私はこの世にいることを実感できるのだろうか? この悲しみを親友に話そうとしたが、親友は最近、これ以上太ろうともせず、ブログを遮断した私に呆れて口を開けば厳しいことばかり。

弱い言葉を吐けば、「ほら。言う通りにしないから」と、何を言われるかわかったもんじゃない。想像しただけで恐ろしかった。家族にも話せないし、ほかに友達なんていないし。そうなってくると、行きつく最後の望みはここか。

“人の為” なんて結局 “偽り” なんだ

わたしは、拒まれる恐れの気持ちをぐっと抑えて、その頃 “一応” 付き合っていた彼氏に自分の本音を打ち明けた。私は昔から自分の本音を打ち明けることが苦手だった。どうしてかはかわからないが、物心ついた時から人の目ばかり気にする性格で、今の自分からは想像もつかないくらいネガティヴ思考だった。いつも人に気を遣って、言い訳するように「これは人の為だから」とか言っちゃって。

でもさ、人の為って、結局は全部自分ためでさ、現に、人の為って漢字で書いた時、そこから、“の” を抜いて読むと、「偽」って文字になるんだよね。人の為なんて綺麗な表現で落とし込んでも、その思いは結局偽物。私はいつもみえない何かに恐れて、小さい頃からずっと、親に、友達に、恋人に全ての人にいい顔ばかりして、自分の声なんて聞かせていなかったんだ。

それは「どうせ私になんて興味ないでしょ?」なんてドライな部分もあったけど、何よりも、興味を持たれないことの恐れ、拒まれ否定される恐れに毎日怯えていたんだと、今ならはっきりわかる。だから、私は、“小阪由佳死亡説” がネットで流れて、自分の気持ちを打ち明けられる相手を探していた時は、よっぽどというか、とにかくもう限界だったんだよね。本音を語って、受け入れてもらえないと、もう私は生きていく気力を保てないと思ったんだ。


Information

https://mobile.twitter.com/kosaka_revival


こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。